イメージパース[出典：内閣府]
品川駅近エリアの大規模再開発「品川駅西口地区」の都市計画（素案）の概要が内閣府より公開されました。B-1地区に地上31階、高さ約140mのホテルや住宅、事務所などで構成されるツインタワー、D地区に地上34階、高さ約135mのタワーマンションが建設されます。この記事では同地区の概要や現況、地図等を載せています。
品川駅西口地区について
B-1地区 イメージパース[出典：内閣府]
「品川駅西口地区 B-1地区」は「グランドプリンスホテル新高輪」などがある場所の再開発で、規模は地上31階、地下4階、高さ約140m、敷地面積約2万7500�屐�延床面積約26万8,000�屐�工期は2028年度着工〜2032年度竣工予定となっています。
B-1地区 断面図[出典：内閣府]
B-1地区の見た目はタワーマンション・ホテルと超高層オフィスビルのツインタワーとなっており、低層部には商業施設やMICE施設が入ります。
D地区 イメージパース[出典：内閣府]
「品川駅西口地区 D地区」は高輪衆議院議員宿舎跡地の再開発で、規模は地上34階、地下2階、高さ約135m、敷地面積約4,180�屐�延床面積約4万6100�屐�工期は2026年度着工〜2030年度竣工予定となっています。
都市計画（素案）の概要の事業者は京浜急行電鉄、西武不動産、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合、都市再生機構、東急不動産となっていますが、地区によって分かれるのか両地区で同じなのかは判明していません。
D地区 断面図[出典：内閣府]
D地区は低層部に商業施設が入るタワーマンションになります。国際水準の居住機能及び環状4号線の地権者向けの居住機能が整備され、商業施設は外国語対応の医療施設や生活利便施設が導入されます。
配置イメージ[出典：内閣府]
B-1地区は高輪森の公園の西側で、南側に事務所棟、北側にホテル・住宅棟が配置されます。東側のA地区となっている場所は品川駅前にあった「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」跡地の再開発「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」(地上29階、高さ154m)の建設地です。
D地区は「グランドプリンスホテル高輪」の西側で、ここは品川駅より都営浅草線「高輪台」駅の方が近い場所となっています。また、北側には環状第4号線が建設されます。
遠景イメージ[出典：内閣府]
品川駅周辺では複数の再開発が進行中で、白く描かれている超高層ビルは全てこれから建設され、品川駅周辺から高輪台駅周辺まで超高層ビルやタワーマンションが連なることになります。
B-1地区 イメージパース[出典：内閣府]
B-1地区は高輪森の公園に面しており、公園のデッキテラスと一体となり、エリア中央の緑地空間にも繋がります。
B-1地区 イメージパース[出典：内閣府]
品川駅を基点としたバリアフリー対応として、デッキレベルの歩行者ネットワークが整備されます。
B-1地区 イメージパース[出典：内閣府]
柘榴坂沿いには店舗や植栽が配置し、MICEと連携した広場空間を整備することで立体的なにぎわいが創出されます。
B-1地区 イメージパース[出典：内閣府]
敷地南西側の完成予想図です。こちら側は低層のMICEとなります。
B-1地区 イメージパース[出典：内閣府]
西側は10mほどセットバックしており、約10mの幅がある歩行者空間が確保されます。
D地区 イメージパース[出典：内閣府]
D地区低層部の完成予想図です。D地区の西側には広場空間が整備されます。
D地区 イメージパース[出典：内閣府]
北側の環状4号線沿いの低層部です。
D地区 イメージパース[出典：内閣府]
品川駅から高輪台駅を繋ぐ東西の連携軸沿いの低層部です。歩行者通路沿いにはベンチや植栽が配置され、建物低層部には店舗等が導入されます。
位置図
計画地位置図(広域)[出典：港区]
計画地は都営浅草線「高輪台」駅の東側、JR・京急「品川」駅の西側に位置しており、建設中のA地区を経由し、整備予定の第一京浜上空の国道デッキによって品川駅に接続する計画となっています。また、白金高輪駅から品川駅まで東京メトロ南北線が延伸されるため東京メトロの「品川」駅も将来的には利用可能となります。
歩行者ネットワーク[出典：内閣府]
品川駅がある場所の品川駅街区地区でも再開発が進んでおり、品川駅の西側は大きく変わることになります。
GoogleEarthに加筆
赤い網掛けがB-1地区、青い網掛けがD地区となっており、品川駅周辺の超高層ビル群が西側にも拡大することになります。
現況
南東側から撮影した「品川駅西口地区 B-1-2地区」(地上31階、高さ約140m)の建設地となる「グランドプリンスホテル新高輪」です。こちら側には超高層事務所が配置されます。
南西側から撮影。こちら側は低層のMICE施設が配置されます。
「プリンスホテル日本庭園」越しに見た「グランドプリンスホテル新高輪」の客室棟です。こちら側にはホテル・住宅が配置されます。
北東側から撮影した「品川駅西口地区 D地区」(地上34階、高さ約135m)の建設地方面です。仮囲いのある場所の右半分は環状4号線となるため、左側の奥がタワーマンションの建設地になります。
中央奥に見えているタワーマンションは都営浅草線「高輪台」駅直結の「ザ・ヒルトップタワー高輪台」(地上28階、高さ99.9m)です。
北西側から撮影。
仮囲いの中です。こちら側は環状4号線となり、奥側がタワマン建設地になります。
南西側から撮影。信号のあるT字路がある場所がタワマン建設地となるため、高輪台駅側から見ると道路の正面にタワマンがそびえたつ光景になります。
地図
物件概要
■B-1-2地区■
事業名：品川駅西口地区B-1-2地区
用途：事務所、商業、ホテル、住宅、MICE、駐車場等
階数：地上31階、地下4階
高さ：約140m
敷地面積：約27,500��
建築面積：−
延床面積：約268,000��
工期：2028年度着工〜2032年度竣工予定
■D地区■
事業名：品川駅西口地区D地区
用途：住宅・商業
階数：地上34階、地下2階
高さ：約135m
敷地面積：約4,180��
建築面積：−
延床面積：約46,100��
工期：2026年度着工〜2030年度竣工予定
■共通■
所在地：東京都港区高輪三丁目地内
交通：JR各線「品川」駅
京急本線「品川」駅
都営浅草線「高輪台」駅
事業者：京浜急行電鉄、西武不動産、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合、都市再生機構、東急不動産
出典
▼内閣府：東京都都市再生分科会 配布資料（2025年6月5日）
資料１ 品川駅西口地区 再開発等促進区を定める地区計画 都市計画（素案）の概要
▼東京都港区：環境アセスメント（2025年3月21日）
※ 縦覧期間：令和7年3月21日（金曜日）から令和7年4月21日（月曜日）まで
▼港区議会：令和5年3月20日 建設常任委員会（2023年3月20日）
品川駅西口土地区画整理事業について
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