地上41階、高さ160m「(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区」の建設状況！愛宕山に面した野村不動産によるタワーマンション（2025.3.22） : 超高層マンション・超高層ビル

　愛宕のタワーマンション「(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区」(地上41階、最高高さ166.3m)の建設地です。2025年3月22日に撮影しました。愛宕山の東側に位置する野村不動産によるタワーマンションで、竹中工務店の施工で無事に着工しています。この記事では同タワマンの概要や建設状況、地図等を載せています。

イメージパース[出典：東京都都市整備局]

　「(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区」は愛宕山に面した場所のタワーマンションで、規模は地上41階、地下2階、高さ160m、最高高さ166.3m、敷地面積2,905.13㎡、建築面積約1,520㎡、延床面積約5万4200㎡、建築主は独立行政法人都市再生機構、野村不動産、設計者と施工者は竹中工務店、竣工予定は2028年11月30日となっています。

イメージパース[出典：東京都都市整備局]

　東側からの鳥観図です。F地区が愛宕地区第一種市街地再開発事業とも呼ばれる同再開発によるタワーマンションで、G地区には小規模な寺院・店舗、H地区では地上14階、高さ約50m、延床面積約1万6900㎡規模の共同住宅が計画されています。E地区は愛宕山にある愛宕神社です。

配置図[出典：野村不動産]

　計画地は愛宕山の東側で、愛宕山にある愛宕神社の参道を挟んだ左側（南側）がタワーマンションがF地区（Ⅰ街区）、右側（北側）がG地区（Ⅱ街区）となっています。

　G地区（Ⅱ街区）の道路側がⅡ-1棟で地上3階、高さ約15mの店舗等、愛宕山側がⅡ-2棟で地上3階、高さ約10mの寺院等となります。両棟合わせた敷地面積は約790㎡、延床面積約1,010㎡で、F地区完成後に着工し、2032年度までに竣工する予定です。

(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区断面図

断面図[出典：野村不動産]

　F地区（Ⅰ街区）のフロア構成は1階が店舗、2階が生活・産業支援施設、4～6階が事務所、そして7～41階が住宅フロアとなります。

イメージパース[出典：野村不動産]

　F地区（Ⅰ街区）とG地区（Ⅱ街区）の間にある愛宕神社の参道の両側には広場が整備されます。鳥居の先に階段は「出世の石段」で、ここを登ると愛宕神社の社殿があります。

位置図[出典：野村不動産]

　建設地は愛宕山の東側で、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅、都営三田線「御成門」駅、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅といった複数路線・駅が周囲に点在する立地となっています。

　2025年3月22日に北東側から撮影した「(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区」(地上41階、最高高さ166.3m)の建設地です。左奥は「愛宕グリーンヒルズ」で、地上42階、最高高さ157.26mの賃貸タワマンと地上42階、最高高さ186.76mのオフィスビルとなっています。また、右の鳥居の先にある階段が「出世の石段」です。

　南東側から撮影。背後の超高層ビル群は「虎ノ門ヒルズ」で左から「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(地上49階、最高高さ265.75m)、「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」(地上54階、最高高さ221.55m)、「虎ノ門ヒルズ森タワー」(地上52階、最高高さ255.5m)となっています。また、左には東京23区内で唯一の山岳トンネルである愛宕山トンネルがあります。

　その愛宕山トンネル内から撮影。建設地は愛宕山隣接地ということがわかります。

　愛宕山トンネルのすぐ上あたりから撮影。

　愛宕山にはエレベーターや遊歩道もあり、その遊歩道から撮影した「(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区」の建設地です。

　撮影時の作業予定は山留工事でクレーンがH鋼を吊っていました。

　こちらはドリルで穴をあけているようでした。

　建築計画のお知らせです。

■物件概要（F地区）■
事業名：(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区施設建築物
所在地：東京都港区愛宕一丁目200番1
用途：共同住宅、事務所、店舗
総戸数：約360戸
階数：地上41階、地下2階
高さ：約160m（最高高さ166.3m）
構造：鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：2,905.13㎡
建築面積：約1,520㎡
延床面積：約54,200㎡
施工者：独立行政法人都市再生機構、野村不動産
設計者：竹中工務店
施工者：竹中工務店
工期：2025年1月25日着工～2028年11月30日竣工予定

▼野村不動産：ニュースリリース（2023年1月20日）
「愛宕地区第一種市街地再開発事業」（ＵＲ施行）事業計画認可のお知らせ（都市再生機構・竹中工務店・野村不動産）

▼東京都港区（2023年11月30日）
愛宕地区第一種市街地再開発事業

▼東京都都市整備局（2021年12月16日）
愛宕地区に係る都市計画案の説明会

▼港区議会：建設常任委員会（2021年7月21日）
愛宕地区の街づくりについて

▼東京都都市整備局
愛宕地区（機構施工）