完成予想図[出典：川崎市]
東急田園都市線「鷺沼」駅前で計画されている大規模再開発「(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図です。同再開発では地上37階、最高高さ約146mと地上20階、最高高さ約92mのタワーマンションが計画されていましたが、資材費や工事費の高騰の状況を踏まえて地上32階、最高高さ約133mと地上19階、最高高さ約89mと規模縮小されることが発表されています。この完成予想図は規模縮小前の図となっていますが、低層部に入る商業施設や図書館、大ホール、宮前区役所等は変わりありません。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
鷺沼駅前地区について
断面図[出典：川崎市]
「(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」は東急田園都市線「鷺沼（さぎぬま）」駅前の2つの街区に分かれた大規模再開発で、駅前街区の規模は地上32階、地下2階、高さ約133m、最高高さ約133m、敷地面積約1万1170�屐�建築面積約9,440�屐�延床面積約8万4000�屐∨務攻茲竜�模は地上19階、地下2階、高さ約89m、最高高さ約89m、敷地面積3,680�屐�建築面積約3,150�屐�延床面積約2万7000�屐⇔廠攻茲了慊螻�発行為者は鷺沼駅前地区再開発準備組合（東急、JAセレサ川崎、横浜銀行、東急ライフィア、東急プロパティマネジメント）となっています。
今後は2024年度に組合設立認可申請、2025年度に権利変換計画認可申請予定となっており、既存建物解体工事も含む工期は駅前街区が2025年度着工、2031年度竣工、北街区が2032年度着工、2035年度竣工予定となっています。総事業費は880億円が見込まれています。
駅前街区のフロア構成は地下1〜3階に商業施設、3〜5階に図書館や市民館(大ホール)、そして6からがが総戸数約340戸の住宅フロアとなります。北街区のフロア構成は1〜6階が宮前区役所や小ホール、7からが総戸数約110戸の住宅フロアとなります。
同再開発は資材費や工事費の高騰の状況を踏まえて規模縮小となっており、主な変更点は以下のようになっています。
▼駅前街区
階数：地上37階 → 地上32階
高さ：約140m → 約133m
最高高さ：約146m → 約133m
建築面積：約9,150�屐、� 約9,440��
延床面積：約86,000�屐、� 約84,000��
総戸数：380戸 → 約340戸
▼北街区
階数：地上20階 → 地上19階
高さ：約86m → 約89m
最高高さ：約92m → 約89m
延床面積：約29,000�屐、� 約27,000��
総戸数：130戸 → 約110戸
配置図[出典：川崎市]
駅前街区は鷺沼駅と直結し、交通広場や駅前広場も整備されます。道路を挟んだ北側に北街区が配置され、両街区は地下通路とデッキで接続される計画となっています。デッキは駅前街区の3階から北街区の4階に接続し、大ホールと小ホールを繋ぎます。
駅前広場イメージ[出典：川崎市]
駅前広場の完成イメージです。駅前広場は憩いの場となり、イベントにも使いやすい公共スペースとなります。
位置図
案内図[出典：川崎市]
「(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」の計画地は東急田園都市線「鷺沼（さぎぬま）」駅前の商業施設「フレルさぎ沼」などがある一帯となっています。駅前街区と北街区に分かれており、駅前街区は駅直結となります。
現況
2023年5月に撮影した「(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。左下に見えているのが東急田園都市線「鷺沼（さぎぬま）」駅です。この写真中央あたりに周辺エリアでは圧倒的な高さとなる地上32階、高さ約133mのタワーマンションが建設されます。
南西側から撮影した駅前街区にある既存商業施設の「フレルさぎ沼」です。
南東側から撮影した駅前街区です。こちら側には交通広場や商業施設が配置されます。
北側から撮影した既存商業施設の「フレルさぎ沼」です。
鷺沼駅前から撮影。この交通広場も同再開発の敷地に含まれており、再開発後の交通広場は「フレルさぎ沼」がある側へ移動します。
図書館や市民館も入る駅前街区の基壇部は1フロアが大きな建物となりますが、タワマン本体は駅に隣接した場所に配置されます。
駅前街区の建設後に開発が始まる北街区方面です。
北街区には低層部に宮前区役所が入る地上19階、高さ約89mのタワーマンションとなります。
地図
物件概要
駅前街区の建築計画のお知らせです。
■物件概要■
名称：(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物（駅前街区）新築工事
所在地：神奈川県川崎市宮前区鷺沼三丁目1番2外
交通：東急田園都市線「鷺沼」駅 直結
用途：商業、市民会館・図書館（大ホール含む）、都市型住宅、業務、駐車場等
総戸数：約340戸
階数：地上32階、地下2階
高さ：約133m(最高高さ約133m)
構造：鉄筋コンクリート造（一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造）
敷地面積：約11,170��
建築面積：約9,440��
延床面積：約84,000��
建築主：鷺沼駅前地区再開発準備組合（東急、JAセレサ川崎、横浜銀行、東急ライフィア、東急プロパティマネジメント）
設計者：−
施工者：−
工期：2025年度着工〜2031年度竣工予定（既存建物等解体工事を含む）
北街区の建築計画のお知らせです。
■物件概要■
名称：(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業 北街区
所在地：神奈川県川崎市宮前区鷺沼三丁目1番2外
交通：東急田園都市線「鷺沼」駅
用途：区役所、市民館（小ホール)、都市型住宅、駐車場等
総戸数：約110戸
階数：地上19階、地下2階
高さ：約89m(最高高さ約89m)
構造：鉄筋コンクリート造（一部鉄骨造）
敷地面積：約3,680��
建築面積：約3,150��
延床面積：約27,000��
建築主：鷺沼駅前地区再開発準備組合（東急、JAセレサ川崎、横浜銀行、東急ライフィア、東急プロパティマネジメント）
設計者：−
施工者：−
工期：2032年度着工〜2035年度竣工予定（既存建物等解体工事を含む）
出典
▼川崎市：鷺沼駅周辺地区のまちづくり（2024年7月25日）
鷺沼駅前地区再開発事業の進捗状況について
▼川崎市：環境影響評価（環境アセスメント）（2024年4月12日）
（仮称）鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業に係る条例環境影響評価書
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