完成予想図[出典：東京都環境局]
北青山三丁目で計画されている「北青山三丁目地区市街地再開発事業」(地上33階、高さ約180m)の完成予想図（図の左側）です。青山通りに面した低層部に商業施設とホテルが入る超高層オフィスビルで、現在は都営青山北町アパートなど既存建物の解体工事が行われており、2029年度には完成する予定となっています。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況（2024年9月14日時点）、地図等を載せています。
北青山三丁目地区について
配置図[出典：東京都環境局]
「北青山三丁目地区市街地再開発事業」は青山通りに面した敷地の再開発で、超高層となるB-1地区と小規模なB-2地区に分かれています。B-1地区の規模は地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ約180m、敷地面積約2万300�屐�建築面積約1万1200�屐�延床面積約18万�屐�B-2地区の規模は地上3階、地下2階、高さ約21m、敷地面積約1,100�屐�建築面積約370�屐�延床面積約2,000�屬箸覆辰討い泙后�
事業者は都市再生機構、解体工事を含む工期は2023年度〜2029年度となっており、現在は大林組を施工者として既存建物の解体工事が行われています。
断面図(南西-北東)[出典：東京都環境局]
B-1地区の断面図です。1〜2階が商業施設、3〜6階が宿泊施設、7〜37階がオフィスフロアとなります。
断面図(北西-南東)[出典：東京都環境局]
断面図[出典：東京都環境局]
低層棟の断面図です。左はB-1地区の低層棟で商業施設と公共公益施設が入ります。右のB-2地区は小規模な商業施設が入るビルとなります。
緑化計画図[出典：東京都環境局]
計画地は青山通りに面しており、反対の西側には大規模広場(緑地)が整備されます。
地区計画の区域等[出典：東京都環境局]
計画地の南側のA-1地区は「都営北青山三丁目丁目アパート」(地上20階、高さ70m)、A-2地区は「クラス青山」(地上25階、最高高さ99.90m)で、両棟とも既に完成しており、北側に向けて段々高くなる配置となっています。
イメージパース[出典：港区議会]
敷地西側に整備される広場側から見た低層部の完成予想図です。緑あふれる空間になることがわかります。
位置図
計画地位置図[出典：東京都環境局]
建設地は青山通りに面した場所で「表参道」駅と「外苑前」駅の中間あたりに位置しています。「外苑前」駅は東京メトロ銀座線の1路線だけですが、「表参道」駅は東京メトロ銀座線、半蔵門線、千代田線の3路線が利用できます。
既存建物解体状況
2020年12月18日にヘリから撮影した青山方面の空撮です。赤い網掛けをした場所が「北青山三丁目地区市街地再開発事業」(地上38階、高さ約180m)の計画地で、敷地の半分以上が都営青山北町アパートとなっています。
その都営青山北町アパートの解体工事のお知らせです。解体工事の施工者は大林組で、2024年4月1日〜2025年9月30日の工期で解体が行われます。
南東側から撮影した都営青山北町アパートの解体工事現場です。南東側にあった棟は既に解体され見えなくなっていました。
まだ外観が見える状態の棟もありました。
南西側から撮影。解体工事が終わった場所から埋蔵文化財発掘調査工事も行われているようでした。
これから解体工事が本格する棟もありました。
こちらの西側には大規模広場（緑地）が整備されます。
北東側から撮影した都営青山北町アパートの解体工事現場です。都心にあった古びた都営住宅がもうすぐ姿を消します。
都営青山北町アパートと青山通り沿いの既存ビルの間の通路です。
この通路沿いにあった都営青山北町アパートは解体されて、奥で解体中の都営青山北町アパートが見えるようになっていました。
この通路がある場所は「北青山三丁目地区市街地再開発事業(B-1地区)」の建設地になるため、いずれはこの通路は閉鎖されることになります。
青山通り沿いの既存ビルも解体工事が始まっています。
青山通り沿いの既存ビルの解体工事現場です。
ここが解体されると裏にある都営住宅の跡地も含めて広大な敷地が広がります。
この裏に都営住宅があったことを知らなかった人は、急に広大な敷地が現れて驚くかもしれませんね。
地図
物件概要(B-1地区)
全体工事工程[出典：東京都環境局]
■物件概要(B-1地区)■
事業名：北青山三丁目地区市街地再開発事業(B-1地区)
所在地：東京都港区北青山三丁目の一部
交通：東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅
東京メトロ銀座線「外苑前」駅
用途：業務、商業、宿泊施設、公共公益施設、駐車場等
階数：地上38階、塔屋2階、地下2階
高さ：約180m
構造：鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積：20,300��
建築面積：11,200��
延床面積：180,000��
事業者：独立行政法人都市再生機構
設計者：日本設計（基本設計）
施工者：−
工期：2023年度着工〜2029年度竣工予定（解体工事を含む）
供用開始：2029年度予定
出典
▼都市再生機構(2024年7月11日)
北青山三丁目地区
▼東京都環境局：環境アセスメント(2023年11月29日)
「（仮称）北青山三丁目地区市街地再開発事業」変更届
▼東京都環境局：環境アセスメント(2023年4月11日)
「（仮称）北青山三丁目地区市街地再開発事業」環境影響評価書
▼港区議会：建設常任委員会（2022年2月9日）
北青山三丁目地区の街づくりについて
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