完成イメージ[出典：建設通信新聞]
白金高輪駅エリアに建設されるタワーマンション「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」(地上39階、高さ約140m)の完成予想図です。東急不動産らによる再開発で現地では既存建物の解体工事が始まっています。この記事では同タワマンの概要や既存建物解体状況（2024年8月17日時点）、地図等を載せています。
白金一丁目西部中地区について
配置図[出典：東京都]
「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」は白金高輪駅の西側に位置するタワーマンションで、規模は地上39階、塔屋2階、地下1階、高さ約140m、敷地面積約1万1126�屐�建築面積約5,100�屐�延床面積約9万7974�屬箸覆辰討い泙后７�築主は白金一丁目西部中地区市街地再開発組合（参加組合員：東急不動産、三井不動産レジデンシャル、大成建設、大成有楽不動産、日本郵政不動産）、特定業務代行者は大成建設で工期は2025年6月着工、2028年度の竣工予定です。
敷地はタワーマンションが建設されるA街区と小規模なB街区に分かれており、A街区の北側には広場が整備される計画となっています。
東西断面図(A地区)[出典：港区]
A地区は地上39階の高層棟と地上14階の中層棟に分かれており、高層棟のフロア構成は1階に店舗、2階に保育園、生活支援施設、駐輪場、そして3階〜39階が住宅フロアで26、27階には共用施設が配置されます。また、38階、39階には約100�屐�140�屬離廛譽潺▲狃燦佑�28戸用意される計画となっています。
中層棟のフロア構成は1階に店舗、2階に駐輪場、そして3階〜14階が住宅フロアで屋上にはスカイガーデンが配置されます。
東西断面図(A地区、B地区)[出典：港区]
B地区には地上4階、高さ約15mの小規模なビルが2棟計画されており、フロア構成はB-1街区が1階に工場、2階に事務所、B-2街区が1〜2階に店舗が配置され、両街区とも3階、4階が住宅フロアとなります。
平面図
平面図[出典：港区]
「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」の平面図です。北側には区画道路が整備され、敷地内には東西に貫く広場が整備されます。また、高層棟の平面は一般的な箱型ではなく平行四辺形となります。
免震ピット平面図[出典：港区]
地下には免震ピット層があるため免震構造になることがわかります。
地下1階平面図[出典：港区]
タワーパーキングも含めて駐車場は地下に設置され、車寄せも地下に配置されます。
1階平面図[出典：港区]
A街区の1階には複数の店舗区画が用意されます。B街区の1階には店舗と工場が配置されます。
2階平面図[出典：港区]
A街区の2階には生活支援施設、保育園、駐輪場が配置され、B街区は店舗と事務所が配置されます。
3階平面図[出典：港区]
A街区もB街区も3階から住宅フロアになります。
4階平面図[出典：港区]
B街区は4階が最上階になります。
15階平面図[出典：港区]
A街区の14階建て中層棟の屋上にはスカイガーデンが配置されます。
26階平面図[出典：港区]
高層棟の26階には共用施設が配置されます。
27階平面図[出典：港区]
共用施設は一部が2層吹き抜けになります。
37階平面図[出典：港区]
37階の南側にかなり広い部屋が1戸用意されていることがわかります。一番広い部屋はプレミアムフロア以外で166�屬箸覆襪燭瓠△海海�その部屋かと思われます。
38階平面図[出典：港区]
38階、39階は3LDKのプレミアムフロアとなります。
39階平面図[出典：港区]
プレミアムフロアは28戸で約100�屐�140�屬旅�さとなります。
R階・PH1階平面図[出典：港区]
屋上階の平面図です。
PH2階平面図[出典：港区]
これらの平面図を見る限りでは、高層棟の屋上には共用施設はないようです。出典に載せた港区のHPに行くと全フロアの平面図を見ることができます。
位置図
位置図[出典：東京都]
建設地は「白金タワー」(地上42階、高さ141.9m)がある「白金アルエシティ」の西側で最寄駅は都営三田線・東京メトロ南北線「白金高輪」駅となります。
敷地北東側の「白金一丁目東部北地区」と書いてある場所には「白金ザ・スカイ（SHIROKANE The SKY）」(地上45階、高さ156.10m)が完成しています。
2020年12月18日にヘリから撮影した白金高輪駅周辺です。赤い網掛けをした場所が「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」(地上39階、高さ約140m)の計画地です。その左隣は「白金タワー」(地上42階、高さ141.9m)でこれとほぼ同じ高さになります。
既存建物解体状況
現地に設置されている解体範囲平面図です。A工区〜D工区に分かれており、C工区以外では既存建物の解体工事が始まっています。
現地に設置されている15棟分の解体工事のお知らせです。工事名称は「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業に伴う既存建物等除去工事」、解体工期は2025年7月31日までとなっています。
こちらは30棟分の解体工事のお知らせです。複数ヵ所に解体工事のお知らせが設置されており、全ては確認していないので他の内容もあるかと思います。
北東側から撮影したA工区です。現地には仮囲いが設置され、既存建物の解体工事が始まっています。この辺りは「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」のB地区で地上4階、高さ約15mの小規模のビルが2棟建設されます。
A工区は東側から既存建物の解体工事が始まっているようでした。
A工区の北西側です。北側の路地の先にある建物は計画地に含まれておらず、この建物の左側には区画道路が整備されます。
南東側から撮影したB工区です。この辺りは「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」のA地区で、14階建て中層棟の建設地になります。
北東側から撮影。
南西側から撮影。B工区は西側から既存建物の解体工事が始まっているようでした。
南東側から撮影したC工区です。この辺りには広場が整備されます。
C工区ではまだ既存建物の解体工事が始まっている様子はありませんでした。
東側から撮影したD工区です。中央の小規模な解体中の建物はB工区で、その背後で解体中の建物が郵政の「白金宿舎」でD工区となっています。
南東側から撮影。この辺りは「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」のA地区で地上39階、高さ約140mのタワマン本体が建設されます。
南西側から撮影。右端に見ているタワーマンションが「白金タワー」(地上42階、高さ141.9m)で、「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」のタワマンはこれとほぼ同じ高さになります。
西側から撮影。街灯の背後に頭が見えているタワーマンションが「白金ザ・スカイ(SHIROKANE The SKY)」(地上45階、高さ156.10m)です。
白金高輪駅周辺のタワマン群の中ではここが西端に位置しています。
解体工事が進むと白金高輪駅周辺のタワマン群を望むことができそうです。
D工区の北側です。この辺りの既存建物はまだ解体される気配はありませんでした。この辺りには区画道路が整備されます。
地図
物件概要（A地区）
事業名：白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業 A地区
住所：東京都港区白金１丁目の一部
交通：東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪」駅
用途：住宅、店舗、子育て支援施設、駐車場
総戸数：973戸
階数：地上39階、塔屋2階、地下1階
高さ：約140m
構造：鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造
耐震性能：免震構造
敷地面積：約11,126��
建築面積：約5,100��
延床面積：約97,974��
建築主：白金一丁目西部中地区市街地再開発組合
参加組合員：東急不動産、三井不動産レジデンシャル、大成建設、大成有楽不動産、日本郵政不動産
特定業務代行者：大成建設
工期：2025年6月着工〜2028年度竣工予定
出典
▼建設通信新聞（2024年2月13日）
※ リンク切れ
▼東京都港区：第一種市街地再開発事業（2024年3月11日更新）
白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業
▼東京都：報道発表（2022年6月23日）
白金一丁目西部中地区市街地再開発組合の設立を認可します
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