
完成予想図[出典:森ビル]
森ビルと住友不動産による大規模再開発「六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業(六本木5丁目プロジェクト)」の完成予想図です。同再開発は「第二六本木ヒルズ」とも呼ばれている超大規模再開発で、最上部にラグジュアリーライフスタイルホテル「ローズウッド東京」が出店する地上66階、高さ約327mのメインタワー、地上70階、高さ約288mのタワーマンションなどが計画されており、当初の計画と変わって2027年度着工、2032年度竣工予定となっています。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
六本木五丁目西地区市街地再開発事業について

完成予想図[出典:東京都環境局]
「六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業(六本木5丁目プロジェクト)」は六本木駅に直結する「第二六本木ヒルズ」とも呼ばれている超大規模再開発で、ホテルが入る超高層ビルやタワーマンションなどが計画されています。

イメージパース[出典:内閣府]
事業者は六本木五丁目西地区市街地再開発準備組合、事業協力者は森ビルと住友不動産で、当初は2025年度着工、2030年度竣工でしたが2027年度着工、2032年度竣工予定に変更されています。

配置図[出典:港区議会]
六本木五丁目西地区としてはA地区〜G地区に分かれていますが、第一種市街地再開発事業施工区域としてはA〜E地区までとなっています。そのうちA地区のA-1地区は同再開発内で最大規模となる事務所棟(メインタワー)で、地上66階、地下8階、高さ約327m、敷地面積約3万8600�屐�建築面積約3万3250�屐�延床面積約79万4500�屬箸覆蠅泙后�A-2地区は寺院で地上3階、高さ約15m、約1,000�屐�A-3地区は教会で地上3階、高さ約24m、約1,400�屬箸覆蠅泙后�
B地区は国際水準となる高層住宅棟(タワーマンション)で、規模は地上70階、地下5階、高さ約288m、敷地面積約1万4400�屐�建築面積約1万500�屐�延床面積約23万9100�屐∩躙与�約800戸となります。
C地区は小学校と幼稚園が入る東洋英和女子学院(地上6階、高さ約34m、約1万6900��)、E地区は南住宅棟(地上9階、約高さ31m、約2万9200�屐¬�100戸)となります。D地区は既存の国際文化会館(地上3階、高さ35m、延床面積約4,500��)です。
F地区は地下に文化・エンタメ拠点形成に資する多目的ホールが入る地上10階、地下3階、高さ60m、敷地面積約2,030�屐�延床面積約1万2565�屬離�フィスビルになります。F地区のみ2028年度着工、2031年度の竣工予定です。

断面図[出典:港区議会]
A-1地区のメインタワーの主要用途は事務所で、低層部に商業施設、カンファレンス、最上部にラグジュアリーライフスタイルホテル「ローズウッド東京」と文化・展望施設が配置されます。また、地下にはエンターテイメントホールが配置されます。
B地区は高さ288mの高層住宅棟と高さ約58mの西住宅部に分かれており、高層住宅棟は外国人向けの都市型住宅で総戸数は約800戸(約40�屐�630�屐砲之弉茲気譴討い泙后�B地区の西住宅棟は従前権利者を中心とした総戸数約50戸の住宅で、既存マンションの「ハイネス麻布鳥居坂」とほぼ同じ場所に位置しています。
E地区の南住宅棟は従前権利者を中心とした総戸数約100戸の住宅で、既存マンションの「セントラル鳥居坂」「鳥居坂レジデンス」「鳥居坂三生マンション」と同じ場所に位置しています。
F地区は地下に多目的ホール、低層部にイベントスペースや店舗が入るオフィスビルになります。オフィスはクリエイティブ産業の発展に資する事務所が計画されています。以前の情報から変わっていなければテレビ朝日の施設になります。

歩行者ネットワーク[出典:東京都環境局]
建物内には東西貫通通路と南北貫通通路が整備され、エリア内の高低差を解消するバリアフリー動線も確保されます。

都心の森イメージパース[出典:内閣府]
同再開発では大規模な人工地盤が整備され、その人工地盤上には一般開放される屋上庭園「都心の森」が広がります。

都心の森イメージパース[出典:内閣府]
「都心の森」はある程度の高さがある基壇部に整備されるため、東京タワーを望めるスポットにもなります。

交通結節広場[出典:内閣府]
A-1街区にはバスやタクシーの乗降場を集約した交通結節広場(約5,800��)が整備され、敷地北西側では東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅に直結します。

駅まち広場の断面構成[出典:内閣府]
六本木駅と繋がる駅まち広場の断面構成です。六本木駅方面には屋上庭園の入口となる坂道が配置され、その下は大規模な駅まち広場が整備され、そしてその下には建物内を貫く立体道路(地区幹線道路)が通ります。

宿泊施設イメージ[出典:内閣府]
メインタワーの最上部はラグジュアリーライフスタイルホテル「ローズウッド」が東京初進出します。「ローズウッド東京」の総客室は約200室で、複数のレストラン、宴会場、スパなどが完備されます。また、同再開発内に整備されるイベントホールやカンファレンス施設とも連携して六本木エリアのMICE機能を強化します。

文化展望施設階平面イメージ[出典:内閣府]
高さ約320m地点となる最上部には約8,000�屬諒顕重庫昌楡澆�配置されます。360度の眺望を楽しめる展望室で、メディアアート、ギャラリーなど東京独自の魅力を発信する文化施設にもなります。

イメージパース[出典:内閣府]
B街区に建設されるタワーマンションは地上70階、高さ288mで計画されており、麻布台ヒルズの「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)の高さを抜いて、タワーマンションとしては高さ日本一になります。階数だけなら「横浜ランドマークタワー」(地上70階、高さ296.33m)と並んで日本一です。
※ 当ブログでは用途の半分程度以上が住宅の場合にタワーマンションとして扱っています。

F地区[出典:港区議会]
F地区の完成予想図です。F地区は六本木五丁目西地区市街地再開発事業とは別事業になりますが、人口地盤や歩行者通路によって接続します。
位置図

位置図[出典:港区議会]
「六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業(六本木5丁目プロジェクト)」は南北に細長い敷地で、敷地北西端で東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅に地下道で直結します。ただ、敷地南側は東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅の方が近い立地となっています。

イメージパース[出典:内閣府]
上空から見た「六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業(六本木5丁目プロジェクト)」の完成予想図です。「麻布台ヒルズ」と「六本木ヒルズ」に挟まれた立地で、世間的には「第二六本木ヒルズ」と呼ばれています。
現況と完成予想図

2026年8月22日に「六本木ヒルズ」の展望台から撮影した「六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業(六本木5丁目プロジェクト)」の計画地です。中央やや左の大きな駐車場がある辺りがA-1街区で、地上66階、高さ327mのメインタワーの建設地になります。そして写真中央の森がある辺りが地上70階、高さ288mのタワーマンションが建設されるB街区です。

A-1街区の一部にズームです。この辺りは駐車場と既存建物がありましたが、一部建物が先行して解体され駐車場として暫定利用するエリアが拡大しています。

現在は六本木イグノポールと六本木パールビルの解体工事が行われています。

その2棟の解体工事のお知らせです。発注者は森ビルと住友不動産で、2027年2月28日までの工期となっています。

ここからは数年前に撮影した写真がほとんどになりますが現在とほとんど変化はありません。こちらはA-1街区の北西端となる六本木駅前あたりで、ここの地下で大江戸線「六本木」駅と日比谷線「六本木」駅に接続します。

地上駅前イメージ[出典:港区議会]
六本木交差点に面した先端部分には広場状の滞留空間が整備され、ここから坂道を登って「都心の森」となる屋上庭園に入ることができるようになります。

計画地北側を通る外苑東通り沿いです。この道路を進むと「麻布台ヒルズ」や「東京タワー」があります。

地上駅前イメージ[出典:内閣府]
外苑東通り沿いの地上駅前の完成予想図です。今風の商業施設が並びます。

9月5日に撮影したA街区の北東端にある六本木五丁目交差点に面した「六本木共同ビル(ロアビル)」です。解体工事のお知らせは見当たりませんでしたが、ビルは封鎖されているようでした。。

イメージパース[出典:港区議会]
六本木五丁目交差点に面した部分の完成予想図です。

東側の道路から撮影。大きめの駐車場がある場所で、このあたりに地上66階、高さ327mの超高層ビルが建設されます。

イメージパース[出典:内閣府]
東側の区画道路沿いの完成予想図です。約2.5mの幅がある歩道に加えて約4mの幅がある歩道状空地も整備され歩行者空間が広がります。

教会が建設されるA-3街区あたりです。ここには「鳥居坂教会」があるので、それの建替えとなるようです。

敷地中央あたりにある「六本木ミュージアム」です。この辺りがC街区として地上6階、高さ約34mの「東洋英和女子学院(小学校・幼稚園)」が建設されます。

敷地南寄りのD街区にある「国際文化会館」です。2006年8月に文化庁が指定する「登録有形文化財」に登録されており既存建物が使用されます。

鳥居坂を下った敷地南東側のE街区です。この辺りは六本木駅よりも麻布十番駅の方が近いです。

南住宅棟[出典:港区議会]
E街区に建設される南住宅棟(地上9階、高さ35m)の完成予想図です。従前権利者を中心としたマンションで、既存の「セントラル鳥居坂」「鳥居坂レジデンス」「鳥居坂三生マンション」と同位置となります。総戸数は約100戸、住宅規模は約30�屐�160�屬之弉茲気譴討�り、40�嵬に�の住宅は地権者住宅の一部で、40�岼幣紊僚燦佑魎靄椶箸靴瞳弉茲気譴討い泙后�

「国際文化会館」の西側にあるマンション「ハイネス麻布鳥居坂」です。この辺りはタワーマンションが建設されるB街区の敷地に含まれていますが、ここにはタワマンではなく低層部に事務所が入る高さ約58mのマンションが建設されます。

西住宅棟[出典:港区議会]
そのマンションは西住宅棟(高さ約58m)で、従前権利者を中心としたマンションとなります。総戸数は約50戸、住宅規模は約35�屐�160�屬之弉茲気譴討�り、こちらも40�嵬に�の住宅は地権者住宅の一部で、40�岼幣紊僚燦佑魎靄椶箸靴瞳弉茲気譴討い泙后�

イメージパース[出典:港区議会]
西住宅棟の脇には麻布十番駅からの玄関口となるオープンスペースが整備されます。

敷地西側です。この辺りが地上70階、高さ288mのタワーマンションの建設地となるB街区です。奥に見える茶色の建物あたりからがA-1街区になります。

イメージパース[出典:内閣府]
B街区とA-1街区の境目あたりには東西貫通路が整備されます。公式発表はありませんが、デザイン的に「麻布台ヒルズ」の低層部を手掛けたヘザウィック・スタジオが担当している可能性が高そうです。

A街区となる西側の道路沿いです。六本木ヒルズの展望室から撮影した解体中の建物で、これは9月5日に撮影しています。既に閉鎖されていると思われるビルも複数棟あったので、今後もポツポツと既存建物の解体工事があるかもしれません。

イメージパース[出典:内閣府]
その西側の道路沿いの完成予想図です。同再開発は高低差がある敷地となっており、この辺りは地下2階扱いになるようです。
地図
物件概要

概略工事工程[出典:東京都環境局]
解体工事も含む工期は約60ヵ月を予定しています。
■物件概要(A-1街区 事務所棟:メインタワー)■
事業名:六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業 A-1街区(事務所棟)
所在地:東京都港区六本木5丁目
交通:東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅
用途:事務所、ホテル(ローズウッド)、店舗、展望施設、集会場、劇場、駐車場 等
総客室数:約200室
階数:地上66階、地下8階
高さ:約327m
構造:地上S造、地下SRC造、RC造
敷地面積:約38,600��
建築面積:約33,250��
延床面積:約794,500��
事業者:六本木五丁目西地区市街地再開発準備組合
事業協力者:森ビル、住友不動産
設計者:−
施工者:−
工期:2027年度着工〜2032年度竣工予定
■物件概要(B街区 高層住宅棟)■
事業名:六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区(高層住宅棟)
所在地:東京都港区六本木5丁目
交通:東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅
東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅
用途:共同住宅、店舗、事務所、駐車場 等
総戸数:約800戸
階数:地上70階、地下5階
高さ:約288m
構造:RC造
敷地面積:約14,400��
建築面積:約10,500��
延床面積:約239,100��
事業者:六本木五丁目西地区市街地再開発準備組合
事業協力者:森ビル、住友不動産
設計者:−
施工者:−
工期:2027年度着工〜2032年度竣工予定
出典
▼森ビル:ニュースリリース(2026年5月15日)
六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業 ラグジュアリーライフスタイルホテル「ローズウッド」が東京初進出
▼東京都環境局:環境アセスメント(2024年11月18日)
「六本木五丁目西地区市街地再開発事業」環境影響評価書
※ 閲覧可能期間:令和6年11月18日から同年12月2日まで(ウェブ公表終了済み)
▼港区議会:建設常任委員会
・2026年9月2日:資料13_六本木五丁目西地区地区計画の変更(原案)について
・2026年7月29日:資料11_六本木五丁目西地区の街づくりについて
・2023年11月6日:資料2_六本木五丁目西地区地区計画の決定(案)について
・2023年9月6日:資料9_六本木五丁目西地区地区計画の決定(原案)について
▼内閣府:第26回 東京都都市再生分科会 配布資料(2023年8月25日)
資料8 都市再生特別地区(六本木五丁目西地区市街地再開発事業)都市計画(素案)の概要







