イメージパース[出典：港区議会]
赤坂の薬研坂で計画されているタワーマンション「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業」(地上46階、高さ164.14m)の完成予想図です。参加組合員として野村不動産と日鉄興和不動産が参画する総戸数643戸のタワーマンションで、現地では既存建物の解体工事が始まっており、2025年5日1日に着工する予定となっています。この記事では同タワマンの概要や既存建物解体状況（2024年5月18日時点）、地図等を載せています。
赤坂七丁目2番地区について
断面図[出典：港区]
「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業」は薬研坂と高橋是清翁記念公園に挟まれた高低差のある敷地に建設されるタワーマンションで、規模は地上46階、地下1階、高さ164.14m、敷地面積8,710�屐�建築面積5,220�屐�延床面積8万7839�屐∩躙与�643戸となっています。
建築主は赤坂七丁目２番地区再開発組合、参加組合員は野村不動産と日鉄興和不動産、設計者は清水建設・日本設計 設計共同体、施工者は清水建設で2025年5月1日着工、2028年10月31日の竣工予定です。
断面図[出典：港区]
同再開発はタワーマンションとなる高層棟と事務所や商業施設が入る中層棟に分かれており、高層棟の3階にはSOHOが配置され、共同住宅4〜46階に配置されます。
配置図[出典：港区]
タワーマンション本体は敷地の西側に配置され、東側に低層の事務所などが配置されます。東側がくぼんだ敷地となっていますが、その高低差を解消するエスカレーターやエレベーターが設置されます。
広場2号イメージ[出典：港区]
東側に配置される広場2号の完成予想図です。高低差を解消するエスカレーターとエレベーターが設置されます。
イメージパース[出典：港区議会]
西側にも広場が配置されます。
高橋是清翁記念公園改修イメージ[出典：港区]
その広場1号の西側には「高橋是清翁記念公園」があり、現在は壁のような石塀があって圧迫感がありますが、擁壁改修整備が行われ図のように緩やかな傾斜に生まれ変わります。
平面図
各階平面図 ピット階[出典：港区]
「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業」の平面図です。これは地下のピット階です。
各階平面図 地下1階[出典：港区]
地下1階平面図です。地下1階となりますが東側は低くなっており薬研坂に面しています。東側は見た目的には1階となり店舗が配置されます。
各階平面図 1階[出典：港区]
1階は駐車場への動線が多いフロアになります。
各階平面図 2階[出典：港区]
2階の中層棟側には専修学校が配置されます。
各階平面図 3階[出典：港区]
3階の高層棟側にはSOHO、中層棟側には事務所が配置されます。
各階平面図 4階[出典：港区]
高層棟の4階からが住宅フロアとなります。
各階平面図 5階[出典：港区]
中層棟側は5階までが事務所フロアとなります。
各階平面図 6階[出典：港区]
高層棟は住宅フロアが続きます。
各階平面図 7〜10階[出典：港区]
各階平面図 11〜13階[出典：港区]
各階平面図 14〜16階[出典：港区]
各階平面図 17〜21階[出典：港区]
各階平面図 22〜25階[出典：港区]
各階平面図 26〜28階[出典：港区]
文字が潰れていて読みにくいですが、27階と28階の南側に住宅共用施設が配置されます。
各階平面図 29〜35階[出典：港区]
各階平面図 36〜38階[出典：港区]
各階平面図 39〜42階[出典：港区]
高層階に行くに連れて狭い部屋が減っていきますが、41階から一気に広い部屋だけとなります。
各階平面図 43〜46階[出典：港区]
そして45階と46階はさらに広い部屋となり全部屋が角部屋となります。
総戸数は643戸でその内訳は30〜45�嵬に�の1R・1LDKが46戸、45〜60�嵬に�の1LDKが107戸、60〜80�嵬に�の2LDKが223戸、80〜100�嵬に�の2LDK・3LDKが200戸、100〜130�嵬に�の2LDK・3LDKが55戸、130〜190�嵬に�の3LDKが12戸となっています。
各階平面図 PH1、PH2、R階[出典：港区]
見た感じでは屋上に共用施設はなさそうです。
位置図
位置図[出典：東京都]
計画地は赤坂御用地に面した青山通りから一本中に入った場所で、西側は高橋是清翁記念公園、東側は薬研坂に面しています。北側には既存建物が建ち並んでいますが、それよりも高いフロアの住宅からは赤坂御用地を借景できるタワーマンションになります。
最寄駅は西側にある東京メトロ銀座線・半蔵門線及び都営大江戸線「青山一丁目」駅で、東側にある東京メトロ丸ノ内線・銀座線「赤坂見附」駅、東京メトロ半蔵門線・南北線「永田町」駅や、南東側にある東京メトロ千代田線「赤坂」駅も徒歩圏となっています。
「(仮称)赤坂七丁目2番地区再開発事業」の計画地の空撮です。敷地東側には三角形のタワーマンション「パークコート赤坂 ザ タワー」(地上43階、高さ157.25m)があります。
既存建物解体状況
2024年5月18日に北東側から撮影した「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業」(地上46階、高さ164.14m)の計画地です。
この辺りは高台となっていますが、東側は高台の中でもくぼんだ地形となっており、薬を砕く薬研に似ていることから薬研坂と名付けられています。
※ 参考：薬研坂：港区観光協会
同再開ではその高低差を解消するエスカレーターとエレベーターが設置される計画となっています。
北側の路地を入った場所から撮影。現地では既に既存建物の解体工事が始まっています。
奥に見える左の超高層ビルは「赤坂ガーデンシティ」(地上20階、最高高さ106.37m)で、中央のタワーマンションは「パークコート赤坂ザ・タワー」(地上44階、高さ157.25m)です。
解体工事の施工者は清水建設で、解体工期は2025年5月31日までとなっています。
裏から見た解体中の「赤坂中央マンション」(地上6階、1964年3月竣工)です。
東側から撮影。まだ解体工事に着手していなさそうな建物もありますが、見た感じでは計画地内の全ての建物において退去済みのように見えました。
南東側から撮影。計画地内には小さな建物もあるので、あっという間に姿を消す建物もありそうです。
解体される「赤坂ナショナルコート」(地上6階、1977年9月竣工)です。
解体される「赤坂三生マンション」(地上10階、1970年3月竣工)です。
解体用の足場が組まれているのは「財務省赤坂第二宿舎」(地上4階)です。
西側から撮影。西側は坂の上で、ここからはほぼフラットな道のりで青山一丁目駅まで行くことができます。
北西側から撮影。ここは分譲マンションになるものと思われますが、今のマンション相場を考えると物凄い金額になりそうですね。「三田ガーデンヒルズ」は3割が中国人なんて話も耳にしますが、こういった高額物件は海外の人が多くなりそうですね。ここもそうなるとは限らないですが、自国の人がほとんど手を出せないタワマンはちょっと寂しいものがありますね。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
計画名：赤坂七丁目２番地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
所在地：東京都港区赤坂７丁目2番 他
交通：東京メトロ銀座線・半蔵門線「青山一丁目」駅
都営大江戸線「青山一丁目」駅
東京メトロ丸ノ内線・銀座線「赤坂見附」駅
東京メトロ半蔵門線・南北線「永田町」駅
東京メトロ千代田線「赤坂」駅
用途：共同住宅、事務所、店舗、専修学校
総戸数：643戸
階数：地上46階、地下1階
高さ：164.14m
構造：鉄筋コンクリート造（高層棟）、鉄骨造（中層棟）
基礎工法：場所打ち杭（高層棟）、既成杭（中層棟）
敷地面積：8,710��
建築面積：5,220��
延床面積：87,839��
建築主：赤坂七丁目２番地区再開発組合
参加組合員：野村不動産、日鉄興和不動産
設計者：清水建設・日本設計 設計共同体
施工者：清水建設
工期：2025年5月1日着工〜2028年10月31日竣工予定
出典
▼港区（2023年11月29日更新）
赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業
▼野村不動産：ニュースリリース（2022年7月25日）
「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立のお知らせ
▼東京都：報道発表（2022年6月23日）
赤坂七丁目2番地区市街地再開発組合の設立を認可します
▼港区議会（2022年2月9日）
赤坂七丁目２番地区市街地再開発組合の設立認可申請について
- カテゴリ
- 港区
