地上51階、高さ約250m「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の建設状況！塔屋まで到達しています（2025.1.26） : 超高層マンション・超高層ビル

　八重洲で建設中の「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」(地上51階、最高高さ249.72m)です。2025年1月26日に八重洲中央口前交差点から撮影しました。直結する八重洲地下街経由で東京駅に接続するオフィスビルです。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。

B地区外観イメージ[出典：東京建物]

　「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」は東京駅前、皇居とは反対側の八重洲エリアの超高層オフィスビルで、規模は地上51階、塔屋1階、地下4階、最高高さ249.72m、敷地面積1万604.25㎡、建築面積8,388.50㎡、延床面積22万5063.24㎡となっています。

　建築主は東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合（参加組合員：東京建物、都市再生機構）、設計者は大林組、施工者は大林・大成建設共同企業体(代表：大林組)で2026年2月28日の竣工予定です。

A地区・B地区外観イメージ[出典：東京建物]

　東京駅側から見た完成予想図です。角地の低層ビルはA地区で、規模は地上10階、地下2階、高さ45m、最高高さ51.05m、敷地面積1,281.82㎡、建築面積1,206.04㎡、延床面積1万2218.21㎡となっています。

　A地区の建築主は東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発組合（参加組合員：東京建物）、設計者と施工者は大成建設でB地区と同じ2026年2月28日の竣工予定です。

配置図[出典：東京都環境局]

　A地区は外堀通りに八重洲通りが接続する東京駅前の角地で、B地区は八重洲通りと外堀通りに接道するL字型の敷地となっています。外堀通り沿いには複数の既存建物が残るため、超高層ビル本体は敷地奥側に配置されます。

断面図[出典：東京都環境局]

　B地区のフロア構成は地下にバスターミナル東京八重洲、低層部に店舗・カンファレンス・劇場・医療施設・屋内広場等、中高層部にオフィスフロアが配置されます。

断面図[出典：東京都環境局]

　外堀通りに面した東京駅側低層部の5～6階には住宅が配置されます。ただ、建築物環境計画書制度を見ると住宅等の面積は1,768.60㎡しかないため権利者住宅のみの可能性があります。

断面図[出典：東京都環境局]

　A地区は地下1～地上2階に商業施設が入るオフィスビルになります。

フロア構成図[出典：公式HP]

　B地区のフロア構成の詳細です。地下2階にバスターミナル東京八重洲、地下2階～地上4階に商業施設、3階～6階に劇場、5階にカンファレンス（大ホール）、6～7階に医療施設（学校法人日本医科大学八重洲健診センター）、そして9～50階にオフィスフロアが配置され、最上階の51階は機械室になります。

　オフィスフロアの13階にはオフィスサポート用の共用フロア、41階にはミーティングにも利用可能な高層ラウンジが配置されます。また、オフィスロビーは4階になります。

アクセス概念図[出典：公式HP]

　隣接するA地区も含めて地下1階では八重洲地下街に3カ所で接続し、これにより八重洲地下街経由でJR東京駅にも接続することになります。

劇場完成予想CG[出典：公式HP]

　低層部に配置される劇場は東京駅前では初となる約800名収容可能な段床型劇場となります。同劇場と5階に配置されるカンファレンスホールの運営はぴあとコングレに決定しています。

外観完成予想CG[出典：公式HP]

　北東側から見た低層部です。低層部に入る商業施設は約60店舗想定で、右奥の5～6階部分が住宅になります。

外観ゲート完成予想CG[出典：公式HP]

　B地区の外堀通り沿いにはデッキがあるエントランスゲートが設けられます。ただ、ここは既存の金券ショップと消費者金融が勢ぞろいしたビルに挟まれた敷地となっています。

大庇下広場完成予想CG[出典：公式HP]

　オフィスロビーは4階に配置されますが、1階から一気に4階まで行けるエスカレーターが4層吹き抜けの広場「大庇下広場」に設置されます。

オフィスロビー完成予想CG[出典：公式HP]

　オフィスロビーの完成予想図です。

17階平面図[出典：公式HP]

　オフィスフロア17階の平面図です。事務室は約760坪、幅76.40m、天井高2.9mの東京駅側がメインとなる無柱空間になります。

東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 13th Floor 完成予想CG

13th Floor 完成予想CG[出典：公式HP]

　13階には入居企業向けの共用フロアが配置され、食堂・カフェ、テイクアウトカフェ、会議室、テレブースなどが用意されます。

東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 41th Floor 完成予想CG

41th Floor 完成予想CG[出典：公式HP]

　41階にはミーティングにも利用可能な高層ラウンジ「(仮称)YAESU SKY LOUNGE」が配置されます。ビューラウンジ、カフェ、瞑想・仮眠室、会議室、コワーキングスペースなどが用意されます。

外観完成予想CG[出典：公式HP]

　南東側上空から見た「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図です。外堀通り沿いではここが最も高い超高層ビルになります。ただし、東京駅周辺では「Torch Tower（トーチタワー）」(地上62階、高さ385m)、「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区」(地上52階、高さ283.96m)に次いで3番目の高さになります。

位置図[出典：東京都環境局]

　建設地はJR「東京」駅前の八重洲エリアで、外堀通りと八重洲通りに接道する敷地となっています。同再開発ビルは八重洲地下街に接続するため道路を渡ることなく「東京」駅まで行けるようになります。また、周辺には「日本橋」駅や「京橋」駅、「大手町」駅など複数の駅・路線が徒歩圏に点在しています。

　2025年1月26日に外堀通り沿いの西側から撮影した「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」(地上51階、最高高さ249.72m)です。外堀通り沿いには再開発に参加していないビルが建ち並んでいます。

　北西側から撮影。

　この辺りだけが外堀通りに接道しており、金券ショップと消費者金融が勢ぞろいしたビルに挟まれた場所にはエントランスゲートが設けられます。また、基壇部の5、6階には住宅が配置されます。

　一方通行の八重洲仲通りとさくら通りが交差する北東側から撮影。東京駅側には既存ビルが残っているため、超高層ビル本体はこちらの路地に面した場所に配置されています。

　こちら側の低層部は外観が見えるようになっていました。

　西側から撮影。低層部には約60店舗の商業施設が入ります。

　八重洲通り沿いの南東側から撮影。手前の基壇部には劇場などが配置されます。

　外堀通りに八重洲通りが接続する八重洲中央口前交差点から撮影。既存ビルが残りますが、高さ約250mの超高層ビルは目立ちます。

　八重洲中央口前交差点に面した角地は地上10階、高さ45mとなるA地区の建設地となっており、B地区や八重洲地下街に接続します。

　東京駅越しに撮影。外堀通り沿いには多くの超高層ビルが建ち並んでいることからそこまで目立ちませんが…

　反対側の高所から見ると「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」(地上51階、最高高さ249.72m)は目立ちます。東京駅周辺では右奥で建設中の「Torch Tower（トーチタワー）」(地上62階、高さ385m)と、右手前で建設中の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区」(地上52階、高さ283.96m)に次いで3番目の高さになります。ちなみに左隣の「東京ミッドタウン八重洲」(地上45階、高さ238.2m)が4番目の高さになります。