豊洲にあったアニヴェルセル豊洲跡地等の再開発「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」の建設地です。2024年9月16日に撮影しました。ららぽーと豊洲と晴海通りに挟まれた場所が建設地で、地上18階、高さ97.965mのA棟と地上15階、最高高さ87mのB棟で構成されるシェア企業寮も併設されるオフィスビルになります。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
(仮称)豊洲4-2街区開発計画について
全体イメージパース[出典：三菱地所]
「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」は「ららぽーと豊洲」と晴海通りに挟まれた敷地にあった「トーヨータイヤ豊洲ドーム」や「アニヴェルセル豊洲」跡地の再開発で、右の背の高い側がA棟、左の豊洲駅側がB棟となっています。
A棟イメージパース[出典：三菱地所]
「(仮称)豊洲4-2街区開発計画 A棟」の規模は地上18階、塔屋1階、地下1階、高さ97.965m、敷地面積6,600�屐�建築面積2,862.85�屐�延床面積4万6434.05�屐�建築主は三菱地所、設計者は三菱地所設計、施工者は鹿島建設で2025年6月30日の竣工予定です。
A棟は2022年6月30日付で三菱地所ときんでんとの間で不動産売買契約が締結されており、建物竣工後に三菱地所からきんでんへ土地建物の所有権が譲渡され、株式会社きんでんの新事業所として利用する予定となっています。
B棟イメージパース[出典：三菱地所]
「(仮称)豊洲4-2街区開発計画 B棟」の規模は地上15階、塔屋1階、地下1階、高さ80m、最高高さ87m、敷地面積1万2893.36�屐�建築面積9,008.15�屐�延床面積8万9088.41�屐�建築主はIHIと三菱地所、設計者と施工者は鹿島建設で2025年6月30日の竣工予定です。
断面図[出典：三菱地所]
A棟とB棟の主要用途はオフィスで、B棟の低層部には店舗やインキュベーション施設が配置され、シェア企業寮も併設されます。
全体配置図[出典：三菱地所（説明会資料）]
敷地は晴海通りに面しており、周囲にはららぽーと豊洲やパークシティ豊洲があります。
1F平面図[出典：三菱地所（説明会資料）]
1階平面図です。A棟とB棟の間には通り抜けられる通路が設けられ、A棟には展示スペース、B棟には店舗が設けられます。
2F平面図[出典：三菱地所（説明会資料）]
B棟の2階にも店舗が配置され、A棟とB棟はデッキで接続され、そして晴海通りに架かる既存の歩道橋にも接続します。
基準階平面図[出典：三菱地所（説明会資料）]
オフィスフロアとシェア企業寮がある基準階平面図です。A棟は「パークシティ豊洲」側の棟で、マンション側にはエレベータ等が配置されます。
B棟は中央にエレベーター等を配置した360度が事務室となる箱型のオフィスビルになり、併設されるシェア企業寮は1フロア8室となることがわかります。
歩行者デッキ完成予想パース[出典：三菱地所]
A棟とB棟はデッキで接続され、そのデッキの中央部分には大屋根のある広場が配置されます。そしてその広場は晴海通りに架かる既存の歩道橋に接続します。
位置図
周辺地図[出典：三菱地所]
建設地は晴海通りに面した「豊洲」駅の北側で、東京メトロ有楽町線とゆりかめもの2路線が利用可能な立地となっています。また、地下鉄8号線(有楽町線)の延伸(豊洲〜住吉)が2030年代半ばに完成予定となっており、これが完成すると東西線の東陽町駅、半蔵門線・都営新宿線の住吉駅に繋がるため、色々な場所から豊洲へのアクセスが向上します。
建設状況
2024年9月16日に晴海通り沿いから撮影した「(仮称)豊洲4-2街区開発計画 A棟」(地上18階、高さ97.965m)の建設地です。A棟は板状のオフィスビルとなっています。
目の前の交差点から撮影。外壁と窓の設置工事が半分以上進んでいるようでした。
隣には「パークシティ豊洲」があるので、そちら側にはエレベーターやトイレなどが配置されています。
A棟の建設地はアニヴェルセル豊洲の跡地です。
「ららぽーと豊洲」側から撮影。
A棟は3方向が道路に面した場所となっています。
晴海通り沿いから撮影した「(仮称)豊洲4-2街区開発計画 B棟」(地上15階、最高高さ87m)の建設地です。オフィスビル側は低層部以外の外観は完成しています。
B棟は豊洲駅に近い側に配置されています。
「ららぽーと豊洲」側から撮影。B棟の建設地はトーヨータイヤ豊洲ドーム跡地です。
併設されるシェア企業寮部分はまだ足場がまだ組まれたままとなっていました。
同じ日に晴海大橋から撮影した「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」です。
晴海大橋を少し移動してもう1枚。「ららぽーと豊洲」の背後に「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」が見えていますが、その背後にはタワマンやビルも建っているので、そこまで目立つビルはないようです。
広角で撮影した豊洲です。タワマンも超高層ビルも増えて続けて随分と賑やかになりました。右端の新豊洲駅周辺エリアでは東京ガスによる再開発が計画されていますが、まだ動き出す気配はないので、「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」が完成すると豊洲の再開発は一旦落ち着くことになるのかもしれません。
最後に9月15日にゆりかもめの車内からの撮影です。反射光が写りこんでしまっていますが、A棟の最上部を見るとビル本体とは鉄骨が違うので、塔屋を建設中ということがわかります。
地図
物件概要
A棟の建築計画のお知らせです。
■物件概要（A棟）■
事業名：(仮称)豊洲4-2街区開発計画 A棟
所在地：東京都江東区豊洲二丁目14番地1
交通：東京メトロ有楽町線「豊洲」駅
ゆりかもめ「豊洲」駅
用途：事務所、自動車車庫
階数：地上18階、塔屋1階、地下1階
高さ：97.965m
構造：鉄骨造
基礎工法：現場造成杭
敷地面積：6,600��
建築面積：2,882.85��
延床面積：46,434.05��
建築主：三菱地所
設計者：三菱地所設計
施工者：鹿島建設
工期：2022年7月1日着工〜2025年6月30日竣工予定
B棟の建築計画のお知らせです。
■物件概要（B棟）■
事業名：(仮称)豊洲4-2街区開発計画 B棟
所在地：東京都江東区豊洲二丁目14番地2,4,5
交通：東京メトロ有楽町線「豊洲」駅
ゆりかもめ「豊洲」駅
用途：事務所、飲食店、物販店舗、共同住宅（シェア企業寮）、自動車車庫、自転車駐車場
階数：地上15階、塔屋1階、地下1階
高さ：80m（最高高さ87m）
構造：鉄骨造
基礎工法：現場造成杭
敷地面積：12,893.36��
建築面積：9,008.15��
延床面積：89,088.41��
建築主：IHI、三菱地所
設計者：鹿島建設
施工者：鹿島建設
工期：2022年7月1日着工〜2025年6月30日竣工予定
出典
▼三菱地所：仮称）豊洲4-2街区開発計画
https://office.mec.co.jp/pickup/project_toyosu4_2
▼三菱地所：ニュースリリース（2022年7月1日）
「（仮称）豊洲4-2街区開発計画」着工 〜豊洲二・三丁目地区開発のラストピースにふさわしい新たな交流・発信の場を整備〜
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