(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業

 東京都港区愛宕で計画されている「(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業」の環境影響調査計画書の縦覧が開始されました。同再開発を最初に知ったのは2014年8月でそのときは森ビルが代表者となっていましたが、今は都市再生機構が代表者となったようです。

 また、地域住民への説明では東急も事業者に加わっていますが、今回の再開発に含まれていない「東京虎ノ門東急REIホテル」がある場所がH地区として再開発が計画されているためだと思います。今回の再開発にも東急が参加するのかどうかは不明です。

 これは2019年11月30日にヘリから撮影した愛宕方面ですが、赤い網掛けをした愛宕神社の出世の石段を挟む場所が計画地となっています。そのうち手前がF地区で地上43階、地下2階、高さ約160m、延床面積約55,000屬離織錙璽泪鵐轡腑鵝△修慮紊蹐G地区で地上3階、高さ約15mの店舗と寺院が計画されています。今回の再開発には含まれていませんが、さらに奥の「東京虎ノ門東急REIホテル」がある場所がH地区として地上14階、高さ約50mの住宅、店舗が計画されています。

 同再開発は2024年度着工、2031年度竣工予定と7年もの工期となっています。詳細な工期が出ていないので予測となりますが、F地区とG地区の着工時期が違うのではと思われます。

▼東京都港区:環境アセスメント(2021年7月12日)
港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業】



(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業 位置図
計画地位置図(詳細)[出典:港区]

 「(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業」は東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、「神谷町」駅、都営三田線「御成門」駅の3駅の中心あたりに位置しています。

 計画地の南側には「愛宕グリーンヒルズ フォレストタワー」(地上42階、最高高さ157.26m)、東側には「パークキューブ愛宕山タワー」(地上31階、高さ104.55m)といった賃貸のタワーマンションが目の前にあり、そして北側には「虎ノ門ヒルズ」があります。西側は愛宕山のためお見合い部屋になる心配のない方角となります。



(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業

 2021年5月30日に撮影した「(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業」のF地区です。現地にはいくつか既存建物が残っていますが敷地の大部分は更地となっており、現地には「令和3年度愛宕地区埋蔵文化財発掘調査工事」の看板と土壌汚染対策工事のお知らせが掲示されています。土壌汚染対策工事は2022年1月31日まで、埋蔵文化財の発掘調査は2022年3月31日までとなっていますが、それを過ぎると令和4年度に書き換えられるかもしれません。



(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業

 愛宕山の中腹あたりから撮影。奥のレンガ色のビルがG地区となります。



(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業

 愛宕山を下りたところから撮影。多少距離はありますが「虎ノ門ヒルズ」が目立ちます。右が「虎ノ門ヒルズ 森タワー」(地上52階、最高高さ255.5m)、左が「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」(地上54階、最高高さ221.55m)です。

 今回の環境影響調査計画書には掲載されていませんでしたが、入手した地域住民の説明会資料(転載禁止のため載せられません)によるとF地区の1階に店舗、2、3階に生活・産業支援施設、4階〜6階に事務所、そして7階〜43階が住宅フロアとなっていました。住宅フロアはちょうど愛宕山の高さくらいだと思いますが、7階だと目の前は愛宕山の木々になるようです。同資料には完成予想図も掲載されているのですがここに載せられないのが残念です。



(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業

 F地区を虎ノ門ヒルズ側から撮影。写真は撮っていませんがこの右側に出世の階段があり、その方向に店舗や広場を配置して愛宕神社の参道空間の整備も行われます。



令和3年度愛宕地区埋蔵文化財発掘調査工事

 現地に設置されている令和3年度愛宕地区埋蔵文化財発掘調査工事の看板です。施工者は鴻池組になっていますが、着工は2024年度予定とまだまだ先のためこのままビル本体の施工者が鴻池組になるかはわかりません。

■物件概要(F地区)■
事業名:(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都港区愛宕一丁目
用途:共同住宅、事務所、生活・産業支援施設、店舗、駐車場
階数:地上43階、地下2階
高さ:約160m
敷地面積:約2,910
建築面積:約1,500
延床面積:約55,000
事業者:都市再生機構
工期:2024年度着工〜2031年度竣工予定(F地区・G地区)