イメージパース[出典：横浜市]
関内駅前の再開発「関内駅前地区第一種市街地再開発事業」(赤枠内)が都市計画決定及び変更が行われたことが横浜市より発表されました。左が北口地区で地上21階、高さ120m以下、中央が港町地区で地上32階、高さ170m以下で両棟とも低層部に商業施設、中層部に業務施設、そして高層部に共同住宅（賃貸）が入ります。右側は旧市庁舎街区の地上33階、高さ169mの超高層ビルで、関内駅前に3棟の超高層ビルが建ち並ぶことになります。この記事では関内駅前地区の概要や現況（2024年5月26日時点）、地図等を載せています。
関内駅前港町地区について
計画平面図[出典：横浜市]
「関内駅前地区第一種市街地再開発事業」はJR関内駅前の再開発で、北口地区と港町地区に分かれています。港町地区の規模は地上32階、塔屋1階、地下2階、高さ約170m以下、敷地面積約7,720�屐�建築面積約5,700�屐�延床面積約9万7200�屐∋�業者は関内駅前港町地区市街地再開発準備組合、事業協力者は三菱地所、スターツコーポレーション、フジタ、ケン・コーポレーション、東急不動産となっており、海側には交通広場が整備されます。
北口地区の規模は地上21階、地下1階、高さ120m以下、敷地面積約2,700�屐�延床面積約3万3700�屐∋�業者は関内駅前北口地区市街地再開発準備組合、事業協力者は三菱地所、スターツコーポレーション、鹿島、フジタとなっています。
両地区の駅側には駅前歩行者空間が整備され、両地区の間には広場と歩行者デッキも整備されます。今後のスケジュールは2024年度に市街地再開発組合設立認可、2025年度に権利変換計画認可を経て解体工事に着手し、2026年度に着工、そして2029年度に工事完了予定となっています。
施設計画図[出典：横浜市]
関内駅前港町地区も低層部が商業施設、中層部が業務施設、そして高層部が90戸程度の賃貸住宅になります。環境影響評価準備書では25階の一部と26階〜32階が共同住宅となっていました。また、同地区にはグローバルシェアキャンパス、ナイトライフ拠点、ミュージアム、スカイラウンジなども設けられます。
関内駅前北口地区は低層部が商業施設、中層部が業務施設、そして高層部が150戸程度の賃貸住宅になります。
位置図
位置図[出典：横浜市]
計画地はJR「関内」駅の目の前で、北側の道路の地下には地下鉄「関内」駅もあります。
東側の旧市庁舎街区では高さ169mの超高層ビルが建設中で、港町地区とは歩行者デッキで接続し、旧市庁舎街区は「横浜スタジアム」とデッキで接続する計画となっているため、北口地区からハマスタまで繋がることになります。
現況
2024年5月26日に関内駅前から撮影した「関内駅前港町地区」方面です。まだ解体工事等はもちろん退去等も行われていないため、再開発がこれから始まるような雰囲気はありませんでした。
ここに地上32階、高さ約170mの高層部に賃貸住宅が入る超高層複合施設が建設されます。隣に建設される高さ120mの北口地区よりも高いフロアが賃貸住宅になります。
反対側の交通広場が整備されるあたりです。
北側から撮影。角地のビルの左側には地下鉄「関内」駅の出入口があるため、同地区は駅直結になるものと思われます。
左端で建設中のビルは歩行者デッキで接続することになる「横浜市旧市庁舎街区活用事業」(地上33階、高さ169m)です。後日、当ブログにて掲載します。
関内駅前から撮影した「関内駅前北口地区」方面です。カラフルなビルは敷地の半分以上を占めるショッピングモールの「セルテ（CERTE）」です。ここの商業施設内の上階は天井がかなり低いです。
西側から撮影。ここに地上21階、高さ約120mの高層部に賃貸住宅が入る超高層複合施設が建設されます。
地図
物件概要
下記物件概要は環境影響評価準備書の内容も含めて記載しています。
■物件概要（港町地区）■
事業名：(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業
所在地：神奈川県横浜市中区尾上町2・3丁目、真砂町2・3丁目、港町2・3丁目
交通：JR根岸線「関内」駅
横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅
用途：業務施設、商業施設、住宅施設、観光・集客施設、交通広場
総戸数：90戸程度(賃貸)
階数：地上32階、塔屋1階、地下2階
高さ：170m以下
敷地面積：約7,720��
建築面積：約5,700��
延床面積：約97,200��
事業主：関内駅前港町地区市街地再開発準備組合
事業協力者：三菱地所、スターツコーポレーション、フジタ、ケン・コーポレーション、東急不動産
設計者：−
施工者：−
工期：2026年度着工〜2029年度竣工予定
■物件概要（北口地区）■
地区名：(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業
所在地：神奈川県横浜市中区真砂町3丁目、港町2・3丁目、蓬莱町1丁目、万代町1丁目
交通：JR根岸線「関内」駅
横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅
用途：業務施設、商業施設、住宅施設
総戸数：150戸程度(賃貸)
階数：地上21階、地下1階
高さ：120m以下
敷地面積：約2,700��
建築面積：約2,100��
延床面積：約33,700��
事業主：関内駅前北口地区市街地再開発準備組合
事業協力者：三菱地所、スターツコーポレーション、鹿島、フジタ
設計者：−
施工者：−
工期：2026年度着工〜2029年度竣工予定
出典
▼横浜市：都市整備局都心活性化推進部都心再生課（2024年5月24日）
関内駅前地区第一種市街地再開発事業等の都市計画決定及び変更を行いました！
▼横浜市：環境アセスメント（2023年7月5日）
（仮称）関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業に係る環境影響評価準備書
▼建設通信新聞（2024年5月27日）
【横浜市、関内駅前を都計決定】25年度から既存解体/新施設9.7万�屬�3.3万��
▼三菱地所：ニュースリリース（2020年10月1日）
関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業 事業協力に関する基本協定書を締結
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