虎の門で建設中のオフィスビル「虎ノ門アルセアタワー」(地上38階、最高高さ184.898m)です。2024年10月13日に撮影しました。隣接地に移転した「旧虎の門病院」跡地の環状二号線沿いが建設地で、虎ノ門ヒルズ江戸見坂テラスにデッキで接続するビルになります。この記事では同ビルの概要や建設状況、地図等を載せています。
虎ノ門アルセアタワーについて
外観パース[出典：日鉄興和不動産]
「虎ノ門アルセアタワー」は移転した「旧虎の門病院」跡地の再開発で、規模は地上38階、地下2階、高さ179.898m、最高高さ184.898m、敷地面積2万2539.74��(全体)、建築面積7,898.09�屐�延床面積18万611.15�屬箸覆辰討い泙后７�築主は都市再生機構、設計者と施工者は大成建設で2025年2月14日の竣工予定です。
配置図[出典：日鉄興和不動産]
上記で敷地面積が全体となっているのは、隣接地に移転した「虎の門病院」(地上19階、最高高さ99.55m、2019年3月竣工)やその西側に整備される大使館前広場も含まれているためで、同ビルは虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業の業務棟という扱いとなっています。
大使館前広場が整備される場所には現在「共同通信会館」があり、建設中の「虎ノ門アルセアタワー」が完成すると解体され、「赤坂インターシティ AIR」の敷地へ繋がるデッキと広場が2029年度竣工予定で整備されます。また、その逆側では「虎ノ門ヒルズ江戸見坂テラス」へと繋がるデッキが整備中です。
施設構成図[出典：日鉄興和不動産]
フロア構成は1階〜2階に店舗（1階には11店舗からなるマルシェゾーン）、2階にオフィスロビー、1階〜3階にビジネスセンター、そして4階の機械室を挟んで5階〜37階がオフィスとなります。途中フロアの22階にはスカイロビーとスカイラウンジも配置され、最上階の38階は機械室になります。
オフィスフロアのうち16階〜20階が株式会社共同通信会館、21階が一般社団法人共同通信社、22階〜37階が保留床取得者（新日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス都市開発、九州旅客鉄道、大成建設）が貸主となる賃貸オフィスになります。
基準階平面図[出典：日鉄興和不動産]
オフィスフロアの基準階貸室面積は3,327.80��(約1,006.65坪)で、1フロアは約90m×約50mの整形無柱空間になります。
低層部外観イメージパース[出典：日鉄興和不動産]
敷地南東側低層部の完成予想図です。
1階エントランスロビーイメージパース[出典：日鉄興和不動産]
エントランスロビーの完成予想図です。
2階外構通路イメージパース[出典：日鉄興和不動産]
デッキに繋がる2階の外構通路の完成予想図です。
コンシェルジュカウンター[出典：日鉄興和不動産]
1〜3階に入るビジネスセンターの2階にはコンシェルジュカウンターが配置され、外資系企業や外国人に対応するサポートサービスのほか、テナント向けにも接待の店舗予約や手土産手配などのサポート、そして近隣にある「The Okura Tokyo」と連携してテナントが客室やバンケットを利用する際の予約に対応します。
ビジネスセンターでは他にもフィットネスやコンファレンス、シェアオフィス、予約制駐輪場なども提供されます。
スカイロビー[出典：日鉄興和不動産]
22階にはスカイロビーが配置されます。
スカイラウンジ[出典：日鉄興和不動産]
スカイロビーの奥にはテナント専用のスカイラウンジが配置されます。約160席あるラウンジは打合せなど自由に利用でき、夜にはテナント限定で貸切にも対応します。
大使館前広場[出典：日鉄興和不動産]
2029年度竣工予定の大使館前広場の完成予想図です。大使館とは目の前にある「アメリカ大使館」のことで、周辺には常に警備中の警察官がいる場所となっています。また、この広場には隣の「赤坂インターシティ AIR」の敷地へ繋がるデッキも整備されます。
位置図
位置図[出典：日鉄興和不動産]
建設地は東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅の西側で、歩行者デッキと「虎ノ門ヒルズ」内のビル2棟を経由することで駅まで繋がります。
他にも東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅、銀座線・南北線「溜池山王」駅、千代田線・丸ノ内線「国会議事堂」駅が徒歩圏にあり、それぞれの駅まで歩行者デッキや地下通路を経由することでノンストップでアクセス可能になります。
周辺環境[出典：日鉄興和不動産]
青い点線がデッキで繋がる場所で、その先でも他の施設へ繋がっているため、ノンストップで様々な場所へ行くことが可能となります。特に「虎ノ門ヒルズ」までは屋根付きの歩行者デッキで接続するため雨の日でも傘なしで駅まで移動できます。
建設状況
2024年10月13日に撮影した「虎ノ門アルセアタワー」(地上38階、最高高さ184.898m)です。今回は10月14日に撮影した写真も混ざっています。
環状2号線沿いから撮影。左が「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(地上49階、最高高さ265.75m)、右が「住友不動産虎ノ門タワー（旧JTビル）」(地上35階、高さ169.7m)となっています。
東側にある交差点から撮影。低層部の外観はまだ見えませんでした。
窓が他と違うフロアが22階のスカイロビー部分かと思われます。
南側から撮影。足元ではデッキの建設工事も行われています。
南西側から撮影。
デッキは既に「虎ノ門ヒルズ江戸見坂テラス」に繋がっています。
北西側から撮影。左が「住友不動産虎ノ門タワー」(地上35階、高さ169.7m)、中央が「虎ノ門アルセアタワー」(地上38階、最高高さ184.898m)、右が「虎の門病院」(地上19階、最高高さ99.55m)です。その「虎の門病院」の手前の低層のビルが「共同通信会館」は今後解体され大使館前広場が整備されます。
これらの手前では「三会堂ビル新築工事」(地上19階、高さ94m)が建設中のため、ここからこうして見えるのは今だけです。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。延床面積が180,582.82�屬�ら180,611.15�屐�高さが179.925mから179.898m、最高高さが184.925mから184.898mに修正されています。
■物件概要■
名称：虎ノ門アルセアタワー
計画名称：虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟
所在地：東京都港区虎ノ門二丁目105番
交通：東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅
東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅
東京メトロ銀座線、南北線「溜池山王」駅
東京メトロ千代田線、丸ノ内線「国会議事堂」駅
用途：事務所、店舗、業務・生活支援施設、駐車場
階数：地上38階、地下2階
高さ：179.898m（最高高さ184.898m）
構造：鉄骨造（鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造）、制震構造
基礎工法：直接基礎、杭基礎
敷地面積：22,539.74�屐柄澗痢�
建築面積：7,898.09��
延床面積：180,611.15��
建築主：都市再生機構（建築物全般）
虎ノ門エネルギーサービス（地域冷暖房施設に限る）
設計者：大成建設
施工者：大成建設
工期：2020年9月1日着工〜2025年2月14日竣工予定
出典
▼日鉄興和不動産：ニュースリリース（2024年5月8日）
虎ノ門アルセアタワー（虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟） ビジネス＆ライフの両面を支えるワーカーサポート施設の概要決定
▼日鉄興和不動産：ニュースリリース（2020年10月19日）
「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 新時代の国際ビジネス拠点に大規模オフィスプロジェクト 始動
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