解体工事が始まる前の「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」空撮です。両ビルは2024年12月1日から大成建設を施工者として解体工事が始まっています。解体後の跡地には旗艦ビルとなるよう計画が進められています。この記事では同ビルを含む丸の内仲通り南周辺地区や既存建物解体状況（2025年3月9日時点）、地図等を載せています。
丸の内仲通り南周辺地区について
位置図[出典：日刊建設工業新聞]
三菱地所は大手町・丸の内・有楽町エリアにおいて、2020年以降のまちづくり「丸の内NEXTステージ」によって有楽町エリア及び常盤橋エリアを重点的に整備し、2030年までに約6,000〜7,000億円を投資することが発表されています。そのうち有楽町エリアの「丸の内仲通り南周辺地区」はA街区（帝劇ビル・国際ビル）、B街区（新東京ビル）、C街区（新国際ビル・新日石ビル）、D街区（有楽町ビル・新有楽町ビル）に分かれています。A街区は今朝のブログに掲載した「(仮称)丸の内3-1プロジェクト（国際ビル・帝劇ビル建替計画）」(地上29階、高さ約155m)で4月1日から既存建物の解体工事が始まります。
B〜D街区については検討中で概要は発表されていませんが、JR有楽町駅を貫く「東西地下通路」を新設し各街区に接続することは決定しています。そしてD街区にある有楽町ビル・新有楽町ビルは2024年12月1日から大成建設を施工者として解体が始まっており、跡地には旗艦ビルとなるよう計画が進められています。
位置図
位置図[出典：三菱地所]
「丸の内仲通り南周辺地区」のD街区はJR有楽町駅の皇居側で「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」がある場所となっており、「新有楽町ビル」は東京メトロ有楽町線「有楽町」駅に直結していましたが、再開発では新設するJR「有楽町」駅を貫く東西地下通路にも接続する計画となっています。
既存建物解体状況
「新有楽町ビル」の解体工事のお知らせです。解体の施工者は大成建設、解体工期は2026年8月31日までとなっていますが、解体工事名称が「新有楽町ビル既存建物地上解体工事」となっているため、地下部の解体はまだまだ先になりそうです。
2025年3月9日に南東側となる有楽町駅前から撮影した解体工事中の「新有楽町ビル」(地上14階)です。
撮影時の作業予定は内装解体、外部足場組立となっていました。
丸の内仲通り沿いとなる北西側から撮影。
南北に凹みがあるビルとなっていました。
「有楽町ビル」の解体工事のお知らせです。解体の施工者は大成建設、解体工期は2026年8月31日までで、こちらも解体工事名称が「有楽町ビル既存建物地上解体工事」となっているため地下部の解体はまだまだ先になりそうです。
北東側となる有楽町駅前から撮影した解体工事中の「有楽町ビル」(地上11階)です。
こちらも撮影時の作業予定は内装解体、外部足場組立となっていました。
丸の内仲通り沿いぞなる南東側から撮影。跡地に建設されるビルの規模が気になるところです。
地図
物件概要（既存ビル）
既存ビルの概要です。
■物件概要（有楽町ビル）■
名称：有楽町ビル
所在地：東京都千代田区有楽町一丁目10番1号
交通：JR山手線・京浜東北線「有楽町」駅
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座」駅
東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅
都営三田線「日比谷」駅
用途：オフィス、店舗、映画館
階数：地上11階、塔屋2階、地下5階
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積：3,551.46��
延床面積：42,159.08��
所有者：三菱地所
施工者：大成建設
工期：1964年7月28日着工〜1966年5月24日竣工
■物件概要（新有楽町ビル）■
名称：新有楽町ビル
所在地：東京都千代田区有楽町一丁目12番1号
交通：JR山手線・京浜東北線「有楽町」駅
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座」駅
東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅
都営三田線「日比谷」駅
用途：オフィス、店舗
階数：地上14階、塔屋1階、地下4階
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積：7,233.26��
延床面積：83,023.37��
所有者：三菱地所
工期：1967年1月竣工
出典
▼日刊建設工業新聞（2024年11月26日）
丸の内仲通り南周辺地区（東京都千代田区）／２５年６月都計決定、帝劇は１４５ｍに
▼三菱地所：ニュースリリース（2021年7月28日）
有楽町エリア再構築本格始動 「有楽町ビル」・「新有楽町ビル」建替計画着手 〜JR有楽町駅前ビルの建替により、有楽町エリアの更なる発展に寄与〜
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