9月6日に一部先行まちびらきとなった「グラングリーン大阪」です。9月7日、8日に見に行ってきました。「うめきた公園」のサウスパーク全面とノースパークの一部、北館の商業施設、JAM BASS、ホテル「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」がオープンしています。最大の建物となる地上39階、高さ181.50mの南館は11月下旬の竣工、25年春の開業予定となっています。この記事ではグラングリーン大阪の南街区の概要や現況、地図等を載せています。
グラングリーン大阪 南街区について
外観完成予想図[出典：公式HP]
「グラングリーン大阪 南館」は「グラングリーン大阪」の南街区の超大規模複合施設で、規模は地上39階、地下3階、高さ181.50m、敷地面積2万5262.07�屐�建築面積1万6962.08�屐�延床面積31万6140.76�屬箸覆辰討い泙后７�築主は三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社、設計者はうめきた2期区域設計監理業務共同企業体（三菱地所設計、日建設計、大林組、竹中工務店）、施工者はうめきた2期共同企業体（竹中工務店、大林組）で2024年11月下旬竣工、2025年春の開業予定です。
同ビルは地上39階、地下3階、高さ181.50mのパークタワー、地上18階、地下3階、高さ約90mのゲートタワー、地上28階、地下3階、高さ約120mのサウスタワーの3棟構成となっていますが、建築基準法上では1棟扱いとなります。
外観完成予想図[出典：公式HP]
「グラングリーン大阪」全体の完成予想図です。中央の緑地が「うめきた公園」で、左側が南街区、右側が北街区となっています。
2024年9月6日に先行まちびらきが行われ、「うめきた公園」のサウスパーク全面とノースパークの一部、北館の商業施設、JAM BASS、ホテル「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」がオープンしています。
用途配置図[出典：公式HP]
「グラングリーン大阪 南館」のパークタワーは低中層部の6階〜27階が総貸室面積約9万3000�屬離�フィスフロア、高層部の28階〜38階がホテル「ウォルドーフ・アストリア大阪」になります。
ゲートタワーは低層部に商業施設、、5階〜17階が総貸室面積約2万�屬離�フィスフロアとなり、サウスタワーは低層部に商業施設、5階〜28階がホテル「ホテル阪急グランレスパイア大阪」になります。
位置図
位置図[出典：公式HP]
「グラングリーン大阪」はJR「大阪」駅の北西側の梅田貨物駅のコンテナヤード跡地の再開発で、同じエリアでは東海道線支線地下化が行われ、2023年3月18日にJR大阪駅（うめきたエリア）が開業しています。この駅は既存のJR「大阪」駅と改札内連絡通路で接続しているため、「グラングリーン大阪」はJR大阪駅直結となっています。
現況
2024年9月7日、8日にグランフロント大阪 南館から撮影した「グラングリーン大阪 南館」(地上39階、高さ181.50m)です。中央の緑地が「うめきた公園」のサウスパークです。
「うめきた公園」のサウスパークとノースパークを繋ぐ「ひらめきの道」から撮影。サウスパークは全面開業しましたが、この芝生広場は開業4日目となる9月9日(月)からは、芝生の養生のため立入制限されています。
午前7時前に撮影。公園なので人がほとんどいない時間帯でも入れます。
SANAA事務所の設計による大屋根イベントスペースの「ロートハートスクエアうめきた」です。9月6日の撮影時は開業イベントの準備が行われていましたが…
9月7日に行くと「ロートハートスクエアうめきた」でのイベントは終わったようで、大屋根の下に行けるようになっていました。何もないときはこうして開放されるようです。
「ひらめきの道」から撮影した「ロートハートスクエアうめきた」と「グラングリーン大阪 南館」です。
「ロートハートスクエアうめきた」の隙間から「梅田スカイビル」(地上40階、高さ175.295m)が見えました。
「ひらめきの道」の道は大阪駅やルクア大阪と直結する「ゲートランタン」に繋がっています。
「ゲートランタン」には螺旋の道とエスカレーターがあり、地下は2025年春の開業予定となっています。
螺旋の通路部分には柱がないキレイな構造でした。
その「ゲートランタン」前から見上げた「グラングリーン大阪 南館」です。11月下旬の竣工予定ということもあり、建物本体は完成しているように見えました。
サウスパークの水盤越しに撮影。早朝はさすがに人が少なかったのですが…
お昼くらいに再び訪問すると大勢の人で賑わっており、30度を超える暑さだったこともあって水遊びする子供たちも大勢いました。
開業直後のため人が多いのは当たり前ですが、大阪駅直結のためこの賑わいは今後も続くかと思います。ちなみに背後は北街区とグランフロント大阪です。
9月7日の早朝は水盤の噴水が稼働していましたが、9月8日の早朝は噴水は稼働しておらず、水面に反射する周辺の街並みを撮ることができました。
9月7日はテレビ中継も入っていたので早めに動かしてもらっていたのかもしれません。
南館全体を入れたかったのですが、超広角のレンズでも入り切りませんでした。
外周の道路から撮影した＠グラングリーン大阪 南館」です。手前は大阪駅の駅施設で2025年春の開業予定です。
見る角度によっては4つの超高層ビルで構成されているように見えますが、低層部で繋がる1つのビルとなっています。ただ、手前はゲートタワー（地上18階、高さ約90m）、左がサウスタワー（地上26階、高さ約120m）、背後がパークタワー（地上39階、高さ181.50m）と呼ばれています。
パークタワーの高層部はホテル「ウォルドーフ・アストリア大阪」となり、サウスタワーは「ホテル阪急グランレスパイア大阪」になります。
見る角度によってはパークタワーしか見えません。
同じような角度から「梅田スカイビル」の展望室から撮影。「うめきた公園」のサウスパークは広過ぎず、狭過ぎないほど良いサイズだと個人的には思っています。
この高層部がヒルトンの最上級ブランドの「ウォルドーフ・アストリア大阪」となります。
北街区の北館の中高層部に入るホテル「キャノピーby ヒルトン大阪梅田」の12階にある宿泊者専用のフィットネスルームから撮影した南街区です。周辺にある他の超高層ビルにも囲まれた立地となっており、都心のオアシス的な存在になりそうです。
「グラングリーン大阪 南館」にズームです。これだけで超高層ビル群と言えそうですが、建築基準法上では1棟のビル扱いとなります。
「ロートハートスクエアうめきた」と芝生広場にズームです。
こちらのJR大阪駅の駅ビルはデッキ部分が多いので、ここからも「グラングリーン大阪」全体を目で楽しるようになりそうです。
最後は夜のグラングリーン大阪です。
もちろん夜でも多くの人で賑わっていました。大阪の新しい名所になりそうです。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
名称：グラングリーン大阪 南館
事業名：(仮称)うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟
ホテル名：ウォルドーフ・アストリア大阪
ホテル阪急グランレスパイア大阪
所在地：大阪府区大阪市大深町1番39の一部、19番13の一部、19番7の一部
交通：JR各線「大阪」駅
JR東西線「北新地」駅
大阪メトロ四つ橋線「西梅田」駅
大阪メトロ御堂筋線「梅田」駅
大阪メトロ谷町線「東梅田」駅
阪急各線「大阪梅田」駅
阪神本線「大阪梅田」駅
用途：事務所、ホテル、商業施設等
総客室数：252室（ウォルドーフ・アストリア大阪）
482室（ホテル阪急グランレスパイア大阪）
階数：地上39階、地下3階（パークタワー）
地上28階、地下3階（サウスタワー）
地上18階、地下3階（ゲートタワー）
高さ：181.50m（パークタワー）
約120m（サウスタワー）
約90m（ゲートタワー）
構造：S造(一部RC造・SRC造)
敷地面積：25,262.07��
建築面積：16,962.08��
延床面積：316,140.76��
建築主：三菱地所（代表企業）、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社
設計者：うめきた2期区域設計監理業務共同企業体（三菱地所設計、日建設計、大林組、竹中工務店）
施工者：うめきた2期共同企業体（竹中工務店、大林組）
工期：2020年12月上旬着工〜2024年11月下旬竣工予定
出典
▼公式HP：グラングリーン大阪
https://umekita2.jp/
▼スーパーステーション：ニュースリリース（2023年10月23日）
うめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」内に2024年9月オープン「（仮称）ネクストイノベーションミュージアム」の施設名称を「VS.（ヴイエス）」に決定
▼三菱地所：ニュースリリース（2023年9月27日）
「グラングリーン大阪」 先行まちびらき時期を2024年9月に決定！ 〜「うめきた公園」を中心に、まちの魅力を高めるイベント等を計画＆MIDORIパートナー制度を創設〜
▼三菱地所：ニュースリリース（2023年2月16日）
うめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」アップスケールホテルブランドを阪急阪神ホテルズの「ホテル阪急グランレスパイア」に決定、2024年度下期開業
▼三菱地所：ニュースリリース（2021年11月24日）
米ヒルトンの最上級ホテルブランド「ウォルドーフ・アストリア」が関西初進出！ 「うめきた2期地区開発事業」３ホテルのオペレーター決定
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