日本橋室町三丁目地区の完成予想図[出典：東京都HP]
2014年5月15日に日本橋室町三丁目地区市街地再開発組合の設立が認可された「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業」ですが、本日の建設通信新聞に特定業務代行者を鹿島建設・清水建設・佐藤工業のJVに決定し契約したと掲載されました。
同再開発で建設されるビルの規模はA街区の約1万1480�屬良瀉呂縫�フィスや店舗からなる地上26階、高さ約142m、延べ約16万5570�屬諒９腑咼襦�B街区の約1390�屬良瀉呂妨�共公益施設となる地上4階、高さ約26m、延べ約3390�屬�2棟が建設されます。A街区とB街区は江戸通りという大きめな通りで分断されているので、建設が始まっても同じ再開発には知らないとわからないと思います。
今後のスケジュールとしては2015年1月に権利変換計画の認可の取得、2015年11月に着工、2019年3月の完成を目指しています。また、総事業費は約1265億円となっています。
▼建設通信新聞：2014年10月7日
鹿島・清水・佐藤JVと契約/日本橋室町三丁目特定業務代行/再開発組合
東京スカイツリーの天望回廊から見た日本橋方面の超高層ビル群です。遠近感がつかみにくいのでわかりづらいと思いますが、「日本橋三井タワー」(地上39階、最高高さ194.69m)の北側(写真だと右側)に「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業」のビルが建設されます。
「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業」と「日本橋三井タワー」の間には約1500�屬涼肋綛�場が整備されます。地下部分では既存の地下コンコースと一体的な空間となる地下歩道及び約300�屬涼浪執�場などが整備されます。目の前の地下は東京メトロ銀座線の「三越前駅」、総武本線の「新日本橋駅」があるので駅直結となるものと思われます。
また、BCP対策の核として自立分散型エネルギーの導入、防災備蓄倉庫や防火水槽の設置など高度防災拠点を創出する計画となっています。
日本橋周辺では三井不動産による再開発が活発ですが、すぐ近くでは一足先に「日本橋本町二丁目特定街区開発計画」の建設が始まります。写真に名前を入れた場所に地上24階、高さ124.9mの武田薬品が入居するオフィスビルが建設されます。こちらは2015年3月着工、2017年10月竣工予定となっています。
江戸通りから見た「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。今年の5月の撮影ですがまだ解体などは行われていませんが、来年11月に着工予定なので今後半年以内くらいに解体工事が始まるかと思います。
■日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業の物件概要■
名称：日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業(A街区)
所在地：東京都中央区日本橋室町三丁目、日本橋本石町二丁目、日本橋本石町三丁目及び日本橋本石町四丁目地内
用途：店舗、事務所、駐車場等
階数：地上26階、地下4階
高さ：約142m
延床面積：約165,570��
建築主：日本橋室町三丁目地区市街地再開発組合
事業協力者：三井不動産
設計：日本設計
施工：鹿島建設・清水建設・佐藤工業のJV
工期：2015年11月着工〜2019年3月竣工予定
総事業費：約1265億円
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