イメージパース[出典：東京都]
東京メトロ日比谷線「築地」駅直結の再開発「築地二丁目地区第一種市街地再開発事業」(地上21階、高さ約110m)について、東京都は個人施行を7月31日に認可すると発表がありました。施工者は日鉄興和不動産とエヌ・ティ・ティ都市開発で、低層部に商業施設が入るオフィスビルが2026年度着工予定となっています。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
築地二丁目地区について
イメージパース[出典：日鉄興和不動産]
「築地二丁目地区第一種市街地再開発事業」は東京メトロ日比谷線「築地」駅直結となる再開発で、規模は地上21階、地下2階、高さ約110m、敷地面積約5,050�屐�延床面積約5万7300�屐�建築主は日鉄興和不動産とNTT都市開発、設計者は日本設計となっています。
今後は2025年度に権利変換計画認可を経て2026年度本体工事着工、2029年度に竣工予定となっています。
断面イメージ[出典：東京都]
低層部は商業施設が配置され、駅に直結する地下には新大橋通り側から平成通り側へ通り抜けられる歩行者通路も設けられます。そして中高層部は基準階面積500坪超のオフィスフロアになります。
配置図[出典：東京都]
建設地は新大橋通りと平成通りに挟まれた敷地で、新大橋通りの地下にある東京メトロ日比谷線「築地」駅に地下で直結します。
新大橋通り側には駅前広場、平成通り側には大規模交流広場が配置されます。
イメージパース[出典：日鉄興和不動産]
新大橋通り側の駅前広場の完成予想図です。屋根付きの地下鉄の出入り口の上部にはテラスも設けられます。
イメージパース[出典：日鉄興和不動産]
平成通り沿いの広場の完成予想図です。
位置図
位置図[出典：日鉄興和不動産]
計画地は築地本願寺の北側で東京メトロ日比谷線「築地」駅に直結します。徒歩圏には東京メトロ有楽町線「新富町」駅や都営浅草線「東銀座」駅などが点在しています。
築地本願寺の南側には築地場外市場があり、さらに南側には築地市場跡地があります。そこでは5万人規模の屋根付きマルチスタジアムや高級ホテル、オフィス、レジデンス、商業施設などで構成される超大規模再開発が計画されています。
現況
2023年9月30日に新大橋通り沿いから撮影した「築地二丁目地区第一種市街地再開発事業」(地上21階、高さ約110m)の計画地です。新大橋通りに面している計画地内のビルは角地の「アーバンネット築地第1ビル」だけで、隣のピンク色のマンション「グリーンパーク銀座デプレ」は同再開発には含まれていません。
新大橋通り沿いには駅前広場が整備され、ビル本体はそのピンク色のマンション「グリーンパーク銀座デプレ」の背後に配置されます。
平成通り沿いから撮影した「築地二丁目地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。角地のビルは「NTTデータ築地ビル」で同再開発に含まれています。
そしてその隣の「第29興和ビル」も同再開発の敷地に含まれており、新大橋通り側とは違って平成通り側は間口が広がっており、この通り沿いには大規模交流広場が整備されます。
地図
物件概要
事業名：築地二丁目地区第一種市街地再開発事業
所在地：東京都中央区築地二丁目11番の一部
交通：東京メトロ日比谷線「築地」駅直結
東京メトロ有楽町線「新富町」駅
都営浅草線「東銀座」駅
用途：事務所、店舗、駐車場等
階数：地上21階、地下2階
高さ：約110m
敷地面積：約5,050��
建築面積：−
延床面積：約57,300��
建築主：日鉄興和不動産、NTT都市開発
設計者：日本設計
施工者：−
工期：2025年度解体工事着工〜2026年本体工事着工〜2029年竣工予定
出典
▼日鉄興和不動産：ニュース・トピックス （2024年8月1日）
築地二丁目地区第一種市街地再開発事業 施行認可のお知らせ
▼東京都：報道発表 （2024年7月30日）
築地二丁目地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します
▼東京都中央区：築地地区まちづくり協議会（2022年9月1日）
資料1 中央区まちづくり基本条例に基づく区と区民との協議 「築地二丁目地区」
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