高輪ゲートウェイ駅

 2020年12月18日にヘリから撮影した高輪ゲートウェイ駅方面です。駅前では4つの街区で構成される「品川開発プロジェクト(第鬼)」が計画されており2021年4月より順次着工する予定となっています。そんな計画地にて「高輪築堤」の遺構が出土したことがJR東日本より発表されたので空から見てきました。

▼JR東日本:ニュースリリース(2020年12月2日)
高輪築堤の出土について[PDF/622KB]



高輪築堤の空撮

 この縦にズラッと並んだ溝がある場所が「高輪築堤」です。これは明治初期(約150年前)に当時は海だった場所を埋め立て石垣を築いてそこを蒸気機関車が通っていた場所となります。



高輪築堤の空撮

 つまり約150年前はこの「高輪築堤」より左側(東側)は海だったということです。



高輪築堤の空撮

 出土したニュースは見ていましたが実際に見ると出土した範囲が広範囲で驚きます。



高輪築堤の空撮

 「品川開発プロジェクト(第鬼)」の計画地にモロに被っていますが、この「高輪築堤」の遺構はどうなるんでしょうね?全部保存はないと思うので、一部保存、または移築して保存といったところで落ち着くのかなと思っています。



高輪築堤の空撮

 それにしても石垣の上部は崩れているようですが、かなりしっかりと残っているものなんですね。



高輪築堤の空撮

 この基礎のような部分は何だったんでしょうね?



高輪築堤の空撮

 「高輪築堤」が残っているという記録はなかったとのことなので、予定外の出土で「品川開発プロジェクト(第鬼)」の工事が遅れたりの影響はありそうですね。



高輪築堤の空撮

 背の低いことで有名な「高輪橋架道橋」部分です。このトンネル工事のときも「高輪築堤」が出土しているはずですが、当時はどう対処したんでしょうね?特に遺構だとは思わず普通に解体して掘った行ったのかもしれませんね。



高輪築堤の空撮

 「高輪築堤」を築くのに海岸から埋め立てたわけではなく海上を走るような感じだったので、元の海岸線に入るための水路も見えました。



高輪築堤の空撮

 写真左上の方が品川駅になりますが、その駅近くでも出土しているので写真左上の掘っていない場所にも「高輪築堤」が埋まっていそうですね。



高輪築堤の空撮

 高輪ゲートウェイ駅からも「高輪築堤」がチラッとは見えますがほとんど見えません。ただ来年1月10日〜12日に現地見学会が開催されます。事前応募制かつ定員制で12月23日の消印有効のはがきによる応募制となっています。まだ間に合うので興味のある人は申し込んでみましょう。きっと凄い倍率だとは思いますが。

▼JR東日本:ニュースリリース(2020年12月10日)
「高輪築堤」現地見学会のご案内[PDF/872KB]



高輪築堤の空撮

 こういったものが今になって出土するということが凄いですね。



高輪築堤の空撮

 世の中にはまだまだこういった遺構が埋まっていたりするのかもしれないですね。



高輪築堤の空撮

 この見えている範囲が「品川開発プロジェクト(第鬼)」の再開発範囲ですが全街区に影響しそうな範囲で出土していますね。



高輪築堤

 11月28日に撮影した高輪ゲートウェイ駅のデッキからの眺めです。



高輪築堤

 当時はどの辺に出土したのかよくわかっていませんでしたが、この辺りに石垣がチラッと見えていました。場所を変えればもっと見えるかもしれません。



品川開発プロジェクト(第鬼) 1,2,3街区

 ここからは「高輪築堤」から離れて軽く「品川開発プロジェクト(第鬼)」について載せておきます。この田町駅方面が「品川開発プロジェクト(第鬼) 1,2,3街区」で、1街区は地上45階、高さ173mのタワーマンション、2街区は低層の建物で劇場などが入る文化創造施設、3街区は地上31階、高さ167mのオフィスビルが建設されます。



品川開発プロジェクト(第鬼) 4街区

 こちらは高輪ゲートウェイ駅前の4街区です。



品川開発プロジェクト(第鬼) 4街区

 こちらの品川駅方面も4街区で地上30階、高さ164mのオフィス棟とホテル棟で構成される巨大なツインタワーが建設されます。



品川開発プロジェクト(第鬼)
完成予想図[出典:内閣府]

 「品川開発プロジェクト(第鬼)」の完成予想図です。左の2棟が4街区、その右が3街区、その右の低層の建物が2街区、一番右端が1街区です、



品川開発プロジェクト(第鬼)
断面図[出典:東日本旅客鉄道]

 逆側から見た断面図です。各街区の概要は以下のようになっています。

1街区:地上45階、地下3階、高さ173m、延べ149,000屐共同住宅、各種学校、物販店舗、飲食店等
2街区:地上6階、地下4階、高さ45m、延べ31,000屐劇場、展示場、集会所、飲食店等
3街区:地上31階、地下5階、高さ166.79m、延べ206,800.70屐∋務所、物販店舗、飲食店等
4街区:地上30階、地下3階、高さ164m、延べ460,000屐∋務所、物販店舗、飲食店、ホテル、集会場等



品川開発プロジェクト(第鬼)
完成予想図[出典:東日本旅客鉄道]

 再開発地は南北に細長い敷地で品川駅側では5街区、6街区となっており再開発が計画されています。一番左の6街区の隣は品川駅で駅前には北口広場も整備される計画があります。そのため品川駅と高輪ゲートウェイ駅は再開発ビル経由で繋がることになりそうです。



品川開発プロジェクト 位置図

 現地に設置されている位置図です。4街区はツインタワーのためかなり大きな街区となっています。



品川開発プロジェクト(第鬼) 1街区 建築計画のお知らせ

 1街区の建築計画のお知らせです。施工者は未定となっていますがフジタが担当します。

■物件概要 1街区■
名称:品川開発プロジェクト(第鬼) 1街区
所在地:東京都港区芝浦4丁目、三田3丁目
主要用途:共同住宅、各種学校、飲食店、自動車車庫
階数:地上45階、地下3階、塔屋2階
高さ:173m
構造:鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造
基礎工法:杭基礎、直接基礎
敷地面積:12,700
建築面積:5,900
延べ面積:149,000
建築主:東日本旅客鉄道
設計者:品川開発プロジェクト(第鬼)設計共同企業体(構成員代表者:JR東日本設計)
施工者:フジタ
工期:2021年6月1日着工〜2025年3月31日竣工予定



品川開発プロジェクト(第鬼) 2街区 建築計画のお知らせ

 2街区の建築計画のお知らせです。施工者は未定となっていますが鹿島建設が担当します。超高層ではないので物件概要は省略します。



品川開発プロジェクト(第鬼) 3街区 建築計画のお知らせ

 3街区の建築計画のお知らせです。施工者は未定となっていますが大林組が担当します。

■物件概要 3街区■
名称:品川開発プロジェクト(第鬼) 3街区
所在地:東京都港区港南2丁目
主要用途:事務所、物販店舗、飲食店、地域冷暖房施設、自動車車庫等
階数:地上31階、地下5階、塔屋1階
高さ:166.79m
構造:鉄骨造 一部 鉄筋鉄骨コンクリート造、鉄筋コンクリート造
基礎工法:直接基礎
敷地面積:12,923.96
建築面積:10,601.05
延べ面積:206,801.70
建築主:東日本旅客鉄道
設計者:品川開発プロジェクト(第鬼)設計共同企業体(構成員代表者:JR東日本設計)
施工者:大林組
工期:2020年4月1日着工〜2025年3月31日竣工予定



品川開発プロジェクト(第鬼) 4街区 建築計画のお知らせ

 4街区の建築計画のお知らせです。施工者は未定となっていますがこちらも大林組が担当します。

■物件概要 4街区■
名称:品川開発プロジェクト(第鬼) 4街区
所在地:東京都港区高輪2丁目
主要用途:事務所、物販店舗、飲食店、ホテル、集会場、自動車車庫等
階数:地上30階、地下3階、塔屋1階
高さ:164m
構造:鉄骨造 一部 鉄筋鉄骨コンクリート造、鉄筋コンクリート造
基礎工法:直接基礎
敷地面積:38,300
建築面積:31,100
延べ面積:460,000
建築主:東日本旅客鉄道
設計者:品川開発プロジェクト(第鬼)設計共同企業体(構成員代表者:JR東日本設計)
施工者:大林組
工期:2021年5月1日着工〜2025年3月31日竣工予定