渋谷で建設中のオフィスビル「渋谷アクシュ（SHIBUYA AXSH）」(地上23階、高さ122.86m)です。2024年4月20日に撮影しました。1階〜4階に商業施設が入るビルで、隣の「渋谷ヒカリエ」と「渋谷クロスタワー」とはデッキで接続します。この記事では同ビルの概要や建設状況、地図等を載せています。
渋谷アクシュについて
外観完成予想図[出典：公式HP]
「渋谷アクシュ」は「渋谷ヒカリエ」とデッキで接続するオフィスビルで、規模は地上23階、地下4階、高さ122.86m、敷地面積3,461.99�屐�建築面積2,268.41�屐�延床面積4万4511.77�屬箸覆辰討い泙后７�築主は渋谷二丁目17地区市街地再開発組合（参加組合員：東急）、設計者は渋谷二丁目17地区設計共同企業体（東急設計コンサルタント、三菱地所設計、パシフィックコンサルタンツ）、施工者は竹中工務店で2024年5月末日の竣工予定です。
ビル名の「渋谷アクシュ（SHIBUYA AXSH）」の「AXSH」とは青山の「A」、交差を表す「X」、渋谷の「SH」から構成した造語で、青山と渋谷の街をつなぐ場所において、多種多様な人々が交流を誘発する施設という思いが込められています。挨拶や友好のしるしである「握手（アクシュ）」の意味から、異なる人々や文化がこの場所でつながり・交じり合い、そこから新たな価値が生まれていく様子が表現されています。
フロア構成[出典：東急]
フロア構成は1階〜4階が商業施設、5階〜23階が総賃貸面積約2万4950�屐�基準階面積約1,325�屬離�フィスフロアとなります。商業施設の1〜2階は飲食店舗が中心となり、3〜4階は「ウェルネス」をテーマとしたオフィスサポートを資するテナントが入居し、4〜5階には健康診断専門の「総合健診センターヘルチェック」がオープンします。また、23階には一部のテナントが利用可能な屋上スペースが用意されています。
低層部デザイン[出典：東急]
低層部の完成予想図です。青山側からはほぼフラットな道で2階にアクセスできるようになります。
歩行者ネットワークイメージ[出典：東急]
図の上が「渋谷ヒカリエ」、図の右下が「渋谷クロスタワー」で、両棟の中間に位置する「渋谷アクシュ」は両棟にデッキで接続します。建設地は高低差がある場所となっていますが、縦動線や隣接街区と接続するデッキにより高低差を解消し、歩行者動線上に沿って商業店舗を配置することで新たな賑わいの拠点となることを目指しています。
SHIBUスポット[出典：東急]
「渋谷ヒカリエ」側に整備される広場「SHIBUスポット」の完成予想図です。「渋谷ヒカリエ」とは新設する屋根付きのデッキで接続され、その下には広場が整備されます。
AOスポット[出典：東急]
坂の上となる青山側に整備される広場「AOスポット」の完成予想図です。坂道の中腹に位置する立地特性を活かして、段差を使ったベンチや階段において憩いのある空間が整備されます。また、賑わい創出や文化発信の取り組みとして、組合構成員である株式会社NANZUKAがキュレーションを担当するパブリックアート作品が展示される予定となっています。
1-2階アトリウム[出典：東急]
1〜2階を繋ぐアトリウムの完成予想図です。アトリウムには縦動線が整備されることで、周辺エリアとの高低差が解消されフラットなアクセスが実現されます。また、インテリアグリーンを手掛けるSOLSOと協働し、アトリウムの吹き抜け空間には植栽が配置され緑量豊かな空間となります。特に2階天井に配置される「垂直庭園」は、フロアで分断されがちなビル空間を緑で繋ぎ、空間全体の緑視率向上にも繋がります。
3階オフィスエントランス[出典：東急]
3階のオフィスエントランスの完成予想図です。植栽が配置された緑あふれる空間になります。
位置図
位置図[出典：東急]
建設地は「渋谷」駅東側で「渋谷ヒカリエ」と「渋谷クロスタワー」の中間地点となっており両ビルとはデッキで接続します。これにより同ビルからヒカリエ経由で渋谷駅にアクセスできるようになります。
建設状況
2024年4月20日に南側から撮影した「渋谷アクシュ（SHIBUYA AXSH）」(地上23階、高さ122.86m)です。
「渋谷クロスタワー」のデッキから撮影。左から「渋谷スクランブルスクエア」(地上47階、高さ229.705m)、「渋谷ヒカリエ」(地上34階、高さ182.48m)、「渋谷アクシュ（SHIBUYA AXSH）」(地上23階、高さ122.86m)、「渋谷クロスタワー」(地上32階、高さ131m)となっています。
ビルの正面となる南東側から撮影。斜めの線が入ったこのデザインは、渋谷から青山などさまざまな場所の結節点となり交わることで賑わいが生まれる同ビル周辺のネットワークを表現しています。
北東側にある歩道橋から撮影。
北側から見上げて撮影。こちらが坂の上となり、ここからほぼフラットな道のりで2階へアクセスできるようになります。
その2階からはデッキで「渋谷ヒカリエ」に接続します。
「渋谷ヒカリエ」の外にあるエスカレーターを登ってすぐにところにデッキが接続します。
そのデッキの下には広場空間の「SHIBUスポット」になります。
「渋谷ヒカリエ」の南側にある路地から撮影。
「渋谷スクランブルスクエア」の最上部にある展望台「渋谷スカイ」からはほぼ同じ角度で「渋谷アクシュ（SHIBUYA AXSH）」を見下ろすことができます。
広角で撮影。これら超高層ビル群の背後では「(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」(地上41階、高さ約208m)が計画されています。
地図
物件概要
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
名称：渋谷アクシュ（SHIBUYA AXSH）
計画名称：渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事
所在地：東京都渋谷区渋谷二丁目100番
交通：JR山手線・埼京線「渋谷駅」
東急東横線・田園都市線「渋谷」駅
東京メトロ銀座線・副都心線・半蔵門線「渋谷」駅
用途：事務所・店舗・駐車場
階数：地上23階、地下4階
高さ：122.86m
構造：鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎
敷地面積：3,461.99��
建築面積：2,268.41��
延床面積：44,511.77��
建築主：渋谷二丁目17地区市街地再開発組合
参加組合員：塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、太陽生命保険、東急
設計者：渋谷二丁目17地区設計共同企業体（東急設計コンサルタント、三菱地所設計、パシフィックコンサルタンツ）
施工者：竹中工務店
工期：2021年12月1日着工〜2024年5月末日竣工予定
出典
▼公式HP：渋谷アクシュ（SHIBUYA AXSH）
https://www.shibuya-axsh.jp/
▼東急：ニュースリリース（2023年5月30日）
渋谷二丁目１７地区市街地再開発事業
ビル名称を「渋谷アクシュ（ＳＨＩＢＵＹＡ ＡＸＳＨ）」に決定
〜渋谷駅東口エリアに新たな賑わいとウェルネスの拠点が２０２４年度上期に誕生します〜
▼東急：ニュースリリース（2021年11月24日）
「渋谷二丁目１７地区市街地再開発事業」新築工事に着手！
〜渋谷駅東口エリアに２０２４年度上期開業予定〜
▼東京都：報道発表（2019年08月27日）
渋谷二丁目17地区市街地再開発組合の設立を認可します
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