イメージパース[出典：港区議会]
ホテルオークラ東京別館跡地のタワーマンション「六本木・虎ノ門地区D街区新築工事」(地上53階、高さ232.3m)の完成予想図です。同タワマンの共同住宅部は賃貸と分譲となり、途中フロアには国際水準のホテルが入る計画となっています。この記事では同タワマンの概要や別館の解体状況（2025年2月22日時点）、地図等を載せています。
六本木・虎ノ門地区D街区新築工事について
断面図[出典：港区]
「六本木・虎ノ門地区D街区新築工事」は「ホテルオークラ東京別館」跡地の再開発で、規模は地上53階、地下5階、高さ232.3m、敷地面積約9,932�屐�建築面積5,500�屐�延床面積14万3900�屐�建築主・設計者・施工者は鹿島建設、工期は2025年7月下旬着工、2031年3月下旬竣工予定となっています。
港区議会の資料での事業名は「六本木・虎ノ門地区Ｄ街区」でしたが、港区の環境アセスメント、建築計画のお知らせの名称は「六本木・虎ノ門地区D街区新築工事」となっています。
断面図[出典：港区]
同再開発は賃貸・分譲住宅が混在するタワーマンションで、途中フロアに国際水準のホテルが入ります。
断面図[出典：港区]
タワマン本体の隣には生活支援機能（店舗）が配置され、その屋上は大規模広場になります。
土地利用平面図[出典：港区]
タワーマンション本体は敷地北側に配置され、店舗・大規模広場は敷地南側に配置されます。
現在の敷地南側にはほぼ直角に曲がる既存の急な坂道がありますが、S字の走行しやすい道路に再整備されます。また、東側の少し湾曲している既存道路も直線に再整備されます。
東立面図[出典：港区]
東側立面図です。中層部と高層部の間にある他と違うフロアがホテルと住宅の境目になると思われます。
地区幹線道路2号 整備イメージ[出典：港区議会]
神谷町駅側から見た広場方面の完成予想図です。現在はここにT字路があり、左側にはほぼ直角に曲がる急な坂道がありますが、S字の道路に生まれ変わり、真っ直ぐ進めるようになります。
バリアフリー動線等のイメージ[出典：港区議会]
この辺りは図の上（西側）が高台となる高低差がある地形となっていますが、同再開発ではそれを解消するエレベーターとエスカレーターがあるバリアフリー動線が確保され、図の下側にある整備済みのバリアフリールートに繋がります。
バリアフリー動線のイメージ[出典：港区議会]
南側の広場は「アーバングリーンテラス」として整備され、屋上広場のある「スクエア」はグローバルワーカー及び地域住民の生活を支援する輸入品等を販売するスーパーマーケットや、外国語対応の医療施設が計画されています。
また、図の左上の交差点がある場所は現在T字路となっていますが、スペイン大使館の隣にあるホーマットプレジデントを解体して道路を新設する計画となっています。
逍遥の森の整備イメージ[出典：港区議会]
敷地南端の「逍遥（しょうよう）の森」は、自然地盤を活かした多様性の高い樹種構成（常緑、落葉混交林）とし、水景の流れを設け、水の動きや音によって歩行・滞在しやすい快適な緑陰スペースを創出し、生物にとっても貴重な水場として整備されます。
位置図
計画地位置図(詳細)[出典：港区]建設地は「ホテルオークラ東京別館」跡地で、「The Okura Tokyo」の南側、アメリカ大使館の南東側に位置しています。
計画地位置図(広域)[出典：港区]建設地周辺には複数路線・駅が徒歩圏に点在しており、南西側には東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅、南東側には東京メトロ日比谷線「神谷町」駅、北東側には東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、北西側には東京メトロ銀座線「溜池山王」駅があります。
2020年12月18日にヘリから撮影した六本木・赤坂・虎ノ門方面です。赤い網掛けをした場所が解体前の「ホテルオークラ東京別館」で、そこに「(仮称)六本木一丁目北地区計画」として高さ232.3mのタワーマンションが建設されます。
既存建物解体状況
2025年2月22日に北東側から撮影した「ホテルオークラ東京 別館」跡地で、「六本木・虎ノ門地区D街区新築工事」(地上53階、高さ232.3m)の建設地です。
北側から撮影。奥には「アークヒルズ 仙石山森タワー」(地上47階、最高高さ206.69m)や「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)などが見えています。
北西側から撮影。撮影場所の真後ろがアメリカ大使館となっています。
仮囲いの中です。
現在は「OC開発計画解体工事」として2025年3月31日までの工期で地下部の解体工事が行われています。
急な坂道を登った先となる南西側から撮影。どの方向を見ても超高層ビルやタワーマンションがある立地となっています。
坂道を登ったところはT字路となっていますが、現在はホーマットプレジデントの解体工事が行われており、そこに道路が新設され十字路の交差点として整備されます。
ホーマットプレジデント跡地がどうなるのかは不明ですが、「六本木・虎ノ門地区D街区新築工事」の資料に描かれている図を見ると、この道路を挟んだ北側（写真右側）にある第35興和ビルも解体され、この道路も廃道となるようです。
地図
物件概要
全体工事工程[出典：港区]
■物件概要■
事業名：六本木・虎ノ門地区D街区新築工事
：(仮称)六本木一丁目北地区計画
所在地：東京都港区六本木１丁目131-1他（地番）
交通：東京メトロ日比谷線「神谷町」駅
東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅
東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅
用途：共同住宅・ホテル・店舗・自動車車庫
階数：地上53階、地下5階
高さ：232.3m
構造：鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：9,932��
建築面積：5,500��
延床面積：143,900��
事業者：鹿島建設
設計者：鹿島建設
施工者：鹿島建設
工期：2025年7月下旬着工〜2031年3月下旬竣工予定
出典
▼港区：環境アセスメント（2024年8月1日）
※ 縦覧期間終了
▼港区議会：建設常任委員会（2024年6月24日）
資料1_六本木・虎ノ門地区地区計画の変更（原案）について
▼港区議会：建設常任委員会（2024年5月22日）
六本木・虎ノ門地区D街区の街づくりについて
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