12月1日から「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の解体工事が始まることになりました。両ビルは2021年に三菱地所より建替計画に着手したことが発表されており、三菱地所による有楽町エリア再構築における第一弾の新築ビルになる計画です。まだ具体的な建替計画の内容は発表されていませんが、旗艦ビルとして計画を進めるとされています。この記事では有楽町再構築や現況、地図等を載せています。
有楽町再構築について
大手町・丸の内・有楽町エリアにおける2020年以降のまちづくり「丸の内NEXTステージ」として、有楽町エリア及び常盤橋エリアを重点的に整備し、2030年までに約6,000〜7,000億円を投資することが三菱地所より発表されています。
その中で有楽町エリア再構築における第一弾となる新築ビルとして、JR有楽町駅前にある「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の建替えが計画されており、2024年12月1日からは大成建設を施工者として2026年8月31日までの工期で解体工事が始まります。具体的な建替計画の内容は発表されていませんが、旗艦ビルとして計画が進められています。
位置図
位置図[出典：三菱地所]
計画地はJR有楽町駅の皇居側で「新有楽町ビル」には東京メトロ有楽町線「有楽町」駅に直結していました。他にも複数路線・駅が周囲にある交通の便に優れた立地で、東京駅にも近い場所となっています。
現況
2019年12月にヘリから撮影した有楽町駅周辺です。一番最初に載せた写真の網掛けがないバージョンで、写真中央やや右側が「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」となっています。
2024年11月9日に撮影した「新有楽町ビル」です。
四方が道路に囲まれた敷地のためグルっと一周載せていきます。
南北の中央が凹んだデザインとなっており、ここを境に西側の方が少し低くなっています。
まだ仮囲いは設置されていませんが閉館しています。
12月からは仮囲いが設置され1階部分は見えなくなりそうです。ただ、アスベスト除去から始まると思うで即仮囲い設置とはならないかもしれません。
敷地面積は7,233.26�屬發△襪�なり大きなビルのため、解体されると空がかなり広くなりそうです。
「新有楽町ビル」の解体工事のお知らせです。解体の施工者は大成建設、解体工期は2024年12月1日から2026年8月31日までとなっていますが、解体工事名称が「新有楽町ビル既存建物地上解体工事」となっているため、地下部も含めた解体はまだまだ先になります。
隣の「有楽町ビル」です。
こちらも四方が道路に囲まれた敷地となっているためグルっと一周載せていきます。
ここには映画館の有楽町スバル座がありました。
「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の間には道路がありますが、その道路を封鎖して再開発を行うのか今の区画のまま再開発を行うのかは不明です。
「有楽町ビル」の解体工事のお知らせです。解体の施工者は大成建設、解体工期は2024年12月1日から2026年8月31日までで、こちらも解体工事名称が「有楽町ビル既存建物地上解体工事」となっており地下部の解体は別になります。
地図
物件概要（既存ビル）
建替後の概要はまだ未発表のため、既存ビルの概要だけ載せておきます。
■物件概要（有楽町ビル）■
名称：有楽町ビル
所在地：東京都千代田区有楽町一丁目10番1号
交通：JR山手線・京浜東北線「有楽町」駅
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座」駅
東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅
都営三田線「日比谷」駅
用途：オフィス、店舗、映画館
階数：地上11階、塔屋2階、地下5階
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積：3,551.46��
延床面積：42,159.08��
所有者：三菱地所
施工者：大成建設
工期：1964年7月28日着工〜1966年5月24日竣工
■物件概要（新有楽町ビル）■
名称：新有楽町ビル
所在地：東京都千代田区有楽町一丁目12番1号
交通：JR山手線・京浜東北線「有楽町」駅
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座」駅
東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅
都営三田線「日比谷」駅
用途：オフィス、店舗
階数：地上14階、塔屋1階、地下4階
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積：7,233.26��
延床面積：83,023.37��
所有者：三菱地所
工期：1967年1月竣工
出典
▼三菱地所：ニュースリリース（2021年7月28日）
有楽町エリア再構築本格始動 「有楽町ビル」・「新有楽町ビル」建替計画着手 〜JR有楽町駅前ビルの建替により、有楽町エリアの更なる発展に寄与〜
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