イメージパース[出典：新宿区]
新宿駅直結の大規模開発「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」(地上36階、高さ225m)の完成予想図です。計画地はJR新宿駅南西側、甲州街道沿いにある「バスタ新宿」の西隣で、低層部に店舗、中層部に事務所、高層部にホテル、最上部に展望台が配置される超高層複合施設になります。現地では既存建物の解体工事中で、2024年10月1日着工、2029年3月31日の竣工予定となっています。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況(2024年5月25日時点)、地図等を載せています。
新宿駅西南口地区開発事業について
イメージパース[出典：新宿区]
「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」は新宿駅に直結する甲州街道沿いの再開発で、規模は地上36階、地下5階、高さ225m、敷地面積約6,300�屐�建築面積約6,000�屐�延床面積約15万�屬箸覆辰討い泙后�
建築主は京王電鉄、東日本旅客鉄道（JR東日本）、設計者は新宿プロジェクト共同建て替え南街区等関連業務共同企業体（日建設計、JR東日本建築設計事務所）、施工者は未定で2024年10月1日着工、2029年3月31日の竣工予定となっています。
イメージパース[出典：新宿区]
JR新宿駅の西側で計画されている再開発全体の完成予想図です。左が「小田急百貨店 新宿本店」跡地の再開発「新宿駅西口地区開発計画」(地上48階、高さ258.15m、2029年予定)、中央が京王百貨店やルミネがある場所の再開発「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 北街区」(地上19階、高さ110m、2040年代予定)、そして右が「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」(地上36階、高さ225m、2029年予定)となっています。
中央の北街区の規模は地上19階、地下3階、高さ110m、敷地面積約1万�屐�延床面積約14万1000�屬�2040年代の完成予定となっています。竣工時期がかなり先となっているのは、新宿駅直近土地区画整理事業（事業期間：2021年度〜2046年度）等との調整が必要なためです。
新宿駅西口地区と機能分担[出典：内閣府]
南街区のフロア構成は低層部に店舗、中層部に事務所、高層部にホテル、北街区のフロア構成は低中層部に店舗、高層部にホテルとなっています。北街区のホテルと商業施設の間の高層部には滞留空間となるスカイコリドーが計画されています。
南街区断面図[出典：新宿区]
南街区の断面図です。高層部のセットバックしたフロアからがホテルとなり、最上部には四方を見渡せる展望台の「新宿テラス」が配置されます。
北街区断面図[出典：新宿区]
北街区の断面図です。「京王百貨店 新宿店」と「ルミネ新宿」の建替えで商業施設がメインのビルとなり、高層部にはホテルが配置されます。
配置図[出典：新宿区]
計画地は甲州街道を挟んで北街区と南街区に分かれており、南街区では既存建物の解体工事が行われており先行して建設されます。北街区には「京王百貨店 新宿店」や「ルミネ新宿」があり竣工が2040年代予定となっているだけで着工時期は未定です。
平面図[出典：新宿区]
地下2階と地下1階の平面図です。北街区と南街区は地下2階で接続する計画となっており、南街区の地下2階では都営新宿線と都営大江戸線に直結し、近隣ビル経由でJR新宿駅などにも接続します。
平面図[出典：新宿区]
地上1階と地上2階の平面図です。北街区と南街区は2階に設置されるデッキでも接続します。
平面図[出典：新宿区]
他のフロアの平面図です。北街区は5階と9階で「小田急百貨店 新宿本店」跡地に建設される「新宿駅西口地区開発事業」と接続する計画となっています。
イメージパース[出典：新宿区]
甲州街道の西側から見た低層部の完成イメージです。左が北街区、右が南街区で両棟はデッキで接続されます。
新宿テラス(高層)[出典：新宿区]
最上部に配置される新宿テラスの完成イメージです。屋外、半屋外が連続する四方を見渡せる展望台になります。
イメージパース[出典：新宿区]
北街区側から見た「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」の完成予想図です。北街区は京王百貨店とルミネ新宿がある場所で、2040年代完成予定のためこの景色になるのはまだまだ先になります。
位置図
位置図[出典：新宿区]
計画地はJR「新宿」駅の西側の南北に細長い敷地となっており、甲州街道を挟んだ左が北街区、右が南街区となっています。北街区は京王線「新宿」駅、南街区は都営新宿線(京王新線)・大江戸線の「新宿」駅に直結し、近隣ビルなどを経由してJR「新宿」駅や小田急「新宿」駅などにも繋がります。
2015年1月にセスナから撮影した「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」の計画地です。赤い網掛けが地上36階、高さ225mの超高層ビルが建設される南街区で、青い網掛けが地上19階、高さ110mの超高層ビルが建設される北街区となっています。
既存建物解体状況
2024年5月25日に東側の新宿サザンテラスから撮影した「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」(地上36階、高さ225m)の計画地です。「JR新宿ビル」が解体され敷地の大部分を見渡せるようになりました。
今はこうして新宿サザンテラスから計画地を見下ろすことができますが、恐らく大きな仮囲いが設置されてここからは見られなくなるかと思います。
計画地内には複数の既存ビルがありましたが大部分が解体されています。解体の施工者は大成建設です。
基礎や地下の構造物はまだ解体されていないようなので、解体と建設工事が同時進行することになるかと思います。
甲州街道に架かるミロードデッキに繋がるエスカレーターから見た「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 南街区」の計画地です。
甲州街道沿いから撮影。都営新宿線の出入口(閉鎖済み)があった白い「ミヤコ新宿ビル」もこれから解体されます。
南街区の大部分が渋谷区になりますが、この「ミヤコ新宿ビル」がある辺りだけが新宿区になります。そのため完成後の住居表示は渋谷区になるかと思われます。
敷地北西角の既存ビルは解体され、新宿ではあまり目立たない「新宿マインズタワー」(地上34階、高さ161m)が少し見やすくなりました。
甲州街道沿いの西新宿１丁目交差点から撮影。ここに高さ225mの超高層ビルが建設されます。
西側から撮影。中央奥は「JR新宿ミライナタワー」(地上33階、最高高さ168.16m)で、これよりも60m近く高い超高層複合ビルになります。
南西側から撮影。西新宿の超高層ビル群からは少しだけ離れた場所に位置しているため、西新宿の超高層ビル群を眺めるには絶好の場所になりそうです。
地図(南街区)
物件概要(南街区)
設計工程表[出典：新宿区]
ホテル等建築計画概要です。今回はこの概要版は見当たりませんでした。そろそろ建築計画のお知らせが設置される頃かと思います。
■物件概要（南街区）■
計画名：(仮称)新宿駅西南口地区 南街区共同開発
所在地：東京都新宿区西新宿一丁目27番1他および渋谷区代々木二丁目8番1他
交通：JR・都営・東京メトロ・京王・小田急「新宿」駅
用途：店舗、事務所、宿泊施設、駐車場 等
階数：地上36階、地下5階
高さ：225m
構造：鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：パイルド・ラフト基礎
敷地面積：約6,300��
建築面積：約6,000��
延床面積：約150,000��
建築主：京王電鉄、東日本旅客鉄道（JR東日本）
設計者：新宿プロジェクト共同建て替え南街区等関連業務共同企業体（日建設計、JR東日本建築設計事務所）
施工者：−
工期：2024年10月着工〜2029年3月31日竣工予定
出典
▼新宿区：新宿区景観まちづくり審議会（2022年8月2日）
第75回新宿区景観まちづくり審議会
▼内閣府 国家戦略特区：第22回 東京都都市再生分科会 配布資料（2022年4月7日）
資料１ 都市再生特別地区（新宿駅西南口地区）都市計画（素案）の概要
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