ホンダ青山ビルを地上25階、高さ150mの超高層ビルに建替え！2025年春から現本社ビルを解体し、30年度には完成予定 : 超高層マンション・超高層ビル

　青山にあるホンダの本社ビル「ホンダ青山ビル」(地上17階、高さ72.12m)の建替え計画の概要が環境影響調査計画書の縦覧により明らかになりました。事業名は「Honda青山ビル建替え計画」で地上25階、高さ約150m、延床面積約5万3000㎡規模になります。2025年春から現本社ビルの解体工事が始まり、2026年10月頃から新築工事に着手し、2030年度に竣工する予定となっています。この記事では建替え計画の概要や現況、地図等を載せています。

計画地位置図(拡大)[出典：東京都港区]

　「Honda青山ビル建替え計画」は青山にあるホンダの本社ビル「ホンダ青山ビル」の建替え事業で、現在の「ホンダ青山ビル」の規模は、地上17階、塔屋1階、地下3階、高さ72.12m、敷地面積4,756㎡、建築面積2,437㎡、延床面積4万224㎡、建築主はホンダ総合建物、設計者は椎名政夫建築設計事務所、石本建築事務所、間組、施工者は間組で1985年8月19日に竣工しています。そして2025年春からは解体工事が始まる予定となっています。

　建替え後の「Honda青山ビル建替え計画」の規模は地上25階、塔屋2階、地下2階、高さ約150m、敷地面積約4,600㎡、建築面積約2,300㎡、延床面積約5万3000㎡で、2026年10月新築工事着工し、2030年度の竣工・供用開始予定となっています。事務所の他、現在と同じくショールームとしても利用されます。

　建替え期間中は、港区虎ノ門の「虎ノ門アルセアタワー」(地上38階、最高高さ184.925m)と埼玉県和光市の「Honda和光ビル」にて業務を行う予定となっています。

計画地位置図(広域)[出典：東京都港区]

　計画地は青山通りと外苑東通りがクロスする青山一丁目交差点に面した角地で、東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目」駅の目の前に位置しています。

　2019年12月にヘリから撮影。北東側には「赤坂御所」の森が広がり、高層階からかは国立競技場や新宿御苑まで見渡せる立地となっています。

　2019年1月に反対側から撮影。背後のタワーマンションは「パークアクシス青山一丁目タワー」(地上46階、最高高さ172.39m)で、「Honda青山ビル建替え計画」(地上25階、高さ150m)はそよりも少し低い超高層オフィスビルになります。

　青山一丁目交差点から撮影した2025年春から解体工事が始まる「ホンダ青山ビル」(地上17階、高さ72.12m)です。このビルが「Honda青山ビル建替え計画」(地上25階、高さ150m)として倍以上の高さの超高層ビルへ建替えが行われます。

　ところで現在の「ホンダ青山ビル」は大きなバルコニーが特徴的なビルとなっていますが、これは創業者の故本田宗一郎が大地震発生時に割れた窓ガラスの落下を防ぐためにバルコニーを設置させたと言われているとのことです。
※ 参考：ホンダの本社ビルに秘められた“本田宗一郎伝説”の謎を追う

　青山通り沿いの北西側から撮影。

　南東側から撮影。

　敷地面積は約4,600㎡でそこまで広い敷地ではありません。

名称：ホンダ青山ビル
所在地：東京都港区南青山２丁目1-1
用途：事務所
階数：地上17階、塔屋1階、地下3階
高さ：72.12m
構造：鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
敷地面積：4,756㎡
建築面積：2,437㎡
延床面積：40,224㎡
建築主：ホンダ総合建物
設計者：椎名政夫建築設計事務所、石本建築事務所、間組
施工者：間組
工期：1985年8月19日竣工

事業名：Honda青山ビル建替え計画
所在地：東京都港区南青山２丁目1-1
用途：事務所、ショールーム、集会場
階数：地上25階、塔屋2階、地下2階
高さ：約150m
敷地面積：約4,600㎡
建築面積：約2,300㎡
延床面積：約53,000㎡
建築主：本田技研工業
設計者：－
施工者：－
工期：2026年10月着工～2030年度竣工予定
供用：2030年度予定

▼東京都港区：環境アセスメント（2024年12月21日）
港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【Honda青山ビル建替え計画】
※ 縦覧期間：令和6年12月21日（土曜日）から令和7年1月21日（火曜日）まで

▼本田技研工業：ニュースリリース（2023年9月27日）
Honda青山ビル建て替えについて

▼日本建設業連合会：第28回受賞作品（1987年）
ホンダ青山ビル