地上41階、高さ166.3m「(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区」の計画地の様子！愛宕山に面した野村不動産のタワマン（2024.9.14） : 超高層マンション・超高層ビル

イメージパース[出典：東京都都市整備局]

　愛宕で来年1月に着工予定のタワーマンション「(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区」(地上41階、最高高さ166.3m)の完成予想図です。愛宕山に面した都市再生機構と野村不動産によるタワマンで、竹中工務店の設計・施工で2025年1月5日着工、2028年11月30日竣工予定となっています。この記事では同タワマンの概要や現況（2024年9月14日時点）、地図等を載せています。

イメージパース[出典：東京都都市整備局]

　「(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区」は愛宕山に面した場所の再開発で、規模は地上41階、地下2階、高さ約160m、最高高さ166.3m、敷地面積2,905.13㎡、建築面積約1,520㎡、延床面積約5万4200㎡、建築主は独立行政法人都市再生機構、野村不動産、設計者と施工者は竹中工務店、工期は2025年1月25日着工、2028年11月30日竣工予定となっています。

　この鳥観図のF地区が愛宕地区第一種市街地再開発事業とも呼ばれる同再開発で、E地区は愛宕神社、G地区では小規模な寺院・店舗、H地区では地上14階、高さ約50m、延床面積約1万6900㎡の共同住宅が計画されています。

配置図[出典：野村不動産]

　計画地は愛宕山の東側で、愛宕山にある愛宕神社の参道を挟むように左側（南側）にタワーマンションが建設されるF地区（Ⅰ地区）、右側（北側）に小規模なG地区（Ⅱ地区）が配置されます。

　G地区（Ⅱ地区）は地上3階(2棟)、高さ約15m／10m、敷地面積約790㎡、延床面積約950㎡の小規模な寺院・店舗で、工期はF地区完成後の2030年度着工、2031年度竣工予定となっています。

(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区断面図

断面図[出典：野村不動産]

　43階建てで計画されていた頃の断面図です。そのときのF地区（Ⅰ地区）のフロア構成は1階が店舗、2階が生活・産業支援施設、4～6階が事務所、そして7～43階が住宅フロアでした。

　G地区（Ⅱ地区）は道路側と愛宕山側の2つの建物に分かれており、道路側は地上3階、高さ約15mの店舗、愛宕山側は地上3階、高さ約10mの寺院になります。

イメージパース[出典：野村不動産]

　F地区（Ⅰ地区）とG地区（Ⅱ地区）の境界となる愛宕神社参道の両側には地区広場が整備されます。鳥居の先にある急な階段は有名な「出世の石段」で、ここを登ると愛宕神社の社殿があります。

位置図[出典：野村不動産]

　計画地は愛宕山の東側で、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅、都営三田線「御成門」駅、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅が利用できる立地となっています。

　敷地の東側は愛宕下通りに面しており、南隣には「愛宕グリーンヒルズ」、少し北側には「虎ノ門ヒルズ」があり、さらに北側でも再開発が進んでおり超高層ビルが多く建ち並ぶ通りになります。

　2024年9月14日に愛宕山から撮影した「(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区」(地上41階、最高高さ166.3m)の建設地です。既存建物の解体は既に終わっています。

　10月11日まで令和6年度港区愛宕一丁目地区埋蔵文化財発掘調査工事となっていましたが、この辺りがその場所かと思います。

　敷地内にはこうして区切られた場所もありました。

　ここがF地区（Ⅰ地区）の計画地全体で、左後ろに見えるレンガ色の建物がある場所がG地区（Ⅱ地区）となっています。

　建設地の南西側には愛宕トンネルがあります。

　その愛宕トンネル内から撮影。このトンネルの反対側では野村不動産によるタワーマンション「(仮称)虎ノ門３丁目計画」(地上27階、高さ116m)もあります。

　トンネルを出た先の交差点から撮影。背後の超高層ビル群は「虎ノ門ヒルズ」で左から「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(地上49階、最高高さ265.75m)、「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」(地上54階、最高高さ221.55m)、「虎ノ門ヒルズ森タワー」(地上52階、最高高さ255.5m)となっています。

　北東側から撮影。左後ろは「愛宕グリーンヒルズ」で地上42階、最高高さ157.26mの賃貸タワマンと地上42階、最高高さ186.76mのオフィスビルが並んでいます。

　建築計画のお知らせです。

■物件概要（F地区）■
事業名：(仮称)愛宕地区(再)特定業務代行F地区施設建築物
所在地：東京都港区愛宕一丁目200番1
用途：共同住宅、事務所、店舗
総戸数：約360戸
階数：地上41階、地下2階
高さ：約160m（最高高さ166.3m）
構造：鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：2,905.13㎡
建築面積：約1,520㎡
延床面積：約54,200㎡
施工者：独立行政法人都市再生機構、野村不動産
設計者：竹中工務店
施工者：竹中工務店
工期：2025年1月25日着工～2028年11月30日竣工予定

▼野村不動産：ニュースリリース（2023年1月20日）
「愛宕地区第一種市街地再開発事業」（ＵＲ施行）事業計画認可のお知らせ（都市再生機構・竹中工務店・野村不動産）

▼東京都港区（2023年11月30日）
愛宕地区第一種市街地再開発事業

▼東京都都市整備局（2021年12月16日）
愛宕地区に係る都市計画案の説明会

▼港区議会：建設常任委員会（2021年7月21日）
愛宕地区の街づくりについて

▼東京都都市整備局
愛宕地区（機構施工）