(仮称)九段南２丁目計画の建設状況！千鳥ヶ淵前の積水ハウスによる19階、高さ約90mの分譲タワマンで東急建設による準備工事開始（2025.2.11～16） : 超高層マンション・超高層ビル

　千鳥ケ淵前の分譲タワマン「(仮称)九段南２丁目計画」(地上19階、最高高さ89.80m)の建設地です。2025年2月11日に撮影しました。建築主は積水ハウスで2024年6月1日の着工予定から2024年12月16日着工予定に延期され、その日付を過ぎても着工される気配はありませんでしたが、ようやく東急建設を施工者とした準備工事が始まりました。この記事では同タワマンの概要や建設状況、地図等を載せています。

　「(仮称)九段南２丁目計画」は千鳥ケ淵の目の前で計画されている分譲のタワーマンションで、規模は地上19階、地下3階、高さ86.80m、最高高さ89.80m、敷地面積3,493.28㎡、建築面積1,354.88㎡、延床面積2万2404.81㎡となっています。

　建築主は積水ハウス、設計者は日建ハウジングシステムで工期は2024年12月16日着工、2028年9月30日の竣工予定です。建築物環境計画書制度によると総戸数は50戸となっています。東急建設を施工者として準備工事が始まっているので、施工者は東急建設になるものと思われます。

　2020年12月にヘリから撮影した皇居周辺の空撮です。右下の矢印を入れた場所が「(仮称)九段南２丁目計画」の計画地で、最寄駅となる都営新宿線/東京メトロ半蔵門線・東西線「九段下」駅の出入口までは徒歩5分程度の距離となっています。

　目の前は千鳥ヶ淵で、その先には日本武道館があり、そして皇居越しに東京駅周辺の超高層ビル群を望むことができる立地で、反対側には靖国神社がすぐ近くにあるという、都心にいながら自然や歴史、文化も感じられる場所となっています。

　2025年2月16日に東側となる千鳥ヶ淵前から撮影した「(仮称)九段南２丁目計画」(地上19階、最高高さ89.80m)の建設地です。先週は仮囲いに透明部分があったのですが、今日現場に行ってみるとなくなっていました。

　先週の2月11日に仮囲いの透明部分から撮影した建設地です。ショベルカー3機で準備工事が始まっていました。今後はこちら側から仮囲いの中を撮影はできなさそうです。

　ここは移転した「九段坂病院」の跡地で、桜でも有名な千鳥ヶ淵に面しています。こちらも先週まであった仮囲いの透明部分がなくなっていました。

　先週の2月11日に仮囲いの透明部分から撮影した建設地です。工事工程は準備工事（仮囲い盛替え工事・地盤改良工事）、前面道路切り下げ工事となっていました。

　西側の内堀通り沿いから撮影。右側に見える重機は住友商事によるマンション「(仮称)千代田区九段南２丁目計画新築工事」（地上13階、高さ48.20m、延床面積6,105.86㎡）の建設地です。

　2025年2月16日に西側から撮影した仮囲いの中です。高さ86.8mを19階で割ると単純計算で階高はオフィスビル並みの約4.57mとなり、延床面積2万2404.81㎡に対して総戸数50戸で割ると1戸あたり約448㎡となります。住宅面積はもっと少ないにせよ、最上級グレードのマンションとなることは確実で、ここは限られた人にだけ案内されるアンダーで販売されることになるかと思います。

　奥には日本武道館の玉ねぎ頭が見えるように、皇居側は低層階でも眺望が保証された立地となっています。

　おまけで仮囲いに貼ってあった「立入禁止」です。日本語、英語、韓国語、中国語に加えてヒンディー語もありました。これは北側がインド大使館のためだと思いますが、ヒンディー語も書かれているのは初めて見た気がします。というか、これってヒンディー語ですよね？

　建築計画のお知らせです。

　建築計画のお知らせの施工者は未定のままでしたが、特定建設作業実施のお知らせによると準備工事は東急建設となっているので、施工者は東急建設になることが予想されます。

■物件概要■
事業名：(仮称)九段南２丁目計画
所在地：東京都千代田区九段南２丁目1番1
交通：東京メトロ半蔵門線・東西線「九段下」駅
　　　都営新宿線「九段下」駅
用途：共同住宅
総戸数：50戸
階数：地上19階、地下3階
高さ：86.80m（最高89.80m）
構造：鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：3,493.28㎡
建築面積：1,354.88㎡
延床面積：22,404.81㎡
建築主：積水ハウス
設計者：日建ハウジングシステム
施工者：未定
工期：2024年12月16日着工～2028年9月30日竣工予定