泉岳寺駅周辺の空撮
 約1ヶ月前の泉岳寺駅周辺の空撮です。左側の線路に挟まれた場所は田町車両センター跡地でJR山手線の新駅が建設される場所です。泉岳寺駅は京浜急行と都営浅草線が乗り入れており島式2面4線のホームとなっています。ホーム幅は5mでラッシュ時には混雑しており、JR山手線新駅とその周辺の再開発が進むと利用者が大幅に増加することが見込まれています。

 泉岳寺駅は国道15号の下に位置していますが、その国道の幅だけではホーム拡張が困難なため、隣接する民有地を含めて一体的な整備を行うと、本日、東京都より発表がありました。市街地整備を行う民有地はJRの線路側の敷地です。

 また、泉岳寺駅の隣接地には大きな駐車場も見えていますが、そこは「(仮称)高輪二丁目計画」(地上20階、高さ98.5m)として日本土地建物、光和ビルディングによって再開発が計画されていました。ただ、完了予定時期を過ぎても着工すらされずに計画がストップしています。ここも今回発表された再開発に含まれるものと思います。

▼東京都:都市整備局交通局(2015年11月6日)
泉岳寺駅周辺における市街地再開発事業の実施について

泉岳寺駅周辺における市街地再開発事業のイメージ図
泉岳寺駅周辺における市街地再開発事業のイメージ図[出典:東京都]

 イメージズ図を見るとホーム幅を大きく広げ、駅が民有地の地下に入り込む形になります。そしてその上は再開発ビルが計画されています。イメージ図を見る限りでは複数のビルをまとめて再開発を計画しているように見えます。

 今後のスケジュールは2015・16年度に調査・設計等、2017年度に都市計画決定(予定)、2018〜2024年度に工事等(予定)となっています。工事が始まるのはまだ随分と先ですが、JR新駅に合わせて泉岳寺駅周辺も発展することとなりそうです。ちなみに2020年にJR新駅の暫定開業予定、2024年に新駅周辺の街開きが想定されています。


田町車両センター跡地の空撮
 角度があれですがおまけで田町車両センター跡地の空撮です。一部では何やら工事が始まっています。将来的にはこの線路に挟まれた敷地に複数の超高層ビルやタワーマンションが建ち並ぶこととなります。品川にはリニアの駅もできますし、この辺りは大きく変貌していきます。