蕨(わらび)駅前で建設中のトリプルタワマン「(仮称)蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業」の建設地です。2024年4月29日に蕨駅から撮影しました。左側は2010年に完成した「シティタワー蕨」(地上30階、高さ99.98m)で、その右側に同じ住友不動産による地上28階、高さ99.66mの板状タワマンのB棟と地上28階、高さ99.78mのA棟が建設中で、A棟はペデストリアンデッキで駅直結となります。この記事では同タワマンの概要や建設状況、地図等を載せています。
蕨駅西口地区について
イメージパース[出典：住友不動産]
「(仮称)蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業」はJR京浜東北線「蕨」駅西口前の再開発で、地上28階、塔屋2階、地下1階、高さ99.78m、最高高さ107.98mのA棟と地上28階、塔屋2階、地下1階、高さ99.66m、最高高さ105.46mのB棟が建設されます。両棟合わせた敷地面積は7,286.79�屐�建築面積は4,361.98�屐�延床面積は5万6119.31�屐∩躙与瑤�415戸、建築主は蕨駅西口地区市街地再開発組合（参加組合員：住友不動産）、設計者はアイテック計画、施工者は前田建設工業で2024年1月着工、2027年7月竣工予定となっています。
この完成予想図は少々古いため最新デザインとは異なるところがあるようですが、形状的には同じ住友不動産による有明のトリプルタワマン「シティタワーズ東京ベイ」を彷彿とさせるデザインとなっています。
配置図[出典：蕨市]
蕨駅の西口前にある駅前広場に面した場所がA棟、JRの線路沿いがB棟となり、B棟前には広場も整備されます。そして右端にある「シティタワー蕨」まで繋がるプロムナードも整備されます。
平面図（蕨駅西口広場）[出典：蕨市]
同再開発では蕨駅西口広場が約4,300�屬�ら約5,069�屬乏班�整備され、周辺の区画街路は幅員6mから12mへ拡幅整備されます。
A棟断面図[出典：蕨市]
A棟の1〜2階は商業業務施設、4〜28階が住宅フロアとなります。
B棟断面図[出典：蕨市]
B棟の1〜2階は商業業務施設、3階は公共公益施設（図書館、行政センター）、5〜28階が住宅フロアとなります。
イメージパース[出典：現地看板]
現地看板を撮影した駅前広場側から見たA棟とB棟の接続部の完成予想図です。両棟は円形の穴が開いたデッキによって接続され、そのデッキは蕨駅に接続します。
イメージパース[出典：現地看板]
「シティタワー蕨」側から見た完成予想図です。B棟前には広場やプロムナードが整備されます。
平面図
地下1階平面図[出典：蕨市]
地下1階ではA棟とB棟は繋がっており、B棟側に駐車場が配置されます。
1階平面図[出典：蕨市]
1階はA棟、B棟共に商業業務施設が配置されます。A棟は小規模な区画が複数設けられ、B棟はキーテナントが入居できるまとまった区画となっています。
2階平面図[出典：蕨市]
2階も商業業務施設が配置され、A棟とB棟は円形の穴が開いたデッキで接続されます。そしてそのデッキは蕨駅に直結にします。
3階平面図[出典：蕨市]
3階はA棟側にはラウンジやテレワークスペースが配置され、B棟側は公共公益施設（図書館、行政センター）が配置されます。
4階平面図[出典：蕨市]
A棟は4階からが住宅フロアとなり、B棟の4階は住宅用の駐輪場が配置されます。
5-24階平面図[出典：蕨市]
B棟は5階からが住宅フロアとなります。
25階平面図[出典：蕨市]
住宅は両棟合わせて415戸で、1LDK（48.09�屐砲�1戸、2LDK（54.17�屐�56.95�屐砲�98戸、3LDK（66.25�屐�159.59�屐砲�315戸、4LDK（84.01�屐砲�1戸となっています。
3LDKの159.59�屬良�屋は1戸だけ用意され、A棟の南西角部屋がその部屋になります。この1戸だけがずば抜けて広く、次に広い部屋は4LDKの84.01�屬良�屋となるため、この1戸は地権者住宅の可能性があります。
26-27階平面図[出典：蕨市]
26階からはまた他のフロアは同じ広さの部屋が配置されます。
28階平面図[出典：蕨市]
そして最上階の28階になると、A棟の南西角の部屋が少し広くなります。
PH1階平面図[出典：蕨市]
屋上です。
PH2階、PHR階、R階平面図[出典：蕨市]
A棟とB棟共に、Rマークとなっているので、ヘリは着陸できないホバーリングスペースとなります。
位置図
位置図[出典：蕨市]
建設地はJR京浜東北線「蕨」駅西口の目の前で、ペデストリアンデッキによって駅直結となる線路に沿った敷地となっています。南側には第1工区として「シティタワー蕨」が2010年に完成しており、同再開発は第2工区扱いとなっています。
建設状況
2024年4月29日に蕨駅から撮影した「(仮称)蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業」の建設地です。
左が2010年に竣工した「シティタワー蕨」(地上30階、高さ99.98m)で、中央が地上28階、高さ99.66mの板状タワマンのB棟、右奥が地上28階、高さ99.78mのA棟の建設地となっています。
B棟は線路沿いに配置され、低層部には商業業務施設と公共公益施設（図書館、行政センター）が配置されます。
A棟は蕨駅前の広場に面した場所に配置され、低層部には商業業務施設が配置されます。
蕨駅の西口に繋がる通路から撮影した「(仮称)蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業」の建設地です。撮影時の作業工程は杭工事となっていました。
南西側から撮影した「(仮称)蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業 A棟」(地上28階、高さ99.78m)の建設地です。
仮囲いの透明部分から撮影したA棟の建設地です。
奥に見えている低層の建物が蕨駅の駅舎です。
南西側から撮影した「(仮称)蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業 B棟」(地上28階、高さ99.66m)の建設地です。
仮囲いの中です。作業工程によるとGWは4月30日だけ作業をして、5月1日〜6日まで連休となっていたので工事は順調に進んでいるようです。
蕨駅のホームから撮影。線路の真横が建設地となっていることがよくわかります。事業計画書を見ると区分所有となっているので分譲されることになりますが、ここはまだ公式HPが見当たりません。見た目はトリプルタワマンになりますが、「シティタワー蕨」が既にあるのでここの名称はどうなるのかは公式HPが開設されてみないとわかりません。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
事業名称：(仮称)蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業
所在地：埼玉県蕨市中央１丁目1番1 他
交通：JR京浜東北線「蕨」駅
用途：住宅施設、商業業務施設、公共公益施設（図書館、行政センター）、駐車場
総戸数：415戸（A・B棟）
階数(A棟)：地上28階、塔屋2階、地下1階
階数(B棟)：地上28階、塔屋2階、地下1階
高さ(A棟)：99.78m（最高高さ107.98m）
高さ(B棟)：99.66m（最高高さ105.46m）
構造：鉄筋コンクリート造（一部鉄骨造）
基礎工法：現場造成杭
敷地面積：7,286.79��
建築面積：4,361.98��
延床面積：56,119.31��
事業者：蕨駅西口地区市街地再開発組合
参加組合員：住友不動産
設計者：アイテック計画
施工者：前田建設工業
工期：2024年1月着工〜2027年7月竣工予定
出典
▼蕨市：蕨駅西口のまちづくり(2024年3月8日変更）
蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業・事業計画書
▼住友不動産：ニュースリリース（2020年9月2日）
地域の歴史と調和し賑わい創出を図る駅前コンパクトシティ「蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業」再開発組合設立
▼蕨市：まちづくり
蕨駅西口のまちづくり
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