完成予想図[出典：東京都環境局]
北青山に建設される「北青山三丁目地区市街地再開発事業」(地上33階、高さ約180m)の完成予想図です。計画地は青山通りに面しており、低層部に商業施設とホテルが入る超高層オフィスビルになります。現在は都営青山北町アパートや青山通り沿いの既存建物の解体工事が行われています。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況（2024年11月23日時点）、地図等を載せています。
北青山三丁目地区について
配置図[出典：東京都環境局]
「北青山三丁目地区市街地再開発事業」は青山通り沿いの再開発で、超高層となるB-1地区と小規模なB-2地区に分かれています。B-1地区の規模は地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ約180m、敷地面積約2万300�屐�建築面積約1万1200�屐�延床面積約18万�屐�B-2地区の規模は地上3階、地下2階、高さ約21m、敷地面積約1,100�屐�建築面積約370�屐�延床面積約2,000�屬如∋�業者は都市再生機構、解体工事を含む工期は2023年度〜2029年度となっています。現在は大林組を施工者として既存建物の解体工事が行われています。
断面図(南西-北東)[出典：東京都環境局]
B-1地区の断面図です。1〜2階が商業施設、3〜6階が宿泊施設、7〜37階がオフィスフロアとなります。
断面図(北西-南東)[出典：東京都環境局]
断面図[出典：東京都環境局]
低層棟の断面図です。左はデッキで接続するB-1地区の低層棟で商業施設と公共公益施設が入ります。右のB-2地区は商業施設が入る小規模なビルになります。
緑化計画図[出典：東京都環境局]
計画地は青山通りに面した敷地となっており、西側には大規模広場(緑地)が整備されます。
地区計画の区域等[出典：東京都環境局]
同再開発は「北青山三丁目地区」の地区計画区域に含まれており、A-1地区は「都営北青山三丁目丁目アパート」(地上20階、高さ70m)、A-2地区は「クラス青山」(地上25階、最高高さ99.90m)として既に完成しています。
イメージパース[出典：港区議会]
敷地西側に整備される広場側から見た低層部の完成予想図です。隣のA-1地区、A-2地区と合わせて西側は緑あふれる空間となります。
位置図
計画地位置図[出典：東京都環境局]
建設地は青山通り沿いで「表参道」駅と「外苑前」駅の中間あたりに位置しています。「外苑前」駅は東京メトロ銀座線の1路線だけですが、「表参道」駅は東京メトロ銀座線、半蔵門線、千代田線の3路線が利用できます。
既存建物解体状況
2024年11月23日に青山通り沿いから撮影した「北青山三丁目地区市街地再開発事業」(地上33階、高さ約180m)の計画地です。青山通り沿いの既存ビルでは解体用の足場の設置作業が始まっていました。
解体中の「第一青山ビル」です。4〜11階はUR賃貸の「UR都市機構北青山三丁目市街地住宅第一青山ビル」でした。
角地にあった「港区立青山児童館」は既に解体されていますが、解体工期は2025年9月30日までとなっています。また、他の青山通り沿いの既存ビルの解体工期は2026年3月31日までとなっています。
反対側から見た青山通り沿いの既存ビルです。
背後の超高層ビルは「PASONA SQUARE（旧エイベックスビル）」(地上18階、高さ102.6m)で、これよりも遥かに高い高さ約180mの超高層ビルがここに建設されます。
青山通り沿いの既存建物が解体されると景色が大きく変わりそうです。
青山通りから一本中に入った場所では「都営青山北町アパート」の解体工事が行われています。
仮囲いの中です。既にほとんどの棟が解体されていました。
次回訪問時には解体中だった棟も解体され、団地があった面影は全くなくなっていそうです。
こちらの西側には緑地が整備されます。
敷地内を除くと伐採されずに残っている木がありました。この辺りは緑地が整備されるため、植え替えはあるかもしれませんがこの敷地に残る木になるのかもしれません。
北側から撮影。
仮囲いの中です。中央奥に見えるタワークレーンは昨日のブログに載せた「(仮称)南青山三丁目計画」(地上38階、最高高さ160.20m)で、この辺りは超高層ビルやタワマンが集まるエリアになります。
北東側から撮影した「都営青山北町アパート」の解体現場です。正面に見えているタワーマンションは「クラス青山」(地上25階、最高高さ99.90m)で、これと同じ並びに「北青山三丁目地区市街地再開発事業」(地上33階、高さ約180m)が建設され、写真右側には緑地が整備されます。
解体中の2棟にズームです。撮影から2週間近く経っているので既にほぼ解体されているかもしれません。ちなみにこの日は国立競技場で天皇杯の決勝戦が行われていたのですが、ここまで応援の音が鳴り響いていました。風向きも関係するとは思いますが結構な音量でした。
地図
物件概要(B-1地区)
全体工事工程[出典：東京都環境局]
■物件概要(B-1地区)■
事業名：北青山三丁目地区市街地再開発事業(B-1地区)
所在地：東京都港区北青山三丁目の一部
交通：東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅
東京メトロ銀座線「外苑前」駅
用途：業務、商業、宿泊施設、公共公益施設、駐車場等
階数：地上38階、塔屋2階、地下2階
高さ：約180m
構造：鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積：20,300��
建築面積：11,200��
延床面積：180,000��
事業者：独立行政法人都市再生機構
設計者：日本設計（基本設計）
施工者：−
工期：2023年度着工〜2029年度竣工予定（解体工事を含む）
供用開始：2029年度予定
出典
▼都市再生機構(2024年7月11日)
北青山三丁目地区
▼東京都環境局：環境アセスメント(2023年11月29日)
「（仮称）北青山三丁目地区市街地再開発事業」変更届
▼東京都環境局：環境アセスメント(2023年4月11日)
「（仮称）北青山三丁目地区市街地再開発事業」環境影響評価書
▼港区議会：建設常任委員会（2022年2月9日）
北青山三丁目地区の街づくりについて
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