大阪の淀屋橋で建設中の超高層ツインタワー「淀屋橋ステーションワン（淀屋橋駅東地区）」(左：地上31階、高さ149.205m)と「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事」(右：地上29階、高さ134.99m)です。2024年9月7日に撮影しました。それぞれ別事業で規模も異なりますが、同じようなデザインで統一され、高さ50mでセットバックすることで街並みが揃えられます。この記事では両再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
淀屋橋ステーションワンについて
完成イメージ[出典：公式HP]
「淀屋橋ステーションワン（淀屋橋駅東地区）」は御堂筋の玄関口となる「淀屋橋」駅直結のオフィスビルで、規模は地上31階、地下3階、高さ149.205m、敷地面積3,940.82�屐�建築面積2,686.84�屐�延床面積7万2853.77�屬箸覆辰討い泙后�
建築主は中央日本土地建物、京阪ホールディングス、みずほ銀行、設計者と施工者は竹中工務店で2025年5月末竣工、2025年夏頃の開業予定です。
用途構成[出典：公式HP]
フロア構成は地下1階〜地上2階に商業施設、6〜8階にオフィスフロア、10〜11階にビジネスラウンジ、12〜29階にオフィスフロア、そして30階が一般来館者が利用可能な商業施設とスカイテラスとなります。
スカイテラス[出典：公式HP]
30階には屋上スカイテラスの他に、ディライトによるラグジュアリーレストラン、ハイカジュアルなオールデイダイニング、婚礼など多目的に使えるイベントスペース「une（ユヌ）」の3つのスペースからなる複合型店舗が開業します。
完成イメージ[出典：中央日本土地建物]
御堂筋沿道街区は高さ50mの基壇部を設けることで統一感のある景観を創出することになっており、同ビルも高さ50m地点に基壇部が設けられます。
ビジネスラウンジ[出典：中央日本土地建物]
その高さ50mの基壇部は地上10〜11階部分となっており、そこにはビジネスラウンジ、コワーキングスペース、少人数対応のオフィス、カンファレンス等が配置されます。
基準階平面計画[出典：中央日本土地建物]
オフィスフロアの基準階事務所面積は約1,600�屐別�480坪）で、基準階専有部はアウトフレーム工法により柱のないオフィスレイアウが実現されます。
VOID空間内のリフレッシュスペース[出典：中央日本土地建物]
中高層階の共用部には吹き抜け空間（VOID空間）が整備され、その脇にはインナーテラスが設置されます。
立体多目的広場[出典：中央日本土地建物]
京阪電車・大阪メトロ「淀屋橋」駅とは地下1階で接続し、駅の地下通路も含めて一体的にリニューアルされます。駅と接続する地下1階から地上2階までは3層吹き抜けの広場が整備され、商業施設も配置されます。
淀屋橋駅西地区について
完成イメージ[出典：住友商事]
「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事」は御堂筋の玄関口となる「淀屋橋」駅直結となる複合ビルで、規模は地上29階、地下2階、高さ134.99m、敷地面積7,206.23�屐�建築面積5,169.89�屐�延床面積13万2437.85�屬箸覆辰討い泙后�
建築主は淀屋橋駅西地区市街地再開発組合（参加組合員：大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発）、設計者は日建設計、施工者は大林組で2022年11月1日着工、2025年12月の竣工予定です。
断面構成図[出典：住友商事]
フロア構成は地下2階が駐車場、地下1階〜地上2階が商業施設、3〜9階が低層オフィスフロア、10階が機械室、11階が複合フロア(にぎわい施設、カンファレンス機能、オフィス、屋上庭園)、そして12〜27階が高層オフィスフロアとなります。
地上50mの眺望テラス[出典：住友商事]
御堂筋沿道街区は高さ50mの基壇部を設けて統一感のある景観を創出することになっており、高さ50m地点となる11階部分に基壇部が設けられます。その基壇部には眺望テラス（屋上庭園、カフェラウンジ等）が配置される計画となっています。
基準階平面図[出典：住友商事]
オフィスフロアの基準階事務所面積は約940〜1,110坪、総貸室面積は約23,500坪で、センターコア方式により東西南北・四方向が窓に面した執務空間になります。
北東交差点からのメインエントランス[出典：住友商事]
メインエントランスは淀屋橋前となる北東側の交差点に面した場所に設置されます。
御堂筋に面するにぎわい空間[出典：住友商事]
地下1階〜地上2階に約25〜30店舗の商業施設が配置されます。御堂筋、土佐堀通、北浜通の3方向には半屋外空間となるコリドールが設けられ、2階にはテラスが設置されます。
位置図
淀屋橋ステーションワン 位置図[出典：公式HP]
「淀屋橋ステーションワン（淀屋橋駅東地区）」は御堂筋と土佐堀通が交差する淀屋橋交差点の南東側に位置しており、大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅に直結します。
淀屋橋駅西地区 配置図[出典：住友商事]
「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事」は御堂筋と土佐堀通が交差する淀屋橋交差点の南西側に位置しており、大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅に直結します。
完成イメージ[出典：大阪市]
両棟は淀屋橋の玄関口にで並びます。
建設状況（淀屋橋ステーションワン）
2024年9月7日に土佐堀川越しに撮影した淀屋橋のツインタワーです。左が「淀屋橋ステーションワン（淀屋橋駅東地区）」、右が「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事」となっています。
「淀屋橋ステーションワン」(地上31階、高さ149.205m)にズームです。撮影時は最上階となる30階の鉄骨を組んでいるようでした。
御堂筋沿いとなる南西側から撮影。
路地を入った南東側から撮影。
土佐堀通沿いとなる北東側から撮影。
建設状況（淀屋橋駅西地区）
御堂筋を挟んで淀屋橋ステーションワンの西側で建設中の「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事」(地上29階、高さ134.99m)です。
御堂筋沿いから撮影。撮影時には22階まで鉄骨が組まれており、23〜25階の鉄骨が組まれ始めたところのようでした。
土佐堀川越しに撮影。
路地を入った南西側から撮影。
御堂筋沿いの南東側から撮影。こちらの方が大きなビルとなっています。
地図（淀屋橋ステーションワン）
地図淀屋橋駅西地区
物件概要（淀屋橋ステーションワン）
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
名称：淀屋橋ステーションワン
事業名：(仮称)淀屋橋プロジェクト
淀屋橋駅東地区都市再生事業
所在地：大阪府大阪市中央区北浜３丁目1番1他(地番)
交通：大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅直結
用途：事務所、物販店舗、飲食店舗、駐車場
階数：地上31階、塔屋1階、地下3階
高さ：149.205m
構造：鉄骨造（一部 鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造）
敷地面積：3,940.82��
建築面積：2,686.84��
延床面積：73,085.63��
建築主：中央日本土地建物、京阪ホールディングス、みずほ銀行
設計者：竹中工務店
施工者：竹中工務店
工期：2022年7月8日着工〜2025年5月末竣工予定
開業：2025年夏頃予定
物件概要（淀屋橋駅西地区）
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
事業名：淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
所在地：大阪府大大阪市中央区北浜４丁目１番他
交通：大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅 直結
用途：事務所、飲食店、物販店舗、サービス店舗、駐車場等
階数：地上29階、地下2階
高さ：134.99m
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造
敷地面積：7,206.23��
建築面積：5,169.89��
延床面積：132,437.85��
建築主：淀屋橋駅西地区市街地再開発組合
参加組合員：大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発
設計者：日建設計
施工者：大林組
工期：2022年11月1日着工〜2025年12月竣工予定
開業：2026年予定
出典
▼公式HP：淀屋橋ステーションワン
https://yodoyabashi-east-project.jp/
▼中央日本土地建物：ニュース（2024年8月23日）
「淀屋橋ステーションワン」最上階に開業する店舗が決定
▼中央日本土地建物：ニュース（2024年8月5日）
淀屋橋駅東地区都市再生事業の施設名称 「淀屋橋ステーションワン」に決定
▼住友商事：トピックス（2022年11月1日）
「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」着工
▼中央日本土地建物：ニュース（2022年7月12日）
御堂筋の玄関口に、高さ約150mのランドマークビル 「淀屋橋駅東地区都市再生事業」着工
▼大阪市
大阪市における都市再生の取組み
- カテゴリ
- 大阪市
