地上52階、高さ198.5m「津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業」の都市計画決定！モリシア津田沼跡地に習志野市最高層タワマン : 超高層マンション・超高層ビル

イメージスケッチ[出典：習志野市]

　津田沼の野村不動産による大規模再開発「津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業」が2024年10月29日に都市計画決定の告示を受けました。計画地は津田沼駅南口側にある津田沼公園やモリシア津田沼がある一帯で、劇場、商業、業務施設や地上52階、最高高さ約198.5mのタワーマンションなどで構成される複合施設になります。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。

イメージスケッチ[出典：習志野市]

　「津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業」は津田沼駅南口の「津田沼公園」や「モリシア津田沼」がある場所の野村不動産による大規模再開発で、規模は地上52階、地下2階、高さ187.0m、最高高さ約198.5m、敷地面積約2万600㎡、建築面積約1万8300㎡、延床面積約22万㎡となっています。

　商業、オフィス、文化ホール、住宅で構成される複合施設で、今後のスケジュールは2025年7月に事業認可、2026年3月に権利変換認可、2026年4月に解体工事着手、2028年に新築工事着工、2031年に竣工予定となっています。

断面図[出典：習志野市]

　フロア構成は地下2階に駐車場、地下1階～4階に商業施設、5階～8階にオフィス、5階～9階に文化ホール、そして52階建てのタワーマンションが配置されます。

配置図[出典：習志野市]

　JR津田沼駅前には駅前広場デッキが整備され、そのデッキの先に屋上広場のある商業施設が配置され、その商業施設の上にオフィスと文化ホールが配置されます。そして敷地南東側にタワーマンションが配置されます。

ホール階平面図[出典：習志野市]

　文化ホールは1350席で、舞台寸法は現ホールと同規模となりますが、座席は現ホールよりも幅・前後間隔が広がります。

津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業イメージパース（駅前上空デッキ～屋上広場）

イメージパース（駅前上空デッキ～屋上広場）[出典：習志野市]

　津田沼駅上空から見た駅前上空デッキと屋上広場の完成予想図です。現在のデッキよりも幅の広いデッキとなり、現在の津田沼公園がある場所から屋上広場のある商業施設になります。

位置図[出典：習志野市]

　計画地はJR総武線「津田沼」駅の南側一帯で、駅前広場デッキにより駅直結となります。また、新京成線「新津田沼」駅も徒歩圏に位置しています。

現況図[出典：習志野市]

　現在は津田沼公園やモリシア津田沼がある場所となっています。

　2023年12月にJR津田沼駅のペデストリアンデッキから撮影した「津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業」(地上52階、最高高さ約198.5m)の計画地方面です。奥のタワーマンションは習志野市で最高層タワマンの「津田沼ザ・タワー」(地上44階、最高高さ161.04m)で、その左手前に新たな習志野市最高層タワマンが建設されます。

　北東側から撮影。手前が「津田沼公園」で、その背後が商業施設やオフィス、習志野文化ホールで構成される「モリシア津田沼」です。タワーマンションが建設されるのは左奥で、現在の公園がある場所も含めて全域に商業施設が配置され、その上階にオフィスと文化ホールが配置されます。

　南東側から撮影。この角地に地上52階、最高高さ約198.5mのタワーマンションが建設されます。「津田沼ザ・タワー」とはお見合い部屋にならないようにずらした位置関係となります。

　南西側から撮影。「モリシア津田沼」と「津田沼ザ・タワー」を繋ぐデッキの先には津田沼駅がありますが、解体工事が始まると完成までは駅直結ルートは一時的に閉鎖になりそうです。

　北西側から撮影した「津田沼公園」と「モリシア津田沼」です。公園がある場所も「津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業」の商業施設になります。

　「モリシア津田沼」から見た「津田沼公園」です。公園と言っても駅と「モリシア津田沼」を繋ぐ通路の役割が大きく、公園としての機能はあまりないように感じます。

　西側から見た津田沼駅南口駅前広場です。再開発後もバス乗り場が配置されますが、上空のデッキは駅前上空デッキとして拡大します。

　北西側から撮影した「津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業」の計画地全体です。左に見えているのは「千葉工業大学津田沼キャンパス」の1号館(地上20階、高さ93.65m)と2号館(地上20階、高さ98.5m)で、4棟の超高層が密集するエリアとなります。遠方の展望台から見たときに津田沼の位置がわかりやすくなります。

事業名：津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業
所在地：千葉県習志野市谷津１丁目16
交通：JR総武線「津田沼」駅
　　　新京成線「新津田沼」駅
用途：劇場、商業、住宅、業務等
階数：地上52階、地下2階
高さ：187.0m（最高高さ約198.5m）
構造：鉄骨造、鉄筋コンクリート造（複合施設棟）
　　　鉄筋コンクリート造（住宅棟）
敷地面積：約20,600㎡
建築面積：約18,300㎡
延床面積：約220,000㎡
事業者：野村不動産
設計者：－
施工者：－
工期：2026年4月解体工事着手予定
　　　2028年新築工事着工予定
　　　2031年竣工予定

▼習志野市：津田沼駅南口地区における再開発（2024年10月29日）
「津田沼駅南口地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定

▼習志野市：津田沼駅南口地区における再開発（2024年9月19日）
施行予定者である野村不動産株式会社による津田沼駅南口地区で実施予定の市街地再開発事業に関する説明会を実施しました

▼習志野市：JR津田沼駅周辺整備（2023年12月3日）
津田沼駅南口地区に係る都市計画に関する説明会