八重洲エリアの大規模再開発「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ223.42m)の建設地です。2024年4月29日に撮影しました。建設地は八重洲ブックセンターなどの跡地で、低層部には商業施設やインターナショナルスクール、劇場、中層部にはオフィス、高層部には居住・滞在施設（サービスアパートメント）が入る複合施設になります。この記事では同再開発の概要や建設状況、地図等を載せています。
八重洲二丁目中地区について
完成予想図[出典：東京都環境局]
「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」は東京駅前の八重洲エリアの再開発で、規模は地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ223.42m、敷地面積1万9562.71�屐�建築面積1万5443.58�屐�延床面積38万8561.85�屬箸覆辰討い泙后�
建築主は八重洲二丁目中地区市街地再開発組合（参加組合員：都市再生機構、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産）、設計者と施工者は鹿島建設で2023年12月1日着工、2029年1月31日の竣工予定で、現地では2024年7月31日までの工期で既存建物の解体工事も同時に行われています。
配置計画図[出典：東京都環境局]
建設地の北西側には東京駅、北側には東京ミッドタウン八重洲があり、西側は外堀通りに面しています。
断面図(南北)[出典：東京都環境局]
フロア構成は低層部に商業施設、劇場、中高層部にオフィス、そして最上部に居住・滞在施設（サービスアパートメント）となります。
断面図(東西)[出典：東京都環境局]
地下には「バスターミナル東京八重洲」が整備され、東京駅とは反対となる東側(柳通り側)にはインターナショナルスクールが配置されます。
地下1階平面図[出典：東京都]
図の上が東京駅側となっている地下1階の平面図です。図の右上（北西側）で「八重洲地下街」と「東京ミッドタウン八重洲」に接続することで東京駅まで繋がり、図の下（東側）で「京橋エドグラン」に接続することで京橋駅まで繋がります。
1階平面図[出典：東京都]
1階の平面図です。図に書いてあるISロビーはインターナショナルスクールの出入口で、SAロビーはサービスアパートメントの出入口となっています。
バスターミナル東京八重洲 位置図[出典：京王電鉄バス]
地下2階に整備されるバスターミナルは京王電鉄バスが運営する「バスターミナル東京八重洲」の第3期エリアで2028年度開業予定となっています。
第1期エリアは「東京ミッドタウン八重洲」の地下で2022年9月17日に開業しており、第2期エリアは建設中の「東京駅前八重洲一丁目東B地区」の地下で2025年度開業予定となっています。これら3つのエリア合計で乗降20バース、待機8バースの大規模バスターミナルとなり、周辺の道路等で発着している高速乗合バスが順次移行します。
位置図
位置図[出典：三井不動産]
建設地は東京駅の南東側、「東京ミッドタウン八重洲」の南側で、西側は外堀通り、南側は鍛冶橋通り、東側は柳通りに面してます。地下1階で八重洲地下街に接続することで東京駅まで繋がり、東隣にある「京橋エドグラン」に接続することで東京メトロ銀座線「京橋」駅にも繋がります。
また、この図には描かれていませんが、建設地の南側では「八重洲二丁目南特定街区」(地上39階、高さ約230m)が計画されており、そちらのビルにも地下通路で接続する計画となっています。
建設状況
2024年4月29日に八重洲グランルーフから撮影した「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ223.42m）の建設地です。現在は建設工事と既存建物解体工事が同時進行しています。
東京駅に一番近い側にある「住友不動産八重洲ビル」(地上9階、高さ42.65m)です。もうすぐ地上部の解体工事が終わりそうな段階まできていました。解体の施工者は鹿島建設で、解体工期は2024年7月31日までとなっています。
外堀通りと鍛冶橋通りが交差する鍛冶橋交差点から撮影。左奥は「東京ミッドタウン八重洲」の「八重洲セントラルタワー」(地上45階、高さ238.2m)で、これよりは少しだけ低い超高層ビルになります。
鍛冶橋通り沿いの南東側から撮影。中央は「グラントウキョウ サウスタワー」(地上42階、最高高さ205m)で、それよりも背の高い超高層ビルになります。
北東側から撮影。
既存ビルは37棟ありましたが、もうすぐ地上部の解体工事が全て終わりそうです。
敷地内にズームです。外堀通り沿いには高さ200m超えの超高層ビルが複数建ち並ぶことになります。
地図
物件概要
全体工事工程[出典：東京都環境局]
解体工事を含む工期は68ヵ月で、地上躯体工事が始まるのは39ヵ月目の予定です。
建築計画のお知らせです。施工者が未定から鹿島建設に修正されていました。
■建築計画■
事業名：八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物
所在地：東京都中央区八重洲２丁目4番、5番、6番、7番
交通：JR各線「東京」駅
東京メトロ丸ノ内線「東京」駅
東京メトロ銀座線「京橋」駅
用途：事務所、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場
階数：地上43階、塔屋1階、地下3階
高さ：223.42m
敷地面積：19,562.71��
建築面積：15,443.58��
延床面積：388,561.85��
構造：鉄骨造（一部 鉄骨鉄筋コンクリート造）
基礎工法：直接基礎 一部 杭基礎
建築主：八重洲二丁目中地区市街地再開発組合
参加組合員：都市再生機構、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産
設計者：鹿島建設
施工者：鹿島建設
工期：2023年12月1日着工〜2029年1月31日竣工予定
開業：2028年度予定
出典
▼京王電鉄バス（2022年3月15日）
9月17日（土）開業予定の（仮称）八重洲バスターミナルの名称を「バスターミナル東京八重洲」に決定
▼三井不動産：ニュースリリース（2021年10月26日）
「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立のお知らせ
▼東京都：報道発表資料（2021年10月18日）
八重洲二丁目中地区市街地再開発組合 認可
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