麻布台ヒルズレジデンスBの建設状況！地上64階、高さ262.82mの高さ日本一のタワーマンション（2024.12.29） : 超高層マンション・超高層ビル

　明けましておめでとうございます。2025年最初のブログは、2025年完成予定のビルの中で最も高い「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)です。高さ日本一となるタワーマンションで、2024年12月29日の撮影時点では塔屋の建設中でした。2025年8月の竣工によって麻布台ヒルズが完成となります。この記事では同タワマンの概要や建設状況、地図等を載せています。

外観イメージ[出典：公式HP]

　「麻布台ヒルズレジデンスB」は「麻布台ヒルズ」内のタワーマンションで、この完成予想図では右奥の棟となっています。規模は地上64階、地下5階、高さ262.82m、敷地面積9,648.39㎡、建築面積6.393.37㎡、延床面積18万5333.17㎡、建築主は森ビル、設計者は森ビル、施工者は三井住友建設で2025年8月25日の竣工予定です。

　手前の低層建物群はトーマス・ヘザウィック氏のデザインによる「ガーデンプラザA～D」で、「麻布台ヒルズレジデンスB」も含む「麻布台ヒルズ」全体の低層部デザインもヘザウィックが担当しています。

外観イメージ[出典：DBOXCG]

　六本木ヒルズ方面から見た「麻布台ヒルズ」全体の完成予想図です。左から「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)、「麻布台ヒルズレジデンスA」(地上53階、高さ237.20m)、「麻布台ヒルズ森JPタワー」(地上64階、高さ325.49m)で、レジデンスB以外は既に完成・開業しています。

　「麻布台ヒルズレジデンスA」は完成済みのタワーマンションの中では高さ日本一となっていますが、「麻布台ヒルズレジデンスB」がその高さを抜いて高さ日本一のタワーマンションとなるため、高さ日本1位・2位のタワマンが並ぶことになります。

断面図[出典：森ビル]

　「麻布台ヒルズレジデンスB」のフロア構成は地下1階～2階が商業施設(8店舗)、2階が保育園、3階～5階が総貸室面積約4,200㎡のスモールオフィス(基準階面積約1,400㎡)、6階～64階が総戸数970戸(13階～18階は168戸のサービスアパートメント)の住宅フロアとなります。

　また、「麻布台ヒルズ森JPタワー」の54階～64階は「アマンレジデンス東京」となっており、住宅フロアだけで見ると「アマンレジデンス東京」が高さ日本一の住宅となりますが、当ブログでは用途の半分以上が住宅の場合にタワーマンションとして扱っているため、高さ日本一のタワマンはレジデンスBとしています。

平面図[出典：森ビル]

　「麻布台ヒルズ」の敷地はT字型となっており、西端に位置する「麻布台ヒルズレジデンスB」は東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅に接続し、東端に位置する「ガーデンプラザA」は東京メトロ日比谷線「神谷町」駅に接続しています。

　「麻布台ヒルズ」内の隣接する各建物は地下で接続することから、どの建物からも地下通路だけで両駅に行けるようになります。

麻布台ヒルズレジデンス[出典：DBOXCG]

　「麻布台ヒルズレジデンスB」低層部の完成予想図です。低層部のデザインはトーマス・ヘザウィック氏が担当しているため「麻布台ヒルズ」全体で統一感のある街並みとなります。

麻布台ヒルズレジデンスB[出典：森ビル]

　「麻布台ヒルズレジデンスB」のラウンジと思われる場所の完成予想図です。同タワーマンションのインテリアデザインは6～30階の専有部が日建スペースデザイン、共有部と31～64階の専有部がマルコ・コスタンツィ・アーキテクツの担当となっています。

配置図[出典：森ビル]

　「麻布台ヒルズ」は東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅と東京メトロ日比谷線「神谷町」駅間の南側に位置しており、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅と東京メトロ日比谷線「神谷町」駅に接続します。また、どの建物からも地下だけで両駅に行けるようになり、神谷町駅と六本木一丁目駅が地下通路で繋がることになります。

　2024年12月29日に神谷町駅側にある櫻田通沿いから撮影した「麻布台ヒルズ」です。右奥で建設中のタワーマンションが「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)となっています。

　北東側から撮影。既に最上階まで達しており現在は塔屋の建設中です。

　さらに近付いてもう1枚。この交差点を左に行くとロシア大使館前に行けるため、左下には車止めが写り込んでいます。

　東側から撮影。こちらの東側は住戸は「麻布台ヒルズレジデンスA」と「麻布台ヒルズ森JPタワー」の隙間から東京タワーが見える部屋になります。

　南側から撮影。左が高さ日本一のタワマンとなる「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)で、右が日本2位となる「麻布台ヒルズレジデンスA」(地上53階、高さ237.20m)です。

　南西側の飯倉片町交差点から撮影した「麻布台ヒルズ」です。この規模になると手前に首都高があっても迫力ある超高層ビル群を見ることができます。

　「麻布台ヒルズレジデンスB」にズームです。

　首都高沿いを北側に移動して西側から撮影。

　北西側から見るとレジデンスAも奥に見えます。

　同じ方角から近付いて撮影。

　低層部はトーマス・ヘザウィック氏デザインということがよくわかります。

　北側から見上げた様子です。

　少し離れた北側から撮影。タワマンや超高層ビルの壁を見ることができます。

　同じ日に「六本木ヒルズ」から撮影。

　「麻布台ヒルズレジデンスB」にズームです。

　六本木ヒルズの展望室から撮影。

　奥に見える地平線と同じレベルが展望室と同じ高さとなるため、「麻布台ヒルズレジデンスB」の高層階は展望室より高いことがわかります。

　高層階にズームです。

　最上部にズームです。現在は塔屋の建設中です。

　おまけで12月20日に33階にあるJ-WAVEから撮影した「麻布台ヒルズ」方面の夜景です。ラジオ出演前にパパっとスマホで撮影したため画質は良くありませんが、スカイラインの凹凸がはっきりとわかる素晴らしい眺めでした。

　麻布台ヒルズレジデンスBの建築計画のお知らせです。

■物件概要（レジデンスB）■
名称：麻布台ヒルズレジデンスB
仮称：虎ノ門・麻布台地区市街地再開発事業西棟(B-1街区)
計画名：虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事 B-1街区
所在地：東京都港区麻布台一丁目32番6外
交通：東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅
　　　東京メトロ日比谷線「神谷町」駅
用途：共同住宅（6階～64階）・事務所（3階～5階）・店舗・保育所・駐車場等
総戸数：970戸(分譲802戸、サービスアパートメント168戸)
階数：地上64階、地下5階
高さ：262.82m
構造：鉄筋コンクリート造（一部鉄骨造）
基礎工法：直接基礎
敷地面積：9,648.39㎡
建築面積：6.393.37㎡
延床面積：185,333.17㎡
建築主：森ビル
設計者：森ビル
施工者：三井住友建設
工期：2019年10月1日着工～2025年8月25日竣工予定

▼公式HP：麻布台ヒルズ
https://www.azabudai-hills.com/

▼森ビル：ニュースリリース（2023年8月8日）
「麻布台ヒルズ」2023年11月24日開業

▼森ビル：ニュースリリース（2023年7月3日）
「麻布台ヒルズ A街区・C街区」が竣工

▼DBOXCG：TORANOMON AZABUDAI
https://dboxcg.com/portfolio/azabudai_hills/

▼PCPA（ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ）：Azabudai Hills
https://pcparch.com/work/azabudai-hills