新宿駅西南口地区 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 JR東日本と京王電鉄が事業主体となる「新宿駅西南口地区」の開発計画について、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、本計画に関する都市計画手続きが開始されたことが発表され計画概要が公開となりました。今後、東京都の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向け、東京都、新宿区、渋谷区の都市計画審議会や国家戦略特別区域会議等の手続が進められて行く予定となっています。

 「新宿駅西南口地区」はこの完成予想図の中央と右の2棟で、右が南街区で地上37階、地下6階、高さ225m、延床面積約15万屐中央が北街区で地上19階、地下3階、高さ110m、延床面積約14万1500屬竜模で計画されています。左は既に発表されている「新宿駅西口地区」(地上48階、高さ約260m)で北街区と接続されます。

▼内閣府 国家戦略特区:第22回 東京都都市再生分科会 配布資料(2022年4月7日)
資料1 都市再生特別地区(新宿駅西南口地区)都市計画(素案)の概要(PDF形式:31.4 MB)



新宿駅西南口地区 新宿駅西口地区と機能分担
新宿駅西口地区と機能分担[出典:内閣府]

 「新宿駅西南口地区」は「新宿駅西口地区」と機能分担し、本計画では観光コンテンツ創出、観光情報発信・体験機能及び宿泊機能の導入による観光拠点の形成が行われます。



新宿駅西南口地区 断面図
断面図[出典:内閣府]

 本計画では新宿グランドターミナルの実現に向けた基盤整備、国際競争力を高める都市機能の導入、環境負荷低減と防災対応力強化が行われます。

 南街区は低層部が店舗、中層部が事務所、高層部がホテルとなり、そのホテルの上となる34階には四方を見渡せる新宿テラスが設置されます。北街区は低中層部が店舗、高層部がホテルとなり、ホテルと商業施設の間には滞留空間となるスカイコリドーも整備されます。



新宿駅西南口地区 位置図
位置図[出典:内閣府]

 計画地は甲州街道の両側の南北に細長い敷地となっており甲州街道の左が北街区、右が南街区です。

 北街区は京王線新宿駅の真上で小田急線新宿駅のすぐ隣で、南街区からは都営新宿線と都営大江戸線の新宿駅に直結しています。また、他のビルを通ることでJR新宿駅や東京メトロ丸の内線の新宿駅にもアクセスできる場所となっています。



新宿駅西南口地区 配置図
配置図[出典:内閣府]

 北街区は京王百貨店やルミネ新宿ルミネ1がある場所で敷地面積は約10,000屐2040年代の完成を目指します。

 南街区はJR新宿ビルなどがある場所で敷地面積は約6,300屐9期は2023年度着工、2028年度竣工を予定しています。



新宿駅西南口地区 計画概要
計画概要[出典:内閣府]

 計画概要です。全体で敷地面積約1万6300屐延床面積約29万1500屐工期は2023年度〜2040年代となっています。同時に関連する基盤整備も行われていきます。



新宿駅西南口地区 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 北街区側の完成予想図です。板状の大きなビルとなります。



新宿駅西南口地区 北街区ターミナルシャフト
北街区ターミナルシャフト[出典:内閣府]

 北街区の北端は地下・地上・デッキ階を繋ぐターミナルシャフトが整備されます。また、北街区と「新宿駅西口地区」は2階、5階、9階でも接続され、2階では建物内貫通路で小田急線の改札にも行けるようになります。



新宿駅西南口地区 2階新宿テラス
2階新宿テラス[出典:内閣府]

 新宿駅西口地区側から見た北街区のイメージです。新宿駅西口地区と連携したグランドターミナルの一体化を象徴するダイナミックな縦動線となる「グランドシャフト」となります。



新宿駅西南口地区 5階新宿テラス
5階新宿テラス[出典:内閣府]

 4層吹き抜けの5階新宿テラスのイメージです。



新宿駅西南口地区 9階新宿テラス
9階新宿テラス[出典:内閣府]

 9階新宿テラスのイメージです。「新宿駅西口地区」と「新宿駅西南口地区」が接続され、北街区はさらに上階にもテラスが整備されます。



新宿駅西南口地区 スカイコリドーの整備
スカイコリドーの整備[出典:内閣府]

 北街区の9階から14階には約4,400屬離好イコリドーが整備され新宿駅の西口方面や東口方面を望める空間となります。



新宿駅西南口地区 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 夜景バージョンの完成予想図です。



新宿駅西南口地区 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 JR新宿駅の上空あたりから見た完成予想図です。



新宿駅西南口地区 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 夜景バージョンです。南街区の左のビルは「JR東日本本社ビル」(地上28階、高さ151m)で、ホテル部はそれよりも高い位置となります。



新宿駅西南口地区 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 左が北街区で右が南街区です。



新宿駅西南口地区 北・南街区ターミナルシャフト
北・南街区ターミナルシャフト[出典:内閣府]

 両街区は甲州街道の上空に整備される国道デッキで接続され、両街区の接続部はターミナルシャフトとなります。



新宿駅西南口地区 国道デッキのイメージ
国道デッキのイメージ[出典:内閣府]

 国道デッキの奥に描かれているのは既存のミロードデッキです。また、他にも西新宿方面に繋がる都道横断デッキの整備も計画されていることがわかります。



新宿駅西南口地区 北・南街区ターミナルシャフト
北・南街区ターミナルシャフト[出典:内閣府]

 国道デッキは南街区デッキに接続され、さらにはミロードデッキにも接続し、歩行者ネットワークが大きく拡大します。



新宿駅西南口地区 34階新宿テラス
34階新宿テラス[出典:内閣府]

 南街区の34階には約750屬凌圭疋謄薀垢整備されます。



新宿駅西南口地区 34階新宿テラス平面図
イメージパース[出典:内閣府]

 屋外、半屋外が連続する開放的な空間となり四方を見渡せる広場となります。ここの展望台が有料なのか無料なのかわかりませんが、新たな展望スポットが誕生することになります。



新宿駅西南口地区 人中心の広場イメージ
人中心の広場イメージ[出典:内閣府]

 世界一の乗降客数を誇る新宿駅を利用する歩行者の滞留空間が不足しているため、グランドターミナルの一体化を象徴する人中心の広場を建物中層部と高層部に形成します。



新宿駅西南口地区 歩行者ネットワークの整備
歩行者ネットワークの整備[出典:内閣府]

 新宿グランドターミナルの実現に向けて東西南北の重層的な歩行者ネットワークが整備されます。



新宿駅西南口地区 歩行者ネットワークの整備(地下)
歩行者ネットワークの整備(地下)[出典:内閣府]

 地下・地上・デッキ階をつなぐ歩行者ネットワーク(ターミナルシャフト)の整備も行われます。



新宿駅西南口地区 西南口地下広場イメージ
西南口地下広場イメージ[出典:内閣府]

 「新宿駅西南口地区」の両街区の間にある甲州街道の地下には約450屬寮焼邯地下駅広場が整備され、都営新宿線・京王新線の改札が新設されます。現在は都営新宿線のホームに向かうエスカレーターがある場所あたりが改札となっているのでそのエスカレーターは閉鎖となりそうです。



新宿駅西南口地区 乗り換え動線イメージ
乗り換え動線イメージ[出典:内閣府]

 北街区の地下にある京王線はホームが延伸され、地下2階にも改札が新設される予定となっています。



新宿駅西南口地区

 2015年1月にセスナから撮影した「新宿駅西南口地区」の空撮です。赤い網掛けが南街区で地上37階、高さ225mの超高層ビルの建設地で、青い網掛けが北街区で地上19階、高さ110mの超高層ビルが建設されます。そのすぐ右側には「新宿駅西口地区」の地上48階、高さ約260mの超高層ビルも建設されます。



新宿駅西南口地区 今後のスケジュール
今後のスケジュール[出典:内閣府]

 南街区は2022年度着工〜2028年度竣工予定となっていますが、北街区は2040年代竣工とまだまだ遠い未来の計画となっています。2040年には日本の超高層ビルはどのようになっているんでしょうね?あちこちに超高層ビルやタワーマンションが建設され、そして解体され建て替えとなっている超高層ビルも多数ありそうです。

■物件概要(南街区)■
計画名:新宿駅西南口地区 南街区
所在地:東京都新宿区西新宿一丁目および渋谷区代々木二丁目各地内
用途:店舗、事務所、宿泊施設、駐車場 等
階数:地上37階、地下6階
高さ:225m
敷地面積:約6,300
延床面積:約150,000
建築主:JR東日本、京王電鉄
設計者:日建設計、JR東日本建築設計事務所
施工者:-
工期:2023年度着工〜2028年度竣工予定

■物件概要(北街区)■
計画名:新宿駅西南口地区 北街区
所在地:東京都新宿区西新宿一丁目各地内
用途:店舗、宿泊施設、駐車場 等
階数:地上19階、地下3階
高さ:110m
敷地面積:約10,000
延床面積:約141,500
建築主:JR東日本、京王電鉄
設計者:日建設計、JR東日本建築設計事務所
施工者:-
工期:〜2040年代竣工予定