2021年1月31日に撮影した「世界貿易センタービル」(地上40階、高さ162.59m)です。1970年3月竣工で当時は日本一の高さを誇る超高層ビルでした。ここの40階には展望台「シーサイド・トップ」がありましたが昨日、2021年1月31日に営業終了となりました。
浜松町では再開発が続いており直近では「世界貿易センタービル」の南側(写真左側)には「世界貿易センタービルディング 南館」(地上39階、高さ197.321m)が建設されました。次は「世界貿易センタービル」を2021年度に解体して同じくらいの高さの超高層ビルへ建て替えが計画されています。展望台の営業終了はコロナ禍でお客さんが減ったとかではなく解体に向けての準備開始ということかと思います。ちなみに隅々まで見たわけではありませんが解体工事のお知らせはまだ見当たりませんでした。
そんなわけで最終日の「世界貿易センタービル」の展望台「シーサイド・トップ」に行ってきました。いつもは空いている展望台ですが1階には大行列ができていました。
カウンターに設置されていた2021年1月31日営業終了のお知らせです。営業終了の文字のところにある「東京ガスビル」(地上27階、高さ116m)が横に伸びていたり、2021年の文字あたりに昨年完成した「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」(地上40階、高さ208.83m)の場所には解体前の都産貿があったりといつの写真だ?といった感じのが使われていました。
券売機の隣には展望台カウントダウンがあってあと0日となっていました。
そんなこんなで2021年1月31日、展望台営業最終日の眺めです。
色々な再開発を見るために何度も来た展望台でした。
「虎ノ門ヒルズ」もキレイに見える位置でした。
この景色がもう見られなくなってしまったのは残念です。建替え後のビルにも展望台があるといい嬉しいのですがどうなんでしょうね。
「東京タワー」がキレイに見える展望台でもありました。ただ、左に見切れてる「日本生命浜松町クレアタワー」(地上29階、高さ156m)が建設されたため西側の景色の大部分がなくなり、東京タワーが見える場所は北西角のわずかな部分だけとなっていました。
その場所から見た「東京タワー」です。展望台内でも一番人気の場所でここは撮影のための列ができていました。
展望台に行ったのは夕方近くだったため田町方面では夕焼けが始まっていました。
南東角に行くと沈んで行く太陽が見えました。太陽が見える窓は少なかったので「世界貿易センタービル」から最後の日の入りを見れた人は少なかったと思います。
「シーサイド・トップ」から見る最後の太陽は雲の中に消えていきました。
日没後に撮影した「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」(地上40階、高さ165.9m)です。ここは高さ235mのツインタワーへの建て替えが計画されており、まずはビル本体の隣にある低層部が本日より解体工事開始予定となっています。
上の写真で右側に見切れていた「世界貿易センタービルディング 南館」(地上39階、高さ197.321m)です。目の前に建設されたため南側の景色もほぼなくなっていました。
竹芝方面です。1階にあったお知らせの写真とは景色が全然違います。中央はソフトバンクの本社が入る「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」(地上40階、高さ208.83m)です。
月島、勝どき方面です。
汐留方面です。
「汐留シティセンター」(地上43階、最高高さ215.75m)の最上部のホバーリングスペース(空撮を見たらヘリポートのHマークではなく着陸できないホバーリングスペースを示すRマークでした)もよく見える場所でした。あまりこの部分が見える場所はないので、最上部がこうなっていることを知らない人は結構いるかと思います。
汐留のタワーマンションの間からは東京スカイツリーも見える展望台でした。
ただ、窓がよくない展望台だったので解像度が悪い写真しか撮れませんでした。。
そして展望台から見る最後の東京タワー夜景です。ここは三脚禁止、暗幕禁止、景色が歪む保護フィルムと悪条件が重なる展望台でしたが最後に何とかいい感じに撮影できました。三脚なしの手持ちでも何とか撮影できるトワイライトタイムだったのも良かったです。本当は写真に非常口が反射して映り込んでいましたが除去しています。
解像度は悪いですが最後にこの夜景を見れたのは良かったです。以上、営業最終日に撮影した「世界貿易センタービル」の展望台「シーサイド・トップ」からの眺めでした。
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