ルミネエスト新宿と小田急の高さ260mツインタワー

 数日前に小田急電鉄と東京地下鉄による大規模再開発「(仮称)新宿駅西口地区」(地上48階、高さ約260m、2029年度完成予定)の概要が明らかになりましたが、今度は新宿駅を挟んだ東口側にある「ルミネエスト新宿」がある場所に高さ260mの超高層ビル構想というニュースが飛び込んできました。

 赤い網掛けをした場所が「ルミネエスト新宿」で、青い網掛けをした場所が「(仮称)新宿駅西口地区」の計画地です。「(仮称)新宿駅西口地区」は南北に長い計画地となっており、その中で高さ260mの超高層ビルが建設される場所は「ルミネエスト新宿」の正面辺りで計画されています。そのため計画が全て実現すると新宿駅を挟んで高さ260mの超高層ビルが建ち並ぶこになります。

 今回の同ニュースは複数のメディアで報道されていますが、どれも同じ文面かつ『関係者への取材』が情報源となっており信憑性のある計画なのかよくわからない状態です。「ルミネエスト新宿」はJR東日本グループのため正式にJR東から情報が出るまではあまり喜ばずに待とうと思います。

▼日刊スポーツ(2020年7月18日)
新宿に都庁上回る260mツインタワー建設構想始動

▼産経新聞(2020年7月18日)
新宿大改造でツインタワー 都庁上回る260メートル 2040年代完成目指す



ルミネエスト新宿と小田急の高さ260mツインタワー

 報道記事中では『2040年代の完成を目指し』となっていますが、これには新宿駅の線路上に整備される空中デッキなども含む新宿駅周辺の再整備の完成時期かと思います。また記事中では『ツインタワーは商業施設やホテル、観光などの機能を集積』となっていますが、「(仮称)新宿駅西口地区」にはホテルの用途はなかったので「ルミネエスト新宿」側がホテルも入る計画となっているようです。



ルミネエスト新宿と小田急の高さ260mツインタワー

 新宿は誰もが知る超高層ビル群となっていますが、新宿駅前は見ての通りあまり超高層ビルはありません。同計画が実現し高さ260mのツインタワーが加わると新宿駅周辺の光景が一変しそうです。



ルミネエスト新宿

 損保ジャパンの42階にあった「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」から見た「ルミネエスト新宿」です。高さ260mの超高層ビルが建設できるような大きさには見えないので、JR東日本グループの強みを活かしてJR新宿駅の容積率移転も有り得そうですね。

 とにかく今回のニュースは続報待ちですね。ところで今回のニュースとは関係ありませんが新宿駅の地下1階で整備中だった「東西自由通路」は本日開通です。