六本木ヒルズから2024年9月14日に撮影した「麻布台ヒルズ」です。住宅メインのタワマンの中では高さ日本一となる「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)が最上階の64階まで達していました。住宅フロアとしての高さ日本一は右側の森JPタワー高層部にある「アマンレジデンス東京」です。この記事では同タワマンの概要や建設状況、地図等を載せています。
麻布台ヒルズレジデンスBについて
外観イメージ[出典：公式HP]
「麻布台ヒルズレジデンスB」は「麻布台ヒルズ」内のタワーマンションで、この完成予想図の右端の棟となっています。規模は地上64階、地下5階、高さ262.82m、敷地面積9,648.39�屐�建築面積6.393.37�屐�延床面積18万5333.17�屐�建築主は森ビル、設計者は森ビル、施工者は三井住友建設で2025年8月25日の竣工予定です。
手前の低層建物群はトーマス・ヘザウィック氏がデザインを担当した「ガーデンプラザA〜D」で、「麻布台ヒルズ」全体の低層部デザインもヘザウィック担当のため統一感のある街並みとなります。
外観イメージ[出典：DBOXCG]
六本木ヒルズ方面から見た「麻布台ヒルズ」全体の完成予想図です。左から「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)、「麻布台ヒルズレジデンスA」(地上53階、高さ237.20m)、「麻布台ヒルズ森JPタワー」(地上64階、高さ325.49m)となっており、レジデンスB以外は既に完成しています。
完成済みのタワーマンションの中では「麻布台ヒルズレジデンスA」が高さ日本一のタワマンとなっていますが、「麻布台ヒルズレジデンスB」が完成するとレジデンスAの高さを抜いて高さ日本一のタワマンとなり、高さ日本1位・2位のタワーマンションが並ぶことになります。
断面図[出典：森ビル]
「麻布台ヒルズ森JPタワー」の主要用途はオフィスで、最上部の54階〜64階が総戸数91戸の「アマンレジデンス 東京」となっており、「麻布台ヒルズレジデンスA」は1階〜13階にホテル「ジャヌ東京」が入る総戸数320戸のタワーマンションとなっています。
「麻布台ヒルズレジデンスB」のフロア構成は地下1階〜2階が商業施設(8店舗)、2階が保育園、3階〜5階が総貸室面積約4,200�屬離好癲璽襯�フィス(基準階面積約1,400��)、そして6階〜64階が総戸数970戸(13階〜18階は168戸のサービスアパートメント)の住宅フロアとなります。住宅フロアだけで見ると「アマンレジデンス 東京」が圧倒的な高さ日本一となりますが、当ブログでは用途の半分以上が住宅の場合にタワーマンションとして扱っているため、レジデンスBを高さ日本一のタワマンとしています。
平面図[出典：森ビル]
「麻布台ヒルズ」全体でみると敷地はT字型となっており、西端に位置する「麻布台ヒルズレジデンスB」は東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅に接続します。東端に位置する低層建物群の「ガーデンプラザA」は東京メトロ日比谷線「神谷町」駅に接続しています。
「麻布台ヒルズ」内の各建物は地下で接続しているため、どの建物も地下通路だけで両駅に行けるようになります。
麻布台ヒルズレジデンス[出典：DBOXCG]
「麻布台ヒルズレジデンスB」低層部の完成予想図です。低層部はトーマス・ヘザウィック氏によるデザインです。
麻布台ヒルズレジデンスB[出典：森ビル]
「麻布台ヒルズレジデンスB」のラウンジと思われる場所の完成予想図です。同タワーマンションのインテリアデザインは6〜30階の専有部が日建スペースデザイン、共有部と31〜64階の専有部がマルコ・コスタンツィ・アーキテクツの担当となっています。
位置図
配置図[出典：森ビル]
「麻布台ヒルズ」は東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅と東京メトロ日比谷線「神谷町」駅間の南側に位置しており、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅と東京メトロ日比谷線「神谷町」駅に接続します。また、各建物は地下で繋がることから、どの建物からも地下だけで両駅に行けるようになります。
建設状況
2024年9月14日に撮影した「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)です。撮影場所は建設地の西側を通る麻布通り・首都高沿いです。
目の前から見上げて撮影。
トーマス・ヘザウィック氏のデザインとなる低層部の一部が見えるようになっていました。
北側から撮影。近くからだと高過ぎて目視で階数を数えるのは無理です。
北東側から撮影。ロシア大使館近くに出られる交差点のため、以前はここに警察官がいたのですが最近は見かけなくなりました。
東側から撮影。この東面の10階と20階の角部屋に階数表示があるので、そこから現在の階数を数えています。
「麻布台ヒルズレジデンスA」(地上53階、高さ237.20m)も入れて撮影。タワーマンションとしては高さ日本1位、2位が並ぶツインタワマンになります。
南側から見た方がツインタワマン感があります。
南西側にある飯倉片町交差点から撮影。高さ100m程度の超高層ビルなら手前の首都高の高架が邪魔になりますが、この規模の高さになると手前に首都高があっても見栄えします。
同じ日に「六本木ヒルズ」のデッキから撮影。
「六本木ヒルズ」の52階にある展望室「東京シティビュー」に移動して東京タワーも入れて撮影。ちなみに屋上スカイデッキは一般営業が終了して行けなくなっています。
「麻布台ヒルズレジデンスB」(地上64階、高さ262.82m)にズーム。右側は「麻布台ヒルズレジデンスA」(地上53階、高さ237.20m)です。
レジデンスBとレジデンスAの最上部にズームです。
レジデンスBにズームです。左側で塔屋部分と思われる鉄骨が組まれて始めていたので、次回訪問時には塔屋の形が見えるようになっているのかもしれません。
同じ日に江戸川区の自宅から撮影。「麻布台ヒルズレジデンスB」の最上階は、森JPタワーの最上部に入る「アマンレジデンス東京」よりも低いようでした。
地図
物件概要
麻布台ヒルズレジデンスBの建築計画のお知らせです。
■物件概要（レジデンスB）■
名称：麻布台ヒルズレジデンスB
仮称：虎ノ門・麻布台地区市街地再開発事業 西棟(B-1街区)
計画名：虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事 B-1街区
所在地：東京都港区麻布台一丁目32番6外
交通：東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅
東京メトロ日比谷線「神谷町」駅
用途：共同住宅（6階〜64階）・事務所（3階〜5階）・店舗・保育所・駐車場等
総戸数：970戸(分譲802戸、サービスアパートメント168戸)
階数：地上64階、地下5階
高さ：262.82m
構造：鉄筋コンクリート造（一部鉄骨造）
基礎工法：直接基礎
敷地面積：9,648.39��
建築面積：6.393.37��
延床面積：185,333.17��
建築主：森ビル
設計者：森ビル
施工者：三井住友建設
工期：2019年10月1日着工〜2025年8月25日竣工予定
出典
▼公式HP：麻布台ヒルズ
https://www.azabudai-hills.com/
▼森ビル：ニュースリリース（2023年8月8日）
「麻布台ヒルズ」2023年11月24日開業
▼森ビル：ニュースリリース（2023年7月3日）
「麻布台ヒルズ A街区・C街区」が竣工
▼DBOXCG：TORANOMON AZABUDAI
https://dboxcg.com/portfolio/azabudai_hills/
▼PCPA（ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ）：Azabudai Hills
https://pcparch.com/work/azabudai-hills
