完成イメージ[出典：三菱地所]
赤坂駅直結の大規模再開発「赤坂二・六丁目地区開発計画」の完成予想図です。TBSと三菱地所による再開発で地上40階・高さ207.30mのA工区と地上18階・高さ99.87mのB工区に分かれて建設が進められており、現地には外装モックアップが設置されました。この記事では同再開発の概要や建設状況（2024年10月14日時点）、地図等を載せています。
赤坂二・六丁目地区開発計画について
エリアイメージパース[出典：TBSホールディングス]
「赤坂二・六丁目地区開発計画」は「国際新赤坂ビル」跡地のTBSホールディングスと三菱地所による国家戦略特別区域の認定を受けた大規模再開発で、東館の跡地は高さ約207mのA工区、西館の跡地は高さ約100mのB工区となっています。また、この完成予想図は当初のもので現在は塔屋が少し低くなっています。
TBSは赤坂に複数の建物を所有しており、その赤坂でコンテンツを発信し続けてきた街の系譜を承継・昇華させる"赤坂エンタテインメント・シティ"をビジョンに掲げ、計画地内に劇場・ホールを新たに整備し、エンタテインメント関連企業・スタートアップ企業やクリエイターが集う施設を設けるなど、世界に向けコンテンツを届ける拠点を目指しています。
用途構成[出典：三菱地所]
A工区（東棟）の規模は地上40階、塔屋1階、地下4階、高さ207.30m、敷地面積8,761.70�屐�建築面積5,289.98�屐�延床面積16万7642.59�屐�建築主は三菱地所、TBSホールディングス、設計者は三菱地所設計、施工者は鹿島建設で2024年1月12日着工、2028年10月31日竣工予定となっており、フロア構成は低層部に商業施設とインキュベーション施設、6〜39階にオフィスフロアが計画されています。
B工区（西棟）の規模は地上18階、塔屋2階、地下3階、高さ99.87m、敷地面積5,415.06�屐�建築面積4,015.11�屐�延床面積3万8143.02�屐�建築主は三菱地所、TBSホールディングス、設計者は三菱地所設計、施工者は大林組で2024年2月23日着工、2028年3月31日竣工予定となっており、フロア構成は1〜6階に劇場・ホール（約1万1000�屐法�7〜18階にホテル（約1万2000�屐砲�計画されています。また、ホテル部は観光企画設計社、劇場・ホール部は久米設計が担当しています。
配置予定図[出典：東京都環境局]
A工区（東棟）は「国際新赤坂ビル東館」(地上24階、高さ99.75m、最高高さ139.3m)と「赤坂鳳月堂ビル」と「インソムニア赤坂」の跡地で、楕円に近い形をした板状の超高層オフィスビルになります。
B工区（西棟）は「国際新赤坂ビル西館」(地上18階、高さ79.95m)の跡地で、ホテルフロアでセットバックする箱型の複合ビルになります。両棟は赤坂通りに面しており、その地下にある東京メトロ千代田線「赤坂」駅に直結します。
赤坂サカス方面から見た完成イメージ[出典：三菱地所]
同再開発では地下2階〜地上にかけて、駅とまちの境界を感じさせない駅前空間や賑わい・交流の場となる広場（合計約4,900�屐砲寮鞍�が行われ、東京メトロ「赤坂」駅から連続した空間で地上まで移動できるようになります。
重層的広場の完成イメージ[出典：三菱地所]
地上から地下に繋がる重層的な広場が整備され、この空間を活用したイベント開催やオープンカフェの設置等により、駅からまちの賑わいを感じる環境整備が行われます。
赤坂駅改札内から見た完成イメージ[出典：三菱地所]
赤坂駅の改札を出た目の前には広場が配置され、駅とまちの境界を感じさせない駅前空間になります。
位置図
周辺地図[出典：三菱地所]
「赤坂二・六丁目地区開発計画」は東京メトロ千代田線「赤坂」駅に直結する再開発で、改札の目の前が同再開発になります。
赤坂にあるTBSが所有するTBS放送センターや赤坂BLITZなどが集まった赤坂サカスと一体となり、エンタテインメントに携わる方々が集い、街を訪れる方がコンテンツに触れることのできる空間を作り上げていきます。
計画地位置図(広域)[出典：東京都環境局]
周辺の徒歩圏には東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅、東京メトロ丸の内線「国会議事堂」駅、東京メトロ丸の内線・銀座線「赤坂見附」駅、東京メトロ半蔵門線・有楽町線「永田町」駅があり、複数路線・駅が利用可能な立地となっています。
建設状況
2024年10月14日に撮影した「赤坂二・六丁目地区開発計画(A工区)」(地上40階、高さ207.30m)の建設地です。地上部の建設が始まる前の今しか見られない景色が広がっています。
この道路は赤坂通りで、ここの地下にある東京メトロ千代田線「赤坂」駅に直結となります。
南側から撮影。ここの角地は「国際新赤坂ビル東館」が解体される前には小さな森のようになっていた場所です。
東側から撮影。中央奥のヘリポートが目立つビルが「TBS放送センター」(地上20階、高さ95m)で、右の超高層ビルが「赤坂Bizタワー」(地上39階、高さ179.25m)です。
現地に設置されたA工区の外装モックアップです。
赤坂通り沿いから撮影した「赤坂二・六丁目地区開発計画(B工区)」(地上18階、高さ99.87m)の建設地です。
こちらのB工区も赤坂駅直結となります。
南側から撮影。こちらは「国際新赤坂ビル西館」の跡地となっています。
東側から撮影。背後に「TBS放送センター」が見えていますが、赤坂はTBSの不動産が多いため、本業が不動産で副業が放送事業とも言われたりしています。
B工区の外装モックアップです。こちらは足場が設置されてキレイに全体を見ることができませんでした。
同じ日に六本木ヒルズの展望台から撮影。地下部を建設中の間は地上から見ても変化がないので訪問頻度は減りますが、展望台から外装モックアップが見えたので久しぶりに現地に行きました。
少し広角で撮影。この写真の中央あたりに「赤坂二・六丁目地区開発計画」の2棟が見えるようになります。特にA工区は高さ200mを超えるため、奥に見えている日本武道館が隠れてしまうかと思います。
地図
物件概要(A工区)
A工区の建築計画のお知らせです。名称が(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画(東棟)から赤坂二・六丁目地区開発計画(A工区)、完了予定日が2028年11月1日から2028年10月31日に変更になっています。
■物件概要（A工区）■
名称：赤坂二・六丁目地区開発計画(A工区)
所在地：東京都港区赤坂２丁目1433番地1他
交通：東京メトロ千代田線「赤坂」駅 直結
東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅 徒歩5分
東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅 徒歩6分
用途：事務所、自動車車庫、飲食店、物販店舗、自転車駐車場
階数：地上40階、塔屋1階、地下4階
高さ：207.30m
構造：鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：8,761.70��
建築面積：5,289.98��
延床面積：167,642.59��
建築主：三菱地所、TBSホールディングス
設計者：三菱地所設計
施工者：鹿島建設
工期：2024年1月12日着工〜2028年10月31日竣工予定
物件概要(B工区)
B工区の建築計画のお知らせです。名称が(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画(西棟)から赤坂二・六丁目地区開発計画(B工区)、完了予定日が2028年4月30日から2028年3月31日に変更になっています。
■物件概要（B工区）■
名称：赤坂二・六丁目地区開発計画(B工区)
所在地：東京都港区赤坂６丁目101番地1他
交通：東京メトロ千代田線「赤坂」駅 直結
東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅 徒歩5分
東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅 徒歩6分
用途：劇場、ホテル、飲食店、自動車車庫、自転車駐車場、駅舎
階数：地上18階、塔屋2階、地下3階
高さ：99.87m
構造：鉄骨造 一部 鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：5,415.06��
建築面積：4,015.11��
延床面積：38,143.02��
建築主：三菱地所、TBSホールディングス
設計者：三菱地所設計（全体）、観光企画設計社（ホテル）、久米設計（劇場・ホール）
施工者：大林組
工期：2024年2月23日着工〜2028年3月31日竣工予定
出典
▼三菱地所：ニュースリリース（2024年3月13日）
赤坂エリアの新たなランドマークとなる２棟の建物が2028年に誕生 赤坂二・六丁目地区開発計画 新築工事着手／民間都市再生事業計画に認定
▼三菱地所：ニュースリリース（2021年11月18日）
『赤坂二・六丁目地区』開発計画 国家戦略特別区域計画認定 開発計画に合わせ、東京メトロ赤坂駅で"駅・まち一体"の開発を実現
▼TBSホールディングス：IR情報（2021年5月14日）
赤坂エンターテイメント・シティ計画
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