みなとみらいの超高層オフィスビル「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」(地上29階、高さ179.8m)の建設地です。2024年11月16日に撮影しました。低層部には商業施設が入り、隣にはコーエテクモの光優が運営するゲームアートミュージアムも併設されます。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
みなとみらい21中央地区52街区について
イメージ図[出典：国土交通省]
「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」は高島中央公園西側の再開発で、規模は地上29階、塔屋3階、地下2階、高さ179.8m、敷地面積1万1818.44�屐�建築面積7,308.73�屐�延床面積11万3803.59�屐�建築主はDKみなとみらい52街区特定目的会社(大和ハウス工業と光優が出資)、設計者は久米設計、施工者はフジタ・大和ハウス工業共同企業体（代表者：フジタ）、工期は2024年2月15日着工、2027年6月30日竣工予定です。
イメージ図[出典：横浜市]
52街区特定目的会社がオフィスとイノベーションプラットフォーム、商業部分などを区分所有し、コーエーテクモの親会社である光優がゲームアートミュージアム（図の左下に描かれている円形の建物）、地域冷暖房プラントを区分所有します。
施設断面図[出典：横浜市]
オフィス棟の低層部は商業施設、中高層部はオフィスフロアとなります。そして地下に地域熱供給プラントが整備され、オフィス棟の最上部に配置されるクーリングタワーからは排熱の冷却処理やボイラー等からの排ガスが放出されます。
敷地配置図[出典：横浜市]
敷地北側にオフィス棟、中央にゲームアートミュージアム、そして南側に約2,860�屬離◆璽肇�ーデンが配置されます。
また、敷地中央のキング軸の西側は「ソニーシティみなとみらい」と「横浜シンフォステージ」に繋がり、東側は高島中央公園に繋がる既存デッキに接続します。
平面図[出典：横浜市]
地下1階〜地上2階の平面図です。建築計画のお知らせでは地下2階となっていました。
平面図[出典：横浜市]
地上3階〜29階の平面図です。
断面図[出典：横浜市]
断面図です。クーリングタワーの下にある機械室の隣にはテラスも設置されます。
立面図[出典：横浜市]
東側と南側の立面図です。
立面図[出典：横浜市]
西側と北側の立面図です。
イメージ図[出典：横浜市]
北側から見た完成予想図です。最上部に配置されるテラス（屋上ラウンジ）は、入居するオフィスワーカーのための休憩スペースとなりますが、地元学生等を対象に社会教育活動の一環として開放されます。
イメージ図[出典：横浜市]
東隣の高島中央公園から見上げた完成予想図です。手前にある階段が接続する既存デッキの高島中央歩道橋です。
イメージ図[出典：横浜市]
高さは約180mとなりますが、最上部はクーリングタワーとなっているため、オフィスフロアとしての最上部は高さ150m程度になるかと思われます。
イメージ図[出典：横浜市]
低層部の完成予想図です。2階部分には北側にある「横浜アンパンマンこどもミュージアム」方面に繋がるデッキが計画されていることもわかります。
イメージ図[出典：横浜市]
西側から見た低層部です。
イメージ図[出典：横浜市]
西側ではデッキによって「横浜グランゲート（ソニーシティみなとみらい）」と「横浜シンフォステージ」に接続します。
位置図
位置図[出典：横浜市]
建設地はみなとみらい線「新高島」駅の東側、「みなとみらい」駅の北側に位置しています。また、少々距離はありますが「横浜」駅までデッキや周辺施設を経由することで接続します。
建設状況
2024年11月16日に「ソニーシティみなとみらい」のデッキから撮影した「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」(地上29階、高さ179.8m)の建設地です。
こちらは敷地北側で高さ179.8mとなるオフィス棟が建設中です。作業工程は杭工事、山留工事、歩道切り下げ工事となっていました。
敷地中央には円形のゲームアートミュージアムが建設され、敷地南側には約2,860�屬離◆璽肇�ーデンが整備されます。
ちなみに「ソニーシティみなとみらい」のデッキはギリギリまで行けるため、「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」の建設地を見るには絶好の場所となっています。
ただ、ソニーシティの南側にある「横浜シンフォステージ」のデッキは途中で規制されています。
そのギリギリの場所から見た「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」の建設地です。「ソニーシティみなとみらい」のデッキも見えていますが、同再開発によって整備されるデッキを介してこちらにも繋がります。
この正面あたりがゲームアートミュージアムの建設地になります。
こちらの南側がアートガーデンになります。
北東側から撮影した「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」の建設地です。背後のビルの左側は「横浜シンフォステージ イーストタワー」(地上16階、高さ約90m)、右側は「ソニーシティみなとみらい（横浜グランゲート）」(地上18階、高さ99.5m)で、両棟とはデッキで接続します。
高島中央公園内から撮影。
高島中央公園にあった高島中央歩道橋は階段部分以外が撤去されて閉鎖となっていました。ただ、開業時には再びここに接続することになります。
南東側から撮影。こちら側の角地がアートガーンになります。
同じ日に「横浜ランドマークタワー」の展望室から撮影したみなとみらいの超高層ビル群です。「みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画」の敷地はほぼ見えませんが、中央のドコモビルの鉄塔の背後あたりに見えるようになります。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。建築計画のお知らせの設置当初と比べて延床面積が113,733.62�屬�ら113,803.59�屐∋楾�者が大和ハウス工業からフジタ・大和ハウス工業共同企業体、着工予定年月日が2024年2月1日から2024年2月15日に修正されています。
■物件概要■
事業名：みなとみらい21中央地区52街区開発事業計画
所在地：神奈川県横浜市西区みなとみらい五丁目1番2他
交通：みなとみらい線「新高島」駅
みなとみらい線「みなとみらい」駅
JR各線・京急本線・東急東横線「横浜」駅
用途：事務所、美術館、物販店舗、飲食店、自動車車庫、熱供給施設プラント
階数：地上29階、塔屋3階、地下2階
高さ：179.8m
構造：S造、一部SRC造、RC造（免震構造）
敷地面積：11,818.44��
建築面積：7,308.73��
延床面積：113,803.59��
建築主：DKみなとみらい52街区特定目的会社(大和ハウス工業と光優が出資)
設計者：久米設計
施工者：フジタ・大和ハウス工業共同企業体（代表者：フジタ）
工期：2024年2月15日着工〜2027年6月30日竣工予定
出典
▼横浜市：都市計画提案（2023年3月1日）
都市再生特別地区（みなとみらい２１中央地区 52 街区地区）都市計画提案の概要
▼国土交通省：報道発表資料（2022年6月16日）
みなとみらいに世界初のゲームアートミュージアムを整備
〜みなとみらい２１中央地区５２街区開発事業計画を国土交通大臣が認定〜
▼横浜市：第67回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録（令和４年３月28日開催）（2022年6月10日）
資料２−１、２−２（PDF：27,725KB）
▼横浜市：環境アセスメント
みなとみらい２１中央地区５２街区開発事業計画 環境影響評価手続
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