八重洲で建設中の複合ビル「東京ミッドタウン八重洲」(地上45階、高さ240m)です。東京駅前の八重洲中央口前交差点から2022年2月3日に撮影しました。既に上棟しており最上部にある大きなタワークレーンは1基だけになっています。
大雑把なフロア構成は低層部は商業施設、中高層部にオフィスフロア、そして最上部の39階〜45階に日本初進出の「ブルガリ ホテル 東京」となります。また、路地側には「中央区立城東小学校」も併設されます。
八重洲グランルーフから見た低層部です。地下1階〜地上3階は商業ゾーン、4階、5階はビジネス支援施設、会議室で5階には屋外テラスが整備されます。
5階屋外テラス イメージパース[出典：三井不動産]
その5階屋外テラスの完成予想図で、東京駅方面を眺められる場所となります。
低層部以外のデザインはどの方向から見ても同じです。
横の路地から見上げた様子です。
路地側から見ても中高層部は同じデザインとなっています。
オフィスフロア 15階平面図[出典：公式HP]
実際、オフィスフロアの平面図を見てもどの方向も同じ空間となることがわかります。オフィスフロアは約60m × 約93mで1フロア約1240坪（約4,100�屐砲量誼豢�間で内部階段を設けて上下階を繋げることも可能となっています。
この路地側の低層部が「中央区立城東小学校」部分でビルの1階〜4階部分に接する形となっています。なぜ東京駅前の超一等地の超高層ビルに小学校かと言うと、元々同再開発の敷地中央あたりに「中央区立城東小学校」があったため建替えとなっただけです。
小学校部分は1階に会議室等、2階に体育館、3階、4階に普通教室と25m温水プール、給食の調理室、そして最上階の4階に職員室、図書室、音楽室と吹き抜けとなる屋上運動場が配置されるとのことです。
京橋側から撮影。
八重洲通りから撮影。この規模になると手前にビルがあっても目立ちます。
その八重洲通り沿いでは複数のビルが建設・計画中です。
上の写真にも写っているこの角地は柿本商会の「八重洲Kビル」があった場所で「(仮称)東京Yビルプロジェクト」として建替工事が行われています。
規模は地上12階、地下1階、高さ55m、延床面積6,050�屐∪澤廚六害疾澤廖∋楾�は清水建設で2023年8月31日の竣工予定です。
その道路を挟んだ隣にある「八重洲ダイビル」も建替えが決まっています。
規模は地上11階、地下3階、高さ55.96m、最高高さ63.93m、延床面積22,667.57�屐∪澤廚脇�建設計、施工は未定で2025年6月30日の竣工予定です。八重洲地下街に接続するビルとなります。
こちらは東京ミッドタウン八重洲のA-2街区です。
規模は地上7階、塔屋1階、地下2階、高さ41m、延床面積5,853.53�屬農澤廚隼楾�は竹中工務店で2022年8月下旬の竣工予定です。
A-2街区の隣で建設中の「(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事」です。
八重洲通りが外堀通りに接続する東京駅前の角地に位置しています。
規模は地上14階、地下3階、高さ69.88m、延床面積21,834.74�屬農澤廚脇�建設計、施工は竹中工務店で2022年8月20日の竣工予定です。「東京ミッドタウン八重洲」と同時にグランドオープン予定となっています。
KITTEの屋上庭園「KITTEガーデン」から東京駅越しに撮影した「東京ミッドタウン八重洲」です。
丸ビル5階のテラスから撮影。
新丸ビルの7階テラスから撮影。ここから見るといい感じに超高層ビルが並んで見えます。
皇居東御苑からも「東京ミッドタウン八重洲」を見ることができました。ただ、丸の内の超高層ビルよりも奥に位置しているためそこまで目立ちません。
2月6日に江戸川区から見た「東京ミッドタウン八重洲」です。現時点の東京駅周辺では最も高い超高層ビルです。
周辺図[出典：三井不動産]
建設地は東京駅前の超一等地で、北側では「八重洲一丁目東地区」(地上51階、高さ249.72m)が建設中で、南側では「八重洲二丁目中地区」(地上43階、高さ約226m)が計画されています。そのため将来的には高さ約226m〜約250mの超高層ビルが建ち並ぶことになります。
施設一覧[出典：三井不動産]
フロア構成は地下2階にバスターミナル、地下1階〜3階に商業施設、4〜5階にビジネス交流施設、会議室、5階屋上に屋外テラス、7階にテナント専用貸会議室、7階〜38階がオフィスフロア、スカイロビーのある24階にはテナント企業が利用できるフィットネスジム、無料ラウンジ、そして39階〜45階が2023年開業予定の「ブルガリ ホテル 東京」となります。ブルガリ ホテルとしてはここが世界で10軒目となります。
地下平面図[出典：公式HP]
東京駅に繋がる八重洲地下街（ヤエチカ）と接続されるため、地上に出ることなく東京駅までアクセスできるようになります。
地下断面図[出典：公式HP]
八重洲地下街と繋がる地下1階のさらに下の地下2階にはバスターミナルが整備されます。バスターミナルは八重洲で建設・計画中の3地区が連携して東京駅周辺に分散している高速バス停留所を集約した20パースの「(仮称)八重洲バスターミナル」となります。運営者は京王電鉄バスに決定しています。
地下3階〜1階平面図[出典：公式HP]
地下3階〜地上1階の平面図です。商業施設部分はそれなりの広さがありそうです。
完成予想図[出典：公式HP]
地上から見た低層部の完成予想図です。左はオフィスのエントランスとなります。
2階オフィスロビー完成予想図[出典：公式HP]
2階のオフィスロビーの完成予想図です。
2階平面図[出典：公式HP]
その2階の平面図です。
24階スカイロビー完成予想図[出典：公式HP]
24階のスカイロビーの完成予想図です。高層部の25階〜38階のオフィスフロアへ行くにはここのスカイロビーでエレベーターを乗り換える必要があります。
42階平面図[出典：公式HP]
その24階の平面図です。2階平面図と24階平面図を見た感じだと、24階スカイロビーまではセキュリティゲートがないので行こうと思えば行ける場所となりそうです。
建築計画のお知らせです。
■物件概要（A-1街区）■
街区名称：東京ミッドタウン八重洲
計画名称：八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事(A-1街区)
所在地：東京都中央区八重洲二丁目2番の一部および3番
用途：事務所、店舗、ホテル（ブルガリ ホテル 東京）、小学校、バスターミナル、駐車場等
総客室数：98室
階数：地上45階、塔屋2階、地下4階
高さ：240m(最高240m)
構造：S造一部SRC、RC造
基礎工法：パイルド・ラフト基礎（直接基礎と杭基礎の複合基礎）
敷地面積：12,390.43��
建築面積：10,875.16��
延床面積：283,896.06��
建築主：八重洲二丁目北地区市街地再開発組合
参加組合員：三井不動産
設計者：竹中工務店
施工者：竹中工務店
工期：2018年12月1日着工〜2022年8月下旬竣工予定
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- 超高層ビル日記(東京編)
