地上29階、高さ154m「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の建設状況！事業費が1100億円増えて3500億円に（2025.5.14） : 超高層マンション・超高層ビル

外観イメージパース[出典：トヨタ自動車]

　品川駅前にあった「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」跡地の再開発「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」(地上29階、高さ154m)の完成予想図です。商業施設、事務所、ホテル等で構成される複合施設になります。同再開発は建設工事費の高騰などを理由に総事業費を1100億円積み増して3500億円となっています。この記事では同地区の建設状況（2025年5月14日時点）や概要、地図等を載せています。

外観イメージパース[出典：トヨタ自動車]

　「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」は「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」(地上29階、高さ118.84m)跡地の再開発で、規模は地上29階、地下4階、高さ154m、敷地面積2万3584㎡、建築面積2万800㎡、延床面積31万3100㎡、建築主は京浜急行電鉄、設計者は大成建設、工期は2025年5月31日着工～2029年1月下旬竣工、2029年度開業予定となっています。29階は運用呼称で建築基準法上の階数は地上28階、地下5階となります。

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画断面図

断面図[出典：京浜急行電鉄]

　フロア構成は地下2階～地下1階が多目的ホール、地下1階～4階が商業施設、5階～6階が国際カンファレンスセンター、7階～22階がオフィス、そして23階～29階がラグジュアリーホテル（誘致予定）となります。

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画配置図

配置図[出典：京浜急行電鉄]

　建設地は品川駅西口前の第一京浜沿いで、品川プリンスホテルの北側にあった「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」の跡地です。西側にある「高輪森の公園」とは一体となる広場が整備され、東側にある第一京浜（国道15号）には国道上空デッキが建設され品川駅に接続する計画となっています。

オフィスロビーのイメージ[出典：トヨタ自動車]

　オフィスロビーの完成予想図です。オフィスフロアの一部はトヨタ自動車が取得して2029年度に「新東京本社」として開業予定となっています。

イメージパース[出典：内閣府]

　北側から見た商業施設部です。低層部にはテラスが整備されることがわかります。

イメージパース[出典：内閣府]

　西側に整備される緑地は「高輪森の公園」と一体となります。

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画位置図

位置図[出典：京浜急行電鉄]

　「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の建設地は「シナガワグース（SHINAGAWA GOOS）」の跡地で品川駅の西側に位置しています。同再開発は第一京浜上空に整備される大規模デッキ経由で品川駅に接続します。

　また、北側のC地区となっている場所では「高輪三丁目品川駅前地区第一種市街地再開発事業」(地上30階、高さ約155m)が計画されており、同再開発ともデッキで接続する予定です。

　2025年5月14日に第一京浜沿いから撮影した「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」(地上29階、高さ154m)の建設地です。

　この写真の右側では品川駅西口土地区画整理事業により地区内道路が整備に着手することが発表されており、これが完成すると整備予定の駅前広場からバスは一旦坂を上ってUターンし、第一京浜を右左折することが可能となります。言葉で表現するのは難しいですが、一番最初に載せた完成予想図を見ると言っていることがわかるかと思います。