イメージパース[出典：日本郵船]
横浜の海岸通り沿いで建設中のオフィスビル「(仮称)横浜市中区海岸通計画」(地上21階、高さ99.99m)の完成予想図です。手前はホテルとして保全活用される「横浜郵船ビル」で、5月7日からホテルにコンバージョン（改装）する工事に着手しています。この記事では同再開発の概要や建設状況（2025年5月3日時点）、地図等を載せています。
(仮称)横浜市中区海岸通計画について
イメージパース[出典：横浜市]
「(仮称)横浜市中区海岸通計画」は「神奈川県警本部」の西隣の再開発で、オフィスビルとなる高層棟のA-1地区や、ホテルにコンバージョンするA-2地区などに分かれた再開発となっています。
A-1地区の規模は地上21階、塔屋1階、地下1階、高さ99.99m、敷地面積4,944.21�屐�建築面積3,610�屐�延床面積7万560�屐�建築主は中区海岸通デベロップメント特定目的会社（日本郵船、三菱地所、鹿島建設）、設計者は三菱地所設計、施工者は鹿島建設、竣工予定は2027年1月29日となっています。
狭域図[出典：日本郵船]
A-2地区にある「横浜郵船ビル」は歴史的建造物に位置付けられており、海側の一部で解体・改築が行われバンケットルームが配置されることになりますが、極力現状維持をしたままホテルにコンバージョン（改装）されます。規模は地上4階、延床面積7,163.25�屐∋楾�者は岩田地崎建設でホテルはPlan・Do・Seeが運営します。
建物用途構成イメージ[出典：日本郵船]
A-1地区のフロア構成は1階が商業施設、2階が「横浜郵船ビル」に入っていた休館中の「日本郵船歴史博物館」、そして4〜20階がオフィスフロアとなります。
イメージパース[出典：横浜市]
海側低層部の完成予想図です。水際線プロムナードが公開空地として整備されます。
イメージパース[出典：横浜市]
水際線の歴史を身近に感じられるように、船の係留に使用したビットが保存されます。
イメージパース[出典：横浜市]
A-2地区で保存・活用される「横浜郵船ビル」の海側低層部です。建物は極力保存・活用されますが、このあたりだけは一部解体・改築が行われバンケットルームが配置されます。
イメージパース[出典：横浜市]
A-1地区のエントランス部分です。海岸通りから海側へ行けるようになります。
イメージパース[出典：横浜市]
海岸通り沿い低層部の完成予想図です。隣接する「横浜郵船ビル」の最上部の水平ラインに合わせたデザインとなっています。
位置図
広域図[出典：日本郵船]
建設地はみなとみらい線「馬車道」駅の北東側、「日本大通り」駅の北西側で海岸通りエリアに位置しています。
建設状況
2025年5月3日に横浜赤レンガ近くの新港橋から撮影した「(仮称)横浜市中区海岸通計画」(地上21階、高さ99.99m)の建設地です。地下躯体工事中ですがタワークレーンが1基設置されていました。
少し広角で撮影。右奥は北仲エリアの超高層ビル群やみなとみらいの超高層ビル群です。
「よこはま新港合同庁舎」前のプロムナードから撮影。右側の低層の建物がホテルにコンバージョン（改装）される「横浜郵船ビル」です。
少し移動してもう1枚。右奥に頭だけ見えている建設中の超高層ビルはJR関内駅前の「BASEGATE横浜関内」(地上33階、高さ169m)です。
建設地の隣は「神奈川県警察本部」(地上20階、91.8m)です。
海岸通りから撮影した「横浜郵船ビル」です。
ここは5月7日からホテルにコンバージョン（改装）する工事が始まっています。
その隣が超高層オフィスビルの建設地になります。
「(仮称)横浜市中区海岸通計画」が完成すると海側に整備されるプロムナードが開放されるため、新たに水辺を感じれる空間が誕生します。
同じ日に「横浜ランドマークタワー」の展望室から撮影。建設地はほぼ見えませんが、タワークレーンがあることでどこに建つのかがわかります。
広角で撮影。手前では昨日のブログに載せた「ブランズタワー横浜北仲」(地上40階、高さ150m)が建設されるため、ここからはほとんど見えなくなりそうです。ただ、中央の黒いタワマン「ザ・タワー 横浜北仲」(地上58階、高さ199.95m)の46階には無料展望フロアがあるのでそこからは見えます。今回は時間が足りずに行けませんでした。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
計画名：(仮称)横浜市中区海岸通計画(A-1地区)
所在地：神奈川県横浜市中区海岸通３丁目9番4号
交通：みなとみらい線「馬車道」駅
用途：事務所、展示場、飲食店舗、駐車場
階数：地上21階、塔屋2階、地下1階
高さ：99.99m
構造：鉄骨造、RC造（一部SRC造）
敷地面積：4,944.21��
建築面積：3,610��
延床面積：70,560��
事業者：中区海岸通デベロップメント特定目的会社（日本郵船、三菱地所、鹿島建設）
設計者：三菱地所設計
施工者：鹿島建設
工期：2024年5月1日着工、2027年1月29日竣工予定
供用時期：2027年予定
出典
▼日本郵船：ニュースリリース(2025年5月9日)
横浜郵船ビルをホテルにコンバージョンする工事をスタート
▼日本郵船：ニュースリリース(2024年5月10日)
「（仮称）横浜市中区海岸通計画（A-１地区）」新築着工
▼日本郵船：ニュースリリース(2023年7月11日)
横浜の新ビル建設に向け特定目的会社を設立
▼横浜市：環境アセスメント(2023年8月25日更新)
（仮称）横浜市中区海岸通計画 環境影響評価手続
▼横浜市：横浜市都市美対策審議会(2023年9月19日)
第71回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録（令和5年6月30日開催）
※ 資料 議事４（PDF：6,365KB）
▼横浜市：横浜市都市美対策審議会(2022年10月28日)
第68回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録（令和4年8月29日開催）
※ 資料 議事３（PDF：38,937KB）
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