イメージパース[出典：東京都]
JR常磐線「三河島」駅前で計画されているタワーマンション「三河島駅前北地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ約160m)の完成予想図です。2023年2月の組合設立時の着工予定は2024年12月でしたが、ようやく2025年11月17日から既存建物の解体工事が始まることになりました。同タワマンの低層部は商業施設やシニア住宅が配置、一般住宅は8階以上となります。また、隣には多目的アリーナも併設する計画となっています。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
三河島駅前北地区について
配置図[出典：荒川区]
「三河島駅前北地区第一種市街地再開発事業」はJR常磐線「三河島」駅の北側の再開発で、規模は地上43階、地下1階、高さ約160m、敷地面積約9,894�屐�建築面積約6,866�屐�延床面積約8万9713�屐�建築主は三河島駅前北地区市街地再開発組合（事業協力者：三井不動産レジデンシャル・野村不動産・三菱地所レジデンスJV）、工期は2026年4月着工〜2029年12月竣工予定となっています。
タワーマンション本体は駅の改札に近い東側に配置され、西側に公益施設として多目的アリーナが配置されます。また、周囲には歩道状空地や広場も整備されます。
断面図[出典：荒川区]
住宅棟のフロア構成は1〜2階に商業・業務施設、3階に住宅駐輪場、保育異質、ラウンジなど、4〜7階が80戸のシニア住宅、そして8〜43階が総戸数669戸の一般住宅となります。
断面図[出典：荒川区]
多目的アリーナ棟の多目的アリーナは2階に配置されます。
平面図
地下1階平面図[出典：荒川区]
地下1階には商業・業務施設の駐輪場が設置されます。
1階平面図[出典：荒川区]
1階は商業・業務施設が配置されます。
2階平面図[出典：荒川区]
2階は商業・業務施設の他に多目的アリーナも配置されます。
3階平面図[出典：荒川区]
3階は住宅駐輪場、保育室、そして3階には共用施設としてラウンジ兼多目的室、フィットネスが配置されます。
4階平面図[出典：荒川区]
4階からが高齢者向けのシニア住宅となります。シニア住宅は1K・1LDKが25戸、2LDKが48戸、3LDK・4LDKが8戸で計画されています。
5〜11階平面図[出典：荒川区]
7階までがシニア住宅となり、8階からが一般住宅となります。一般住宅は1K・1LDKが121戸、2LDKが226戸、3LDK・4LDKが322戸で計画されています。また、11階には住宅共用室が配置されます。
26〜29階平面図[出典：荒川区]
28階の西の角部屋には2層吹き抜けのラウンジテラスが配置されます。
42〜R階平面図[出典：荒川区]
最上階の43階まで一般住宅フロアとなります。また、広めの屋上テラスも配置される計画となっています。
位置図
位置図[出典：東京都]
計画地はJR常磐線「三河島」駅の北側で、旧真土小学校跡地などが敷地に含まれています。また、北西側徒歩8分くらいの場所には京成本線「新三河島」駅もあり2駅路線が利用可な立地となっています。
三河島駅は常磐線ユーザー以外にはあまり馴染みがないと思いますが、日暮里駅から1駅、北千住から2駅の場所に位置する荒川区の駅となっています。
現況
現地に設置された解体工事のお知らせです。解体工事の名称は令和7年度三河島駅前北地区第一種市街地再開発事業に係る解体工事業務、施工者は三貴、基礎等も含めた解体工期は2025年11月17日から2026年11月9日頃までとなっています。
2025年11月1日にJR常磐線「三河島」駅のホームから撮影した「三河島駅前北地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ約160m)の計画地です。
旧真土小学校跡地は「真土小思い出広場」として暫定利用されていましたが、6月1日に閉鎖されています。
こちら側に多目的アリーナが配置されます。
南西側から撮影。茶色のマンションがある場所までが計画地となっています。ちなみに三河島駅の改札は写真右奥の1ヵ所だけとなっており、低層部に商業施設が入るタワマン本体は駅の改札に近い東側に配置され、多目的アリーナはこちらの西側に配置されます。
北西側から撮影。この細い路地が計画地の境界となっています。
北東側から見た多目的アリーナの計画地方面です。まだ退去していなさそうな建物もありましたが、あちこちに解体工事のお知らせが設置されていました。
配置図で三角形に飛び出ていた部分あたりです。この辺りはどう利用されるのかは不明です。
北東側から撮影。右に見切れているマンションが同再開発の境界となるようです。
駅の南側には「アトラスブランズタワー三河島」(地上34階、最高高さ119.68m)がありますが、この高さを大きく超える地上43階、高さ約160mのタワーマンションがここに建設されます。
三河島駅前です。この辺りはどこまでが同再開発に含まれているのか境界線がイマイチはっきりしませんが、解体工事が始まればわかるようになるかと思います。
最後はJR「三河島」駅方面の空撮です。矢印を入れた場所が「三河島駅前北地区第一種市街地再開発事業」の計画地で、三河島駅は「アトラスブランズタワー三河島」(地上34階、最高高さ119.68m)と同再開発のタワマンに挟まれることになります。
地図
物件概要
名称：三河島駅前北地区第一種市街地再開発事業
所在地：東京都荒川区西日暮里１丁目4番他
交通：JR常磐線「三河島」駅
用途：共同住宅（4〜7階：シニア住宅、8〜43階：一般住宅）、商業・業務、公益施設（多目的アリーナ）
総戸数：749戸（一般住宅669戸、シニア住宅80戸）
階数：地上43階、地下1階
高さ：約160m
構造：鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
敷地面積：約9,894��
建築面積：約6,866��
延床面積：約89,713��
建築主：三河島駅前北地区市街地再開発組合
事業協力者：三井不動産レジデンシャル・野村不動産・三菱地所レジデンスJV
コンサルタント：佐藤総合計画
設計者：−
施工者：−
工期：2026年4月着工〜2029年12月竣工予定
総事業費：約639億7300万円
出典
▼荒川区：三河島駅前北地区の再開発
・三河島駅前北地区第一種市街地再開発事業の事業計画の公表（2025年7月17日更新）
・三河島駅前北地区再開発（2025年6月19日更新）
▼東京都：報道発表（2023年2月6日）
三河島駅前北地区市街地再開発組合の設立を認可します
▼三井不動産：プレスリリース（2021年6月21日）
「三河島駅前北地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定のお知らせ~約1.5ha、住宅・商業・業務・体育館のミクストユースプロジェクト〜
- カテゴリ
- 荒川区
