大井町駅直結の大規模再開発「大井町駅周辺広町地区開発」(地上26階、最高高さ113.37m)の建設地です。2024年6月13日に品川区役所の屋上から撮影しました。JR東日本による超高層オフィスビルと低層部にホテルが入る賃貸タワマンや大規模広場が建設中で、アウトモール型の商業施設も併設されます。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
大井町駅周辺広町地区開発について
開発街区のイメージ[出典：JR東日本]
「大井町駅周辺広町地区開発」は大井町にあったJRの社宅跡地の再開発でオフィス・商業施設・ホテル・賃貸住宅で構成されるA-1地区と、商業施設や大規模広場で構成される低層のA-2地区に分かれています。
A-1地区の規模は地上26階、地下3階、高さ112.58m、最高高さ113.37m、敷地面積2万2338.11�屐�建築面積1万7868.36�屐�延床面積24万8859.36�屐�A-2地区の規模は地上2階、地下2階、高さ11.49m、最高高さ14.14m、敷地面積7,083.19�屐�建築面積2,385.62�屐�延床面積8,755.95�屐⇔消篭茲侶�築主はJR東日本(東日本旅客鉄道)、設計者はJR東日本建築設計、施工者は竹中工務店で2026年4月末日の竣工予定となっています。
開発街区の断面イメージ[出典：JR東日本]
超高層棟となるA-1地区の低層部は商業施設となり、その上に基準階貸室面積約5,000�屬離�フィスビルとホテル・賃貸住宅・ルーフトップバーが入る超高層ビルが2棟（建築基準法上では両棟合わせて1棟扱い）並びます。また、図の左側のA-2地区は商業施設が併設される広場になります。
オフィスはJR東日本ビルディング、商業施設はアトレ、ホテルは日本ホテル、賃貸住宅はジェイアール東日本都市開発が運営します。
配置図[出典：JR東日本]
敷地は東西に長細く、オフィス棟は敷地中央に、賃貸住宅・ホテル棟は「大井町」駅の改札のすぐ近くに配置されJR・東急大井町線・りんかい線「大井町」駅の3路線に直結します。
平面図[出典：JR東日本]
JR京浜東北線「大井町」駅の大井町駅東口駅舎は人工地盤により増設され、同再開発に直結する「広町改札(仮称)」が新設されます。また、既存の駅前コンコースに繋がる「北口(仮称)」も新設され東急大井町線にも直結となります。さらに2階部分ではりんかい線にも接続します。
歩行者ネットワークの整備[出典：JR東日本]
この図の広場��となっている箇所の北側では「品川区新庁舎」が建設予定で、そこと同再開発を経由することで大井町駅から「しながわ中央公園」方面エリアへ抜ける新たな歩行者動線が整備されます。また、東急大井町線の高架下に通路が数か所新設され、歩行者ネットワークが拡大します。
大井町駅東口駅舎(3階)[出典：JR東日本]
同再開発と直結する大井町駅東口駅舎です。ここにJR「大井町」駅の新改札が新設されます。
広場のイメージ[出典：JR東日本]
A-1地区側にには駅直結の広場が整備されます。
広場のイメージ[出典：JR東日本]
その広場と繋がるデッキからはJRの車両基地を望むことができるようになります。
バス・タクシー乗り場(交通広場)[出典：JR東日本]
1階にはバス・タクシー乗り場となる交通広場が整備されます。
アウトモール[出典：JR東日本]
低層部には立体的に繋がるアウトモール型の商業施設が配置され、シネマコンも入る計画となっています。
広場のイメージ[出典：JR東日本]
敷地内には複数の広場が整備され、地域と連携したイベントの開催も計画されています。
オフィスロビー[出典：JR東日本]
オフィスロビーの完成予想図です。
ホテルラウンジ[出典：JR東日本]
ホテルラウンジの完成予想図です。
賃貸住宅エントランス[出典：JR東日本]
賃貸住宅のエントランスは自然光や風を取り入れた空間となります。
賃貸住宅ワークラウンジ[出典：JR東日本]
賃貸住宅の共用施設として眺望が楽しめるワークラウンジが設けられます。
ルーフトップバー[出典：JR東日本]
賃貸住宅・ホテル棟の最上部には車両基地や東京都心を一望できるルーフトップバーが設けられます。
夜景と車両基地[出典：JR東日本]
ホテル・賃貸住宅棟の北側は車両基地となっていることから、この立地を活かした工場見学のイベントなども計画されています。
位置図
位置図[出典：JR東日本]
建設地はJR京浜東北線「大井町」駅の北西側、東急大井町線「大井町」駅の北側で新設する出入口や改札により3階で駅直結となり、りんかい線「大井町」駅とは2階部分で直結となります。北側はJRの車両基地などとなっているため都心側は低層階でも開けた眺望となります。
建設状況
2024年6月13日に品川区役所の屋上から撮影した「大井町駅周辺広町地区開発」(地上26階、最高高さ113.37m)の建設地です。鉄骨が組まれている建物が基準階貸室面積約5,000�屬離�フィス棟です。
少し広角で撮影。右下がA-2地区の広場の建設地となっており、手前はB-1地区で「品川区新庁舎」の建設予定地となっています。
こちらがA-2地区の広場の建設地です。その背後の高架を走行している電車は東急大井町線です。
A-2地区越しに見たA-1地区のオフィス棟です。1フロアがかなり巨大なオフィスビルになります。
東急大井町線の高架下から撮影。高架下から同再開発へ繋がる道が数か所整備されます。
南西側にある品川区役所前交差点から撮影。東急大井町線の高架越しでも巨大なビル本体が見えるようになってきました。
箱型の巨大オフィスビルになります。
南東側の大井町駅前交差点から撮影。同再開発の商業施設にはシネコンも計画されており、人の流れが大きく変わることになるかもしれません。
JR大井町駅から撮影。
手前のタワークレーンがある辺りが低層部にホテルが入る賃貸タワマンの建設地です。
また、大井町駅側では人工地盤が建設中です。
この駅北端が増設され新たな改札口も整備されます。
地図
物件概要
A-2地区の建築計画のお知らせです。超高層ではないので物件概要の記載は省略します。
A-1地区の建築計画のお知らせです。
■物件概要(A-1地区)■
事業名：大井町駅周辺広町地区開発 A-1地区
所在地：東京都品川区広町２丁目372-2ほか
交通：JR京浜東北線「大井町」駅
東急大井町線「大井町」駅
りんかい線「大井町」駅
用途：事務所、ホテル、商業、賃貸住宅、駐車場
総戸数：290戸
総客室数：285室
階数：地上26階、地下3階
高さ：112.58m（最高高さ113.37m）
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
基礎工法：杭基礎
敷地面積：22,338.11��
建築面積：17,868.36��
延床面積：248,859.36��
事業者：東日本旅客鉄道(JR東日本)
設計者：JR東日本建築設計
施工者：竹中工務店
工期：2023年2月着工〜2026年4月末日竣工予定
出典
▼JR東日本：ニュースリリース（2023年3月7日）
大井町駅周辺広町地区開発（仮称）に本格着手します
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