白金高輪駅の西側の再開発「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」(地上39階、高さ約140m)の建設地です。2025年2月15日に撮影しました。現地では既存建物の解体工事中で、東急不動産らによる総戸数973戸のタワーマンションが建設されます。この記事では同タワマンの概要や既存建物解体状況（2024年8月17日時点）、地図等を載せています。
白金一丁目西部中地区について
完成イメージ[出典：建設通信新聞]
「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」は白金高輪駅の西側に位置するタワーマンションで、規模は地上39階、塔屋2階、地下1階、高さ約140m、敷地面積約1万1126�屐�建築面積約5,100�屐�延床面積約9万7974�屬箸覆辰討い泙后�
建築主は白金一丁目西部中地区市街地再開発組合（参加組合員：東急不動産、三井不動産レジデンシャル、大成建設、大成有楽不動産、日本郵政不動産）、特定業務代行者は大成建設で工期は2025年6月着工、2028年度の竣工予定です。
配置図[出典：東京都]
敷地はタワーマンションが建設されるA地区と、工場棟が配置される小規模なB地区に分かれており、A地区の北側には大規模な広場が整備される計画となっています。
東西断面図(A地区)[出典：港区]
A地区は地上39階の高層棟と地上14階の中層棟に分かれており、高層棟のフロア構成は1階に店舗、2階に保育園、生活支援施設、駐輪場、そして3階〜39階が住宅フロアとなり、26、27階には共用施設が配置されます。また、38階、39階には約100�屐�140�屬離廛譽潺▲狃燦佑�28戸用意される計画となっています。
中層棟のフロア構成は1階に店舗、2階に駐輪場、そして3階〜14階が住宅フロアで屋上にはスカイガーデンが配置されます。
東西断面図(A地区、B地区)[出典：港区]
B地区には地上4階、高さ約15mの小規模なビルが2棟計画されており、フロア構成はそれぞれ1階に工場、2階に事務所、1〜2階に店舗で、両棟とも3階、4階が住宅フロアとなります。
平面図
平面図[出典：港区]
「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」の平面図です。北側には区画道路、敷地内には東西に貫く広場、そして周囲には2〜5mの歩道状空地が整備されます。
免震ピット平面図[出典：港区]
地下には免震ピット層があるため免震構造になることがわかります。
地下1階平面図[出典：港区]
タワーパーキングの出入口も含めて駐車場は地下に設置され、車寄せも地下に配置されます。駐車場への車路は北側から入って、南側が出る一方通行のルートになります。
1階平面図[出典：港区]
A地区の1階には複数の店舗区画が用意されます。B地区の1階には店舗と工場が配置されます。
2階平面図[出典：港区]
A地区の2階には生活支援施設、保育園、駐輪場が配置され、B地区は店舗と事務所が配置されます。
3階平面図[出典：港区]
A地区もB地区も3階から住宅フロアになります。
4階平面図[出典：港区]
B地区は4階が最上階になります。
15階平面図[出典：港区]
A地区の中層棟は14階建てで、屋上にはスカイガーデンが配置されます。
26階平面図[出典：港区]
高層棟側の26階には共用施設が配置されます。
27階平面図[出典：港区]
共用施設は一部が2層吹き抜けになります。
37階平面図[出典：港区]
37階の南側には2戸分を使った広い部屋が1戸用意されていることがわかります。資料によると一番広い部屋はプレミアムフロア以外で166�屬旅�さがあるとのことなので、ここがその部屋になるようです。
38階平面図[出典：港区]
38階、39階は3LDKのプレミアムフロアとなります。
39階平面図[出典：港区]
プレミアムフロアは合計28戸で約100�屐�140�屬旅�さとなります。
R階・PH1階平面図[出典：港区]
屋上階の平面図です。
PH2階平面図[出典：港区]
出典に載せた港区のHPに行くと全フロアの平面図を見ることができます。
位置図
位置図[出典：東京都]
建設地は「白金タワー」(地上42階、高さ141.9m)がある「白金アルエシティ」の西隣のエリアで、最寄駅は都営三田線・東京メトロ南北線「白金高輪」駅となります。
敷地北東側の「白金一丁目東部北地区」と書いてある場所には「白金ザ・スカイ」(地上45階、高さ156.10m)が完成しています。
2020年12月18日にヘリから撮影した白金高輪駅周辺です。赤い網掛けをした場所が「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」(地上39階、高さ約140m)の計画地です。その左隣は「白金タワー」(地上42階、高さ141.9m)で、これとほぼ同じ高さになります。また、下の建設中の建物が今は完成している「白金ザ・スカイ」(地上45階、高さ156.10m)です。
既存建物解体状況
北東側から撮影した「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」(地上39階、高さ約140m)の既存建物解体現場です。この角地は小規模なB地区で地上4階、高さ約15mのビルが2棟建設されます。
敷地東側の道路から撮影。全ての解体工事のお知らせはチェックできていないと思いますが、見たものは全て2025年7月31日までの解体工期となっていました。
まだ解体されずに残っている既存建物もあります。
南東側から撮影。こちらの角地がA地区の14階建て中層棟の建設地になります。
仮囲いの中です。A地区の南側は既存建物の解体工事がほとんど終わっているようでした。
南西側から撮影。
仮囲いの中です。タワマン本体が建設地となる大部分が更地になっていました。左後ろの板状のタワーマンションが「白金ザ・スカイ」(地上45階、高さ156.10m)です。
次回訪問時には既存建物は残り僅かになっていそうです。
西側の道路から撮影。中央奥のタワーマンションが「白金タワー」(地上42階、高さ141.9m)で、ここに建設される「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」(地上39階、高さ約140m)とほぼ同じ高さです。
敷地北西角にあった既存建物の解体工事も始まっていました。
敷地の周囲には歩道がない場所もありますが、敷地を囲むように2〜5mの歩道状空地も整備されます。
敷地北側から撮影。正面の家は計画地に含まれており、解体工事のお知らせが設置されていました。左の建物は同再開発には含まれておらずこのまま残ります。
敷地北側は細い路地と再開発には含まれない既存建物となっていますが、左側の仮囲いがある場所には東西を繋ぐ区画道路が整備されます。
地図
物件概要（A地区）
事業名：白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業 A地区
住所：東京都港区白金１丁目の一部
交通：東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪」駅
用途：住宅、店舗、子育て支援施設、駐車場
総戸数：973戸
階数：地上39階、塔屋2階、地下1階
高さ：約140m
構造：鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造
耐震性能：免震構造
敷地面積：約11,126��
建築面積：約5,100��
延床面積：約97,974��
建築主：白金一丁目西部中地区市街地再開発組合
参加組合員：東急不動産、三井不動産レジデンシャル、大成建設、大成有楽不動産、日本郵政不動産
特定業務代行者：大成建設
工期：2025年6月着工〜2028年度竣工予定
出典
▼建設通信新聞（2024年2月13日）
※ リンク切れ
▼東京都港区：第一種市街地再開発事業（2024年3月11日更新）
白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業
▼東京都：報道発表（2022年6月23日）
白金一丁目西部中地区市街地再開発組合の設立を認可します
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