完成イメージ[出典：葛飾区]
京成立石駅前の大規模再開発「立石駅北口地区第一種市街地再開発事業」が2025年11月1日に着工することが、現地に設置された建築計画のお知らせより判明しました。参加組合員として東京建物、旭化成不動産レジデンス、首都圏不燃建築公社が参画する再開発で、地上36階、最高高さ134.55mのタワーマンションと地上14階、高さ74.79mの葛飾区新庁舎で構成されます。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況（2024年11月24日時点）、地図等を載せています。
立石駅北口地区について
外観予定図・配置図[出典：現地お知らせを撮影]
「立石駅北口地区第一種市街地再開発事業」は京成立石駅の北口側一帯の大規模再開発で、西街区にはタワーマンションと商業施設、東街区には葛飾区新庁舎が配置され、両街区に挟まれた場所には交通広場が整備されます。
また、同再開発とは別事業になりますが、立石駅のある四ツ木駅〜青砥駅間では京成押上線の連続立体交差事業が行われており、駅も含めて高架化され将来的には周辺にある踏切が全てなくなります。
断面図[出典：現地お知らせを撮影]
西街区の規模は地上36階、塔屋3階、地下2階、高さ124.90m（最高高さ134.55m）、敷地面積7,125.47�屐�建築面積4,824.31�屐�延床面積8万2391.55�屬如�低層部に商業施設が入る総戸数710戸のタワーマンションになります。東街区の規模は地上14階、塔屋1階、地下3階、高さ74.79m、敷地面積4,658.34�屐�建築面積3,240.05�屐�延床面積4万1485.15�屬燃訃�区の新庁舎になります。
建築主は立石駅北口地区市街地再開発組合で参加組合員として東京建物、旭化成不動産レジデンス、首都圏不燃建築公社が参画、特定業務代行者は鹿島・三井住友建設JV、設計者は西街区が三井住友建設、東街区が日本設計で両街区とも2025年11月1日着工、2030年3月31日竣工予定となっています。
交通広場（駅前広場）[出典：東京建物]
西街区と東街区の間に整備される交通広場（駅前広場）の完成予想図です。敷地面積は3,413.55�峙�模となります。
西街区・マンション低層部[出典：東京建物]
西街区に建設されるタワーマンションの低層部の完成予想図です。タワマン本体の1、2階は商業施設となります。
路地空間の再生ゾーン低層部[出典：東京建物]
タワーマンション本体の西側にある三角形の敷地部分には3階建ての商業施設が併設され、タワマン側の商業施設とはデッキで接続します。元々計画地内には狭い路地に小規模な店舗が多く建ち並んでいましたが、ここではその立石らしさである路地空間を再現するとされています。
葛飾区新庁舎 建物完成予想図[出典：葛飾区]
葛飾区新庁舎が建設される東街区の完成予想図です。現在の葛飾区役所は京成立石駅から徒歩7分程度の場所にありますが、それが駅前に移転してきます。
平面図（西街区）
タワーマンションとなる西街区の平面図です。東街区の平面図は末尾に載せた葛飾区のHP（立石駅北口地区第一種市街地再開発事業）にあるPDFに掲載されています。
1階は店舗となり、西側にはスーパーマーケットが想定されています。
専用エスカレーターで行ける2階には店舗の他に住宅のメインエントランスホールも配置されます。
西側の離れの3階は集会室（バンケット想定）、タワマン本体の3階は住宅用の駐輪場（1062台）となります。
4階からが住宅フロアとなります。
20階の北側が共用施設となり、コミュニティラウンジ、パーティルーム、ワーク＆スタディルーム、ゲストルームが2室計画されています。
階数が上がるに連れて広い部屋だけになっていきますが、最上階の36階にだけ100�崢兇┐良�屋が配置されるプレミアム仕様になるようです。
位置図
位置図[出典：東京建物]
計画地は京成立石駅の北口側一帯で、施工区域面積は約2.2haとなっています。
京成立石駅前3エリアの再開発位置図[出典：葛飾区]
京成立石駅の南口側では「立石駅南口西地区第一種市街地再開発事業」(地上34階、高さ約125m)と「立石駅南口東地区第一種市街地再開発事業」(地上32階、高さ約120m)のタワーマンションが計画されており、将来的には駅を中心に3棟のタワマンが建ち並ぶエリアになります。
既存建物解体状況
2024年11月24日に南東側から撮影した「立石駅北口地区第一種市街地再開発事業（西街区）」です。写真左側には京成立石駅があります。
仮囲いの中です。既存建物は全て解体されており、現在の作業工程は基礎解体となっていました。手前から交通広場、地上36階、最高高さ134.55mのタワーマンション本体、3階建ての商業施設が配置されます。
北東側から撮影。既存建物の解体前は小規模な店舗がズラッと並んでいました。
北西側から撮影。
仮囲いの中です。
西側から撮影した仮囲いの中です。今すぐ着工できそうな雰囲気がありますが、これから試掘調査、地盤改良工事、既存杭等撤去工事が行われるため、着工予定は2025年11月1日となっています。
ただ、建築計画のお知らせとは別に設置されていた計画概要では2025年8月下旬着工となっていたので、交通広場が先に着工するのかもしれません。
西側からもう1枚。右の仮囲いの後ろで建設中の建物が高架化される京成立石駅です。
南西側から撮影。三角形の敷地の一番鋭角な部分は広場になります。
南西側から撮影した「立石駅北口地区第一種市街地再開発事業（東街区）」です。
仮囲いの中です。ここには地上14階、高さ74.79mの葛飾区新庁舎が建設されます。
北西側から撮影。この辺りにも小規模な店舗が多く建ち並んでいました。
北東側から撮影。こちら側にはパチンコ屋や大きめのマンションがありました。
仮囲いの中です。東街区も既存建物の解体が終わっていました。
南東側から撮影。目の前にある踏切は高架化され撤去されます。線路を北側に一旦移設して、現在の線路がある場所を上り線から順に高架化されていきます。
南南から撮影した仮囲いの中です。しばらくは同じような景色が続きそうなので、次は着工間近頃に現地に行ければと思っています。
地図
物件概要
西街区の建築計画のお知らせです。
■物件概要（西街区）■
事業名：立石駅北口地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事（西街区）
所在地：東京都葛飾区立石４丁目
交通：京成押上線「京成立石」駅
用途：共同住宅、店舗、集会所、自動車車庫、自転車駐車場
総戸数：710戸
階数：地上36階、塔屋3階、地下2階
高さ：124.90m（最高高さ134.55m）
構造：鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
基礎工法：現場造成杭
敷地面積：7,125.47��
建築面積：4,824.31��
延床面積：82,391.55��
建築主：立石駅北口地区市街地再開発組合
参加組合員：東京建物、旭化成不動産レジデンス、首都圏不燃建築公社
特定業務代行者：鹿島・三井住友建設JV
設計者：三井住友建設
施工者：未定
工期：2025年11月1日着工〜2030年3月31日竣工予定
東街区の建築計画のお知らせです。
■物件概要（東街区）■
事業名：立石駅北口地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事（東街区）
所在地：東京都葛飾区立石７丁目1-1（予定）
交通：京成押上線「京成立石」駅
用途：事務所（庁舎）、店舗、保育所、巡査派出所、自動車車庫、自転車駐車場
階数：地上14階、塔屋1階、地下3階
高さ：74.79m
構造：鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造、3階床下中間層免震
基礎工法：既製コンクリート杭
敷地面積：4,658.34��
建築面積：3,240.05��
延床面積：41,485.15��
建築主：立石駅北口地区市街地再開発組合
参加組合員：東京建物、旭化成不動産レジデンス、首都圏不燃建築公社
特定業務代行者：鹿島・三井住友建設JV
設計者：日本設計
施工者：未定
工期：2025年11月1日着工〜2030年3月31日竣工予定
出典
▼葛飾区：駅周辺の街づくり（2024年11月8日更新）
立石駅北口地区第一種市街地再開発事業
▼葛飾区
総合庁舎の整備
▼東京都都市整備局：報道発表資料（2021年4月27日）
立石駅北口地区市街地再開発組合の設立を認可します
▼東京建物：ニュースリリース（2021年4月28日）
『立石駅北口地区第一種市街地再開発事業』市街地再開発組合設立認可
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