建設中の高さ日本一のタワーマンション「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)です。2024年11月23日に撮影しました。当初の竣工予定からは随分と遅れてしまいましたが、2025年8月25日の竣工に向けて現在は塔屋の建設まで進んでいます。この記事では同タワマンの概要や建設状況、地図等を載せています。
麻布台ヒルズレジデンスBについて
外観イメージ[出典：公式HP]
「麻布台ヒルズレジデンスB」は「麻布台ヒルズ」内で建設中のタワーマンションで、この完成予想図の中では右端の棟となっています。規模は地上64階、地下5階、高さ262.82m、敷地面積9,648.39�屐�建築面積6.393.37�屐�延床面積18万5333.17�屐�建築主は森ビル、設計者は森ビル、施工者は三井住友建設で2025年8月25日の竣工予定です。
手前の低層建物群はトーマス・ヘザウィック氏がデザインを担当した「ガーデンプラザA〜D」で、「麻布台ヒルズ」全体の低層部デザインもヘザウィックが担当しています。
外観イメージ[出典：DBOXCG]
六本木ヒルズ方面から見た「麻布台ヒルズ」全体の完成予想図です。左から「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)、「麻布台ヒルズレジデンスA」(地上53階、高さ237.20m)、「麻布台ヒルズ森JPタワー」(地上64階、高さ325.49m)となっており、レジデンスB以外は完成・開業しています。
「麻布台ヒルズレジデンスA」は完成済みのタワーマンションの中では高さ日本一となっていますが、「麻布台ヒルズレジデンスB」が完成するとレジデンスAの高さを抜いて高さ日本一のタワーマンションとなり、高さ日本1位・2位が並ぶことになります。
断面図[出典：森ビル]
「麻布台ヒルズレジデンスB」のフロア構成は地下1階〜2階が商業施設(8店舗)、2階が保育園、3階〜5階が総貸室面積約4,200�屬離好癲璽襯�フィス(基準階面積約1,400��)、6階〜64階が総戸数970戸(13階〜18階は168戸のサービスアパートメント)の住宅フロアとなります。
また、「麻布台ヒルズ森JPタワー」の54階〜64階は「アマンレジデンス 東京」となっており、住宅フロアだけで見ると「アマンレジデンス 東京」が圧倒的な高さ日本一となりますが、当ブログでは用途の半分以上が住宅の場合にタワーマンションとして扱っているため、高さ日本一のタワマンはレジデンスBとしています。
平面図[出典：森ビル]
「麻布台ヒルズ」の敷地はT字型となっており、西端に位置する「麻布台ヒルズレジデンスB」は東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅に接続します。東端に位置する「ガーデンプラザA」は東京メトロ日比谷線「神谷町」駅に接続しています。
「麻布台ヒルズ」内の隣接する各建物は地下で接続しているため、どの建物も地下通路だけで両駅に行けるようになります。
麻布台ヒルズレジデンス[出典：DBOXCG]
「麻布台ヒルズレジデンスB」低層部の完成予想図です。低層部のデザインはトーマス・ヘザウィック氏が担当しているため「麻布台ヒルズ」全体で統一感のある街並みとなります。
麻布台ヒルズレジデンスB[出典：森ビル]
「麻布台ヒルズレジデンスB」のラウンジと思われる場所の完成予想図です。同タワーマンションのインテリアデザインは6〜30階の専有部が日建スペースデザイン、共有部と31〜64階の専有部がマルコ・コスタンツィ・アーキテクツの担当となっています。
位置図
配置図[出典：森ビル]
「麻布台ヒルズ」は東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅と東京メトロ日比谷線「神谷町」駅間の南側に位置しており、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅と東京メトロ日比谷線「神谷町」駅に接続します。また、各建物は地下で繋がることから、どの建物からも地下だけで両駅に行けるようになります。
建設状況
2024年11月23日に神谷町駅側となる櫻田通沿い撮影した「麻布台ヒルズ」で、右側にある建設中のタワーマンションが「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)となっています。
近くから見上げた「麻布台ヒルズレジデンスB」です。ここから見ても最上部はわかりませんが、塔屋の建設が始まっています。
北側から撮影。随分と工期は延びましたが、ここまで建設が進んでいるためもうこれ以上延びることはないかなと思います。
北西側から撮影。施工者は三井住友建設で、大幅な工事遅延による違約金等を含む損失は累計757億円となったことが発表されています。
低層部は低層部のデザインは「ガーデンプラザ」と同じくトーマス・ヘザウィック氏が担当しています。
北西側にある「六本木グランドタワー」の広場から撮影した「麻布台ヒルズレジデンスB」です。これくらい離れて見ると地上64階、高さ262.82mという大きさを実感できます。
ちなみにその広場から空を見上げるとこういった超高層ビル群を見ることができます。
西側から首都高越しに撮影。
南西側にある飯倉片町交差点まで移動すると首都高越しに「麻布台ヒルズ」全体を見ることができます。
南側から撮影。目の前は低層の「外務省 飯倉公館」です。
東側から「麻布台ヒルズレジデンスA」(地上53階、高さ237.20m)も入れて撮影。
「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)を単体でもう1枚。こちら側の部屋からは、東側にある「麻布台ヒルズレジデンスA」と「麻布台ヒルズ森JPタワー」の隙間から東京タワーが見えるようになります。
同じ日に「六本木ヒルズ」のデッキから撮影。
「六本木ヒルズ」の展望室に移動して東京タワーも入れて撮影。
高さ日本一のタワーマンションとなる「麻布台ヒルズレジデンスB」にズームです。右側のレジデンスAがタワマンとしては高さ日本2位となります。
タワマン日本1位・2位の最上部にズームです。
レジデンスB側にさらにズームです。大きなタワークレーン6基で建設していましたが、半分の3基に減っていました。
最上部では塔屋の建設中のため、もうこれ以上高くなることはありません。
地図
物件概要
麻布台ヒルズレジデンスBの建築計画のお知らせです。
■物件概要（レジデンスB）■
名称：麻布台ヒルズレジデンスB
仮称：虎ノ門・麻布台地区市街地再開発事業 西棟(B-1街区)
計画名：虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事 B-1街区
所在地：東京都港区麻布台一丁目32番6外
交通：東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅
東京メトロ日比谷線「神谷町」駅
用途：共同住宅（6階〜64階）・事務所（3階〜5階）・店舗・保育所・駐車場等
総戸数：970戸(分譲802戸、サービスアパートメント168戸)
階数：地上64階、地下5階
高さ：262.82m
構造：鉄筋コンクリート造（一部鉄骨造）
基礎工法：直接基礎
敷地面積：9,648.39��
建築面積：6.393.37��
延床面積：185,333.17��
建築主：森ビル
設計者：森ビル
施工者：三井住友建設
工期：2019年10月1日着工〜2025年8月25日竣工予定
出典
▼公式HP：麻布台ヒルズ
https://www.azabudai-hills.com/
▼森ビル：ニュースリリース（2023年8月8日）
「麻布台ヒルズ」2023年11月24日開業
▼森ビル：ニュースリリース（2023年7月3日）
「麻布台ヒルズ A街区・C街区」が竣工
▼DBOXCG：TORANOMON AZABUDAI
https://dboxcg.com/portfolio/azabudai_hills/
▼PCPA（ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ）：Azabudai Hills
https://pcparch.com/work/azabudai-hills
