完成イメージ[出典：東京都都市整備局]
飯田橋駅の西口近くで計画されている「富士見二丁目３番地区第一種市街地再開発事業」(地上21階、高さ約130m)の完成イメージです。現在は千代田区役所で富士見二丁目3番地区市街地再開発組合の設立に係る事業計画の縦覧が行われており、その内容を報じた建設通信新聞の記事によると総事業費は448億5400万円で、工期は2026年着工、2029年竣工予定となっています。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
富士見二丁目３番地区について
配置図[出典：東京都都市整備局]
「富士見二丁目３番地区第一種市街地再開発事業」は飯田橋駅の西口前を通る早稲田通りを東側に行った場所に位置しており、超高層ビルが建設されるA敷地と小規模なB敷地に分かれています。
A敷地の規模は地上21階、地下2階、高さ約130m、敷地面積約4,100�屐�建築面積約2,800�屐�延床面積約4万5000�屬箸覆辰討�り、B敷地の規模は地上6階、地下2階、敷地面積約180�屐�建築面積約135�屐�延床面積約1,200�屬箸覆辰討い泙后７�築主は富士見二丁目３番地区市街地再開発準備組合で事業協力者として前田建設工業が参画。工事費は304億2500万円、総事業費は448億5400万円、工期は2026年着工、2029年竣工予定で計画されています。
断面構成イメージ[出典：千代田区]
A敷地は低層部に店舗、公益施設等、中層部にオフィス、そして高層部に住宅が配置される複合施設となり、B敷地は事務所、公共公益施設等が入るビルになります。
早稲田通り沿いのイメージ[出典：千代田区]
早稲田通りに面した低層部の完成イメージです。
大神宮通り沿いのイメージ[出典：千代田区]
早稲田通りから路地に入った大神宮通り沿いの完成イメージです。変形の敷地を活かした広場空間が整備されます。
位置図
計画地はJR総武線「飯田橋」駅の西口の東側で、早稲田通りに面した場所となっています。飯田橋駅にはJRの他に東京メトロ東西線、有楽町線、南北線、都営大江戸線があり、複数路線が利用可能です。
現況
2023年9月に早稲田通り沿いから撮影した「富士見二丁目３番地区第一種市街地再開発事業」(地上21階、高さ約130m)のA敷地側の計画地です。
大神宮通りに面した計画地中央あたりにある富士見二丁目広場です。ここには区の福祉会館、児童館がありましたが現在は広場として暫定利用されています。
中央奥に見えているタワーマンションは「プラウドタワー千代田富士見」(地上38階、高さ129.6m)で、これと同程度の高さとなる超高層ビルが計画されています。
大神宮通りに面したこの辺りに広場空間が整備される計画となっています。
敷地北東側から撮影。この辺りはほとんど歩道もなく狭い路地となっていますが、同再開発で区道拡幅、歩道状空地の整備も行われる見通しとなっています。
北西側から撮影。同再開発の高層部は住宅フロアとなっていますが、断面図からしてそれほど戸数は多くなさそうなため、権利者住宅のみになる可能性がありそうです。
早稲田通り沿いから撮影した小規模なビルが建設されるB敷地の計画地あたりです。
飯田橋駅周辺では他にも再開発が計画されており、ゆっくりと超高層ビル群が拡大していくことになりそうです。
地図
物件概要
事業名：富士見二丁目３番地区第一種市街地再開発事業
所在地：東京都千代田区富士見２丁目地内
交通：JR中央・総武線「飯田橋」駅
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」駅
都営大江戸線「飯田橋」駅
用途：事務所、住宅、地域コミュニティー施設、子育て支援施設（A敷地）
事務所（B敷地）
階数：地上21階、地下2階（A敷地）
地上6階、地下2階（B敷地）
高さ：約130m
構造：S・SRC造
敷地面積：約4,100�屐�A敷地）
約180�屐�B敷地）
建築面積：約2,800�屐�A敷地）
約135�屐�B敷地）
延床面積：約45,000�屐�A敷地）
約1,200�屐�B敷地）
建築主：富士見二丁目３番地区市街地再開発準備組合
事業協力者：前田建設工業
設計者：−
施工者：−
工期：2026年着工〜2029年竣工予定
出典
▼建設通信新聞（2024年6月3日）
飯田橋駅西に4.6万平米施設/工事費は304億、26年着工/富士見二丁目3番地再開発
▼東京都都市整備局：市街地再開発事業
富士見二丁目３番 地区（組合施行）
▼千代田区：都市計画
令和4年度 第1回千代田区都市計画審議会
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