広島八丁堀3・7地区市街地再開発
完成イメージ[出典:日本経済新聞]

 広島の八丁堀地区に新たな超高層ビル計画「広島八丁堀3・7地区市街地再開発」が出ました。計画されているビルは3棟で、各棟の詳細は不明ですが地上15〜28階、高さ70〜93mのオフィスやマンション、商業施設で構成されます。完成予想図を見ると一番高い地上28階、高さ93mの建物がタワーマンションとなるようです。

 場所は広島YMCAや中央勤労青少年ホームが入る幟会館などがある一帯で、9棟のビルと京口門公園を含む約1.2haの敷地となっています。京口門公園はビルの谷間に移動され植栽やベンチを整備した憩いのスペースとなります。

 事業主は2017年11月に設立された「広島八丁堀3・7地区市街地再開発準備組合」で2021年度中の市への都市計画案の提出と決定を目指しており、計画では2023年度以降に順次着工、2028年度の完成を予定しています。事業費は300億〜400億円程度が見込まれています。

▼中國新聞:2021年6月1日
広島・八丁堀に高層ビル3棟建設計画 15〜30階程度・300億〜400億円規模、28年度目標

▼日本経済新聞:2021年6月1日
広島・八丁堀に新高層ビル3棟 28年度完成へ





 計画地は「広島ビジネスタワー」(地上21階、最高高さ90.8m)の東側と西側で、周辺には日本銀行広島支店、広島県警本部、広島県庁、広島合同庁舎などがある官庁街となっています。広島電鉄「立町」駅の北側へ徒歩数分の位置となります。



広島八丁堀3・7地区市街地再開発

 かなり古いですが2013年5月に広島城から撮影した「広島八丁堀3・7地区市街地再開発」方面です。赤いビルが計画地内にある広島YMCAで、左の「広島ビジネスタワー」をL字に囲むようにビル3棟が建設されます。



広島

 少し広角でもう1枚。こちらは2014年9月の撮影で左のタワーマンションが完成時は広島で最も高い建物だった「アーバンビューグランドタワー」(地上43階、最高高さ166m)です。



広島

 こちちらは2019年11月の撮影。「アーバンビューグランドタワー」の右側が「ザ・パークハウス 広島タワー」(地上26階、最高高さ90.52m)、左奥に見えているのが「シティタワー広島」(地上52階、最高高さ197.5m)と「グランクロスタワー広島」(地上46階、最高高さ166m)です。数年の間に景色が随分と変わっています。広島は途切れることなく超高層ビルやタワーマンションの建設が続いていますね。今回の情報を提供してくださったおじさんさん、ありがとうございます!

■物件概要■
計画名称:広島八丁堀3・7地区市街地再開発
所在地:広島県広島市中区八丁堀3・7
用途:共同住宅・オフィス・商業施設
階数:地上15階〜28階
高さ:70〜93m
敷地面積:1.2ha
建築主:広島八丁堀3・7地区市街地再開発準備組合
工期:2023年度着工〜2028年度竣工予定
事業費:300億〜400億円