イメージパース[出典：東京都]
池袋で計画されている「東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業」(地上32階、高さ約180m)の完成予想図です。住友不動産が参加組合員として参画する再開発で、低層部にはイベントホールや文化体験施設が入るオフィスビルになります。現地では8月14日以降に廃道に伴う道路封鎖のお知らせが掲示されたため、これから既存建物の解体工事が始まることになりそうです。この記事では同再開発の概要や現況（2024年8月3日時点）、地図等を載せています。
東池袋一丁目地区について
イメージパース[出典：東京都]
「東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業」はJR池袋駅の北東側となる山手線内側の再開発で、規模は地上32階、塔屋1階、地下4階、高さ約180m、敷地面積約9,900�屐�建築面積約7,600�屐�延床面積約15万5900�屬箸覆辰討い泙后�
事業者は東池袋一丁目地区市街地再開発組合で住友不動産が参加組合員として参画。工期は2025年2月着工、2028年6月竣工予定となっています。
断面イメージ[出典：東京都]
33階で計画されていた頃の断面図です。フロア構成に大きな変更はなく、地下1〜2階にイベントホール、地上1階にアトリウムやイケバス運行拠点、3階、5階に文化体験施設、6階〜31階がオフィスフロアとなり、最上階の32階には設備室等になります。
断面図[出典：豊島区]
最新の断面図です。オフィスフロアは階高が4.8mあることがわかります。
配置図[出典：東京都]
計画地の西側には約2000�屬旅�場1号(ゲート広場)、南側には約900�屬旅�場2号、東側から北側にかけては約2000�屬旅�場3号(みどりの丘)が整備されます。そして北側にはイケバス運行拠点が配置されます。
イケバス運行拠点の整備イメージ[出典：内閣府]
イケバス運行拠点には乗降場や待機・充電スペース、そして待合所となるラウンジが配置されます。
イメージパース[出典：内閣府]
西側低層部にはゲート広場やアトリウム空間が整備され、低層部に入る文化体験施設ではアニメの作画・編集体験やサブカルチャーの世界に触れる施設が計画されており、地下に整備されるイベントホールでは池袋らしいアート・カルチャー等のイベント誘致に積極的に取り組む方針となっています。運営体制は住友不動産とKADOKAWAの2社が担うことになっています。
イメージパース[出典：内閣府]
ゲート広場は屋根のある空間となり、多様なイベント利用が可能になります。
イメージパース[出典：内閣府]
東側に整備されるみどりの丘の完成予想図です。高低差がある場所で、この下には駐輪場が配置されます。
イメージパース[出典：内閣府]
3階部分に整備される北側のみどりの丘部分です。線路沿いにある池袋駅前公園が再整備され、連続的な「みどりのプロムナード」が創出されます。また、ここの1階部分はイケバス運行拠点となります。
イメージパース[出典：内閣府]
上空から見た「東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図です。この図の右下にJR「池袋」駅があります。
また、完成予想図の中央あたりに描かれている超高層ビルは豊島区庁舎跡地に建設された「ハレザタワー」(地上33階、高さ158.28m)です。
平面図
地下4階平面図[出典：豊島区]
地下3階平面図[出典：豊島区]
地下2階平面図[出典：豊島区]
地下1階平面図[出典：豊島区]
1階平面図[出典：豊島区]
2階平面図[出典：豊島区]
3階平面図[出典：豊島区]
4階平面図[出典：豊島区]
5階平面図[出典：豊島区]
6階平面図[出典：豊島区]
7階平面図[出典：豊島区]
8・9階平面図[出典：豊島区]
基準階(10〜15階)平面図[出典：豊島区]
基準階(16階)平面図[出典：豊島区]
基準階(17階)平面図[出典：豊島区]
基準階(18階)平面図[出典：豊島区]
基準階(19〜23階)平面図[出典：豊島区]
基準階(24階)平面図[出典：豊島区]
基準階(25〜31階)平面図[出典：豊島区]
32階平面図[出典：豊島区]
RFL 平面図[出典：豊島区]
位置図
位置図[出典：東京都]
計画地は池袋駅の北東側で山手線の内側に位置しています。JRの線路を挟んだ北側には高さ約210mの煙突がある「豊島清掃工場」があります。
現況
2024年8月3日にサンシャイン60の展望台から撮影した北側の眺めです。中央の聴講k層ビルが豊島区役所跡地の「ハレザタワー」(地上33階、高さ158.28m)で、その右側の赤い網掛けをした辺りが「東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業」(地上32階、高さ約180m)の計画地です。
「東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業」の計画地にズームです。
計画地には複数の既存建物が建ち並んでいますが、「東池袋一丁目地区市街地再開発事業に伴う道路の廃止及び封鎖についてのお知らせ」が掲示され、8月14日以降に廃道に伴う道路封鎖の予告がなされています。
敷地内を十字に貫く道路が廃道対象のため、街区全体を封鎖して一気に既存建物の解体工事が行われることになりそうです。
同じ日に南東側から撮影した「東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。
南側の道路から撮影。ほとんどの建物が既に退去済みのように見えました。
退去中のビルもありましたが、ほとんどのビルで人の気配はもうありませんでした。
敷地南東側にあった大きめの駐車場は数年前から閉鎖となっています。
駐車場が閉鎖されたときはもうすぐ工事が始まるのかと思ったのですが、そこからこの状態がしばらく続いていました。ただ、道路も封鎖されることになったので、いよいよ本格的に同再開発が動き出すことになりそうです。
西側の道路から撮影。
敷地北西角にある駐車場はまだ稼働していました。
敷地中央にある交差点から撮影。こちらの住友機材ビルは出入口が封鎖され、解体等の作業に関するお知らせが設置されていました。
工事の名称は「東池袋一丁目地区市街地再開発事業に係る既存建物解体工事【�―四У〆爛咼� 外壁】」で、解体工事の元請業者は大成建設、解体工期は8月31日までとなっていました。外壁とのことなので、どこまで解体されるのかは不明です。
左後ろに見えている超高層ビルは「ハレザタワー」(地上33階、高さ158.28m)で、「東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業」(地上32階、高さ約180m)はそれよりも大きな超高層ビルになります。
ここは街区の中心部のため、道路が封鎖されれば来ることはできなくなる場所です。道路封鎖は8月14日以降というだけで、封鎖される日はまだ確定していませんが、次回訪問時にはもうここには入れなくなっているかもしれません。。
この交差点に面した場所にあった駐車場も数年前から閉鎖されています。
東側にあるJRの線路を渡る歩道橋から撮影。
この辺りの既存建物が解体されると景色が随分と変わりそうです。
JRの線路越しに撮影。池袋駅周辺の超高層化はしばらく続きます。
地図
物件概要
■物件概要■
事業名：東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業
所在地：東京都豊島区東池袋一丁目45〜48番
交通：JR各線・東京メトロ各線・東武東上線「池袋」駅
用途：事務所、イベントホール、文化体験施設、駐車場等
階数：地上32階、塔屋1階、地下4階
高さ：約180m
構造：S造、RC造、SRC造
敷地面積：約9,900��
建築面積：約7,600��
延床面積：約155,900��
事業者：東池袋一丁目地区市街地再開発組合
参加組合員：住友不動産(予定)
事業コンサルタント：アール・アイ・エー
基本設計：アール・アイ・エー
設計者：−
施工者：−
工期：2025年2月着工〜2028年6月竣工予定
出典
▼豊島区：まちづくり
市街地再開発事業（東池袋一丁目地区）
▼東京都：市街地再開発事業について
東池袋一丁目
▼東京都：報道発表資料（2022年7月5日）
東池袋一丁目地区市街地再開発組合の設立を認可します
▼第17回 東京都都市再生分科会 配布資料（2020年3月23日）
資料１ 都市再生特別地区（東池袋一丁目地区）都市計画の概要
▼住友不動産：ニュースリリース（2022年7月26日）
東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業 再開発組合設立のお知らせ
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