渋谷ヒカリエの南側の再開発「渋谷二丁目22地区第一種市街地再開発事業」(地上24階、高さ約160m)の計画概要が渋谷区より公開されました。東急と東急レクリエーションが事業協力者として参画する再開発で、事務所・映画館（シネコン）・店舗で構成される複合施設になり、多層階をつなぐアーバン・コアも整備されます。この記事では同再開発の概要や地図等を載せています。
渋谷二丁目22地区について
配置図[出典：渋谷区]
「渋谷二丁目22地区第一種市街地再開発事業」は明治通り沿いの「渋谷ヒカリエ」と国道246号線に挟まれたエリアの再開発で、西側の2階では国道東口デッキに、東側の3階では「渋谷アクシュ」にデッキで接続します。
規模は地上24階、地下2階、高さ約160m、敷地面積約3,810�屐�建築面積約3,030�屐�延床面積約5万900�屐�建築主は渋谷二丁目22地区市街地再開発準備組合で、事業協力者として東急、東急レクリエーションが参画しています。
断面イメージ[出典：渋谷区]
フロア構成は低層部が商業施設、中層部が映画館（シネコン）、高層部がオフィスフロアとなっています。
アーバン・コア[出典：渋谷区]
西側に整備されるアーバン・コアでは、地下2階で東京メトロ（半蔵門線・副都心線）と東急（東横線・田園都市線）の「渋谷」駅に繋がる国道東口地下歩道に接続し、1階では地上の歩道を通ることで東京メトロ銀座線「渋谷」駅に接続します。
そして2階では明治通りと国道246号線の交差点上空にある国道東口デッキに接続することで、JR「渋谷」駅や銀座線「渋谷」駅に繋がり、そして3階では東側に完成した「渋谷アクシュ」に接続します。
アーバン・コア[出典：渋谷区]
アーバン・コアは回遊性の拠点となる多層階を繋ぎ、歩行者ネットワークの結節点となります。
低層部イメージ[出典：渋谷区]
北側の渋谷ヒカリエに面した路地沿いには連続的・立体的に商業施設が配置されます。
低層部イメージ[出典：渋谷区]
北東側から見た低層部です。北東側には広場が配置され、渋谷アクシュに繋がる屋根付きのデッキが整備され、商業施設も配置することで日常的なにぎわいを形成します。
位置図
計画図[出典：渋谷区]
計画地はJR渋谷駅の東側で、渋谷ヒカリエの南側、明治通りと国道246号線の交差点に面した場所に位置しています。
位置図[出典：渋谷区]
渋谷駅周辺では複数の再開発が行われ超高層化が進んでいます。この図で灰色が竣工済みでオレンジ色が計画中となっており、今後も渋谷駅周辺の超高層化が進みます。
少々古いですが2019年11月の渋谷駅周辺の空撮です。赤い網掛けをした場所が「渋谷二丁目22地区第一種市街地再開発事業」(地上24階、高さ約160m)の計画地で、右（北側）が「渋谷ヒカリエ」(地上34階、高さ182.48m)、上（西側）が「渋谷スクランブルスクエア」(地上47階、高さ229.705m)、左上（南西側）が「渋谷ストリーム」(地上36階、最高高さ179.95m)となっています。また、下（南側）では「渋谷アクシュ」(地上23階、高さ122.86m)が昨年竣工しています。
地図
物件概要
事業名：渋谷二丁目22地区第一種市街地再開発事業
所在地：東京都渋谷区渋谷２丁目22番3、4、6〜25（地番）
交通：JR山手線・埼京線「渋谷」駅
東急東横線・田園都市線「渋谷」駅
東京メトロ銀座線・副都心線・半蔵門線「渋谷」駅
京王井の頭線「渋谷」駅
用途：事務所・映画館・店舗・駐車場
階数：地上24階、地下2階
高さ：約160m
構造：鉄骨造（一部鉄骨鉄筋コンクリート造）
敷地面積：約3,810��
建築面積：約3,030��
延床面積：約50,900��
建築主：渋谷二丁目22地区市街地再開発準備組合
事業協力者：東急、東急レクリエーション
設計者：−
施工者：−
工期：−
出典
▼渋谷区：環境・まちづくり（2025年1月9日）
渋谷駅東口地区まちづくり
▼日刊建設工業新聞（2025年1月10日）
渋谷二丁目２２地区再開発（東京都渋谷区）、延べ５万平米のビル計画／準備組合
PR
＠関西人さんの著書『日本のビルベスト100』の改訂版
『日本のビルベスト111』
が発売になりました！
ベスト100では写真提供だけでしたが、ベスト111では共著者に選んで頂き
いくつかのビルの本文も担当しています。
大きな書店には置いてあると思うので是非見てください。
よろしくお願い致します！
- カテゴリ
- 渋谷区
