通天閣 TOWER SLIDER(タワースライダー)
完成予想図[出典:通天閣]

 「通天閣」には3階の中間展望台から地下1階の帰り口までスパイラル状に滑り降りる全長60mの滑り台が設置されます。

 通天閣のニュースリリースでは体験型アトラクション「TOWER SLIDER(タワースライダー)」として発表されましたが、現地では「通天閣スパイラルスライダー計画」として工事が行われています。



通天閣 TOWER SLIDER(タワースライダー)
完成予想図[出典:通天閣]

 スパイラル状の滑り台は地上22mの通天閣3階からスタートし、EV塔の外周を1周半して地表から-4.5mとなる地下1階まで約10秒で一気に滑り降ります。斜度約30度、全長60mの体感系滑り台となります。



通天閣 TOWER SLIDER(タワースライダー)
概要[出典:通天閣]

 スロープ部分は飛び出す危険の無いステンレス製のチューブ形状で、天井に透明の遮熱ポリカーボネート板を使用することによって、通天閣を見上げながらの滑降が可能となります。2022年のゴールデンウイーク頃にオープン予定です。



通天閣

 2022年2月23日に「あべのハルカス」から撮影した大阪都心方面の眺めで、矢印を入れた場所が高さ108mの通天閣です。



通天閣

 「あべのハルカス」から見ると目立つ色ではないので埋もれてしまいますが、展望台に行くと「あべのハルカス」とは違って凸凹したスカイラインの超高層ビル群を眺めることができます。



通天閣スパイラルスライダー計画

 建設中の「タワースライダー(スパイラルスライダー)」にズームです。



通天閣

 現地から撮影した「通天閣」です。



通天閣

 通天閣の下にある「初代通天閣 復刻大天井画」です。その左の隙間から見えているのが「タワースライダー(スパイラルスライダー)」の建設場所です。



通天閣スパイラルスライダー計画

 その隙間にズームです。撮影時はまだ足場組まれただけのようでしたが、1ヶ月以上前の撮影のため今はもう滑り台が見えているのかもしれません。



通天閣スパイラルスライダー計画

 約10秒で滑り降りるとのことですが、どれくらい景色を楽しめるものなんですかね。



通天閣スパイラルスライダー計画

 「通天閣」を見上げたり「あべのハルカス」を探したりしているうちにあっという間に終わりそうです。



通天閣スパイラルスライダー計画

 10秒で終わるアトラクションの料金はいったいどれくらいになるのか気になるところです。



通天閣スパイラルスライダー計画

 屋外に出られる特別屋外展望台「天望パラダイス」と跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」はセット料金でプラス300円と良心的な価格設定なので「タワースライダー(スパイラルスライダー)」も気軽に利用できる価格になるのではと思っています。



通天閣スパイラルスライダー計画

 設計と施工は竹中工務店でスライダー本体はタンデムが担当しています。名称はタワースライダーになるのかスパイラルスライダーになるのか今はまだわかりません。

■物件概要■
名称:通天閣
所在地:大阪府大阪市浪速区恵美須東1丁目18番6号
交通:大阪メトロ堺筋線「恵美須町」駅から徒歩3分、阪堺電車 阪堺線「恵美須町」駅から徒歩3分、大阪メトロ御堂筋線「動物園前」駅から徒歩6分、JR環状線「新今宮」駅から徒歩6分、南海電車 南海本線「新今宮駅」から徒歩10分
用途:展望台
高さ:87.5m(5階・展望台の高さ)、108m(避雷針を含めた高さ)
構造:鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造
建築主:通天閣観光
設計者:内藤多仲(スライダー:竹中工務店)
施工者:奥村組(スライダー:竹中工務店)
工期:1955年8月17日着工〜1956年竣工(スライダー:2021年9月〜2022年4月予定)
開業:1956年10月28日
公式HP:https://www.tsutenkaku.co.jp/